コロワイドグループ4社を比較!利回りや優待の違いについて解説

株式投資をしながらお得に外食を楽しみたい方にとって、コロワイドグループ(コロワイド[7616]アトム[7412]カッパ・クリエイト[7421]大戸屋ホールディングス[2705])の株主優待は非常に魅力的な選択肢です。

これらの企業では、店舗で使える優待ポイントがもらえ、普段の食事代を節約することができます。

しかし、一口に「外食優待がある」と言っても、それぞれの銘柄には最低投資額や優待額、利回り、使えるブランドの違いがあり、自分に合った銘柄を選ぶことが重要です。

本記事では、「少額投資で優待を楽しみたい」「外食コストを最大限抑えたい」「長期的にお得な銘柄を探したい」といったさまざまな投資ニーズに応じて、4社の特徴を詳しく比較!

どの銘柄を選べばいいのか、あなたの投資スタイルに合った最適な選択肢を提案します。

目次

株式情報の比較

まずは、コロワイドグループ4社の株式情報を以下の表で比較します。

5月9日現在

指標項目コロワイド[7616]アトム[7412]カッパ・クリエイト[7421]大戸屋ホールディングス[2705]
株価1,853円658円1,488円5,310円
総合利回り4.59%3.03%4.37%1.68%
配当利回り0.27%0.0%0.34%0.18%
優待利回り4.32%3.03%4.03%1.50%
権利確定月3月・9月3月・9月3月・9月3月・9月
優待最低取得額926,500円(500株)65,800円148,800円531,000円
年間優待額40,000円相当2,000円相当6,000円相当8,000円相当
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総合利回り(配当+優待)を比較すると、最も高いのはコロワイドであり、次いでカッパ・クリエイト、アトム、大戸屋ホールディングスとなっています。

この結果から、配当と優待を総合的に考えた場合、コロワイドが最も投資効率が良いと判断できます。

一方、配当利回りだけを見ると、4社とも非常に低い状態です。

特にアトムは配当がゼロであり優待目的での投資以外には向かないことが分かります。

コロワイドも配当利回りは低いため、優待を活用しない投資家にとっては、あまり魅力的ではないでしょう。

コロワイドグループ各社の株式は配当に期待する銘柄ではなく、優待目的で長期保有することに適した銘柄といえるでしょう。

保有株式数と年間優待ポイントの比較

コロワイドグループ各社について、保有株式数ごとの優待ポイントをまとめました。

保有株式数コロワイド[7616]アトム[7412]カッパ・クリエイト[7421]大戸屋ホールディングス[2705]
100株×(優待なし)2,000ポイント6,000ポイント8,000ポイント
500株40,000ポイント10,000ポイント6,000ポイント40,000ポイント
1,000株40,000ポイント20,000ポイント12,000ポイント40,000ポイント
2,000株40,000ポイント20,000ポイント24,000ポイント40,000ポイント

金額ごとの最適な組み合わせ

目安となる金額ごとに年間優待額がもっとも高くなる組み合わせを紹介します。

株価の変動により優待取得額が変動するため「目安の金額」としています。

5月9日時点計算

目安の金額年間優待額最適な組み合わせ
10万円前後2,000ポイントアトム100株
30万円前後8,000ポイントアトム100株+カッパ・クリエイト100株
50万円前後8,000ポイント大戸屋100株
100万円前後40,000ポイントコロワイド500株
200万円前後60,000ポイントコロワイド500株+アトム1,000株
500万円前後92,000ポイントコロワイド500株+アトム1,000株+カッパ・クリエイト2,000株+大戸屋100株
750万円前後124,000ポイント(最大)コロワイド500株+アトム1,000株+カッパ・クリエイト2,000株+大戸屋500株

株主優待の利用可能ブランド一覧

コロワイド[7616]、アトム[7412]、カッパ・クリエイト[7421]、大戸屋ホールディングス[2705]はコロワイドグループの多数のブランドで優待が利用できます。

