FOOD & LIFE COMPANIES[3563]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

お寿司が好きな方にとって、身近で親しみやすい存在の「スシロー」。

その運営会社であるFOOD & LIFE COMPANIES(フードアンドライフカンパニーズ)[3563]は、全国に店舗を広げるだけでなく、海外展開や新ブランドの開発にも積極的に取り組んでいます。

実際に食事を楽しみながら、企業の成長を応援できるのが株式投資の面白さでもあります。

このページでは、そんなFOOD & LIFE COMPANIESの株価や企業情報、そして魅力的な株主優待の内容まで、長期保有を前提とした投資家の視点でわかりやすくまとめています。

「投資って難しそう…」と思う方でも、身近なお店を通じて楽しく学びながら資産形成を始めるきっかけになるかもしれません。家族で外食をしながら、未来の自分に少しずつ投資してみませんか?

目次

株式情報

FOOD & LIFE COMPANIES[3563]東証P
時価総額
6,984億円

株価 6,116
※更新:2025年5月20日

FOOD & LIFE COMPANIES[3563]10年チャート

10年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
35.8倍7.96倍21.0%19.78%1.03倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
1.0%0.52%0.48%3月、9月611,600円
編集部おすすめ度理由
FOOD & LIFE COMPANIESの株は、外食の楽しさと投資の魅力を両立できる銘柄です。全国にある「スシロー」などで使える実用的な優待があり、長く持つほど特典も増えていきます。企業としても成長性が高く、今後の海外展開にも期待が持てます。日々の生活に寄り添いながら、将来に向けて応援できる長期投資向きの一株です。

会社情報

FOOD & LIFE COMPANIES 本社(引用:日経ビジネス)

FOOD & LIFE COMPANIES(フードアンドライフカンパニーズ)は、大阪府吹田市に本社を置く、回転寿司チェーン「スシロー」を中心とした外食企業グループです。

同社は、1984年に「鯛すし」として創業し、現在では国内外に多数の店舗を展開しています。

2021年には、社名を「スシローグローバルホールディングス」から「FOOD & LIFE COMPANIES」に変更し、多ブランド戦略を強化しています。

同社の主力ブランドである「スシロー」は、全国に655店舗を展開し、回転寿司業界でトップの売上を誇ります。

また、寿司居酒屋「杉玉」は、設立から8年で87店舗に拡大し、急成長を遂げています。

その他にも、テイクアウト寿司の「京樽」や「海鮮三崎港」、回転寿司「みさき・三崎丸」など、多様なブランドを展開しています。

海外展開にも積極的で、韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、中国、マレーシア、インドネシア、アメリカなどに進出し、海外店舗数は200店舗を突破しました。

2025年4月時点でのグループ全体の店舗数は1,155店舗に達しています。

FOOD & LIFE COMPANIESは、品質と価格のバランスを重視し、原価率50%という業界平均を上回る水準で商品を提供しています。

また、デジタル化にも力を入れており、注文用タッチパネルや自動配膳システム「オートウェイター」などを導入し、顧客満足度の向上と業務効率化を図っています。

株主優待情報

株主優待の内容

FOOD & LIFE COMPANIESの株主優待は、回転寿司チェーン「スシロー」や関連店舗で利用できる電子株主優待割引券です。

この優待は、保有株式数と保有期間に応じて年2回(3月末・9月末)贈呈されます。

2024年12月発送分からは、紙の優待券ではなく、スマートフォン等で利用できる電子チケット形式に変更されました。これにより、会計金額に関わらず1円単位での利用が可能となり、利便性が向上しています。

以下に、保有株式数と保有期間に応じた優待内容をまとめます。

保有株式数保有期間3年未満保有期間3年以上
100株以上1,650円分(3枚)2,750円分(5枚)
200株以上2,200円分(4枚)3,300円分(6枚)
400株以上3,300円分(6枚)4,400円分(8枚)
800株以上6,600円分(12枚)7,700円分(14枚)
2,000株以上16,500円分(30枚)17,600円分(32枚