しかし「大戸屋ごはん処」「ASIAN CAFE 蓮屋珈琲店」は、大戸屋ホールディングス[2705]の優待でしか使用できません。

ブランド名コロワイド[7616]アトム[7412]カッパ・クリエイト[7421]大戸屋ホールディングス[2705]
甘太郎
いろはにほへと
北海道
やきとりセンター
酒場ヤキセン
ラパウザ
贔屓屋
ウルフギャング・パック
ほのぼの横丁
3・6・5酒場
KITEKI
M.M MARKET&CAFÉ
ステーキ宮
にぎりの徳兵衛
寧々家
カルビ大将
がんこ炎&がんこ亭
かつ時
海へ
暖や
海鮮アトム
鳥の蔵
和牛ステーキ 桜 那須高原店
小さな森珈琲
CANTINA
なぎさ橋珈琲
カフェ&ビヤレストラン 宮
みなとみらい食堂
かっぱ寿司
ジンギスカン羊々亭
アサヒビール園はまなす館
フラムドール
ラ・ラナリータ
スカイルーム
隅田川ブルーイング
バルstyle
Beer&Spice
BeerThirty
朝陽閣
BW STATION
大戸屋ごはん処×××
ASIAN CAFE 蓮屋珈琲店×××

利用不可能なブランド一覧

  • 牛角
  • 温野菜
  • かまどか
  • 土間土間
  • 牛角食べ放題専門店
  • 牛角焼肉食堂
  • とんかつ神楽坂さくら
  • あじフライ神楽坂さくら
  • 酒場トリノ
  • 鮨処「濱」
  • BAR「馬車道」
  • 濱一貫
  • 濱いちもんめ
  • バンノウ水産
  • シルスマリア
  • フレッシュネスバーガー
  • FRESHNESSパン工房
  • 焼肉 飛車角
  • LITORANEO
  • はまやカレー
  • 大戸屋おかず処
  • チーズガーデン
  • クリオロ
  • グリンデルベルグ
  • カフェ&ガーデン しらさぎ邸
  • エヌカカオチョコレート
  • ピュアココトーキョー
  • 時遊館(他社へ譲渡)
  • 海外店舗

まとめ

コロワイドグループの株主優待を比較すると、それぞれの銘柄に特徴があり、一概にどれが最もお得かは投資目的によりますが、総合的な評価をすると「どの株をどの程度保有するか」で得られるメリットが大きく変わることがわかります。

まず、コロワイド[7616]は500株以上の保有が必須ですが、その分年間40,000円相当の優待ポイントを獲得でき、グループ内の幅広いブランドで利用可能です。

これは他の3社と比べても圧倒的な金額であり、外食の頻度が高い人にとっては最もお得な選択肢と言えます。

しかし、500株という最低投資額が大きいため、少額投資を希望する人には向いていません。

アトム[7412]は100株から優待が受けられ、少額投資でもメリットがあるのが大きな強みです。

優待利回りも比較的高く、500株や1,000株と増やすことで、年間10,000円~20,000円分のポイントが得られます。初めての株主優待投資や、少額で分散投資を考えている人には検討の余地がある銘柄です。

2024年5月の株主優待が改悪されていることから、慎重に推移を見守るべき段階といえます。

カッパ・クリエイト[7421]は、100株から優待が受けられ、2,000株保有時には年間12,000円相当の優待ポイントがもらえます。かっぱ寿司を頻繁に利用する人にとっては利便性が高く、特に2,000株を保有すると優待額が倍増する仕組みのため、長期保有することで大きなメリットがあります。しかし、アトムと比較すると優待額の伸びがやや鈍く、1,000株程度であればアトムの方がメリットが大きくなります。

大戸屋ホールディングス[2705]は、100株保有で8,000円分の優待がもらえるものの、投資額が高いため、優待利回りは他の3社と比べると劣ります。

500株以上で優待額が40,000円になるものの、それ以上株を増やしても優待額は増えないため、500株で止めておくのが最適と言えます。

大戸屋を頻繁に利用する人にとっては良い選択肢ですが、純粋に優待のコスパを求めるなら他の3社に軍配が上がります。

総合的に見ると、500株投資ならコロワイド、少額投資ならアトムもしくはカッパ・クリエイト、大戸屋は500株を上限とするのが最適な選択となります。

どれが「お得」かは、投資可能額と優待をどのように活用するかによって大きく変わりますが、外食頻度が高い人にとってはコロワイドの500株が最も魅力的でしょう。

一方で、少額投資で分散したい人はアトムが良く、長期的に優待額を増やしたいならカッパ・クリエイト、そして大戸屋は優待目当ての投資としてはやや見劣りするものの、店舗を頻繁に利用する人には十分価値がある選択肢と言えます。

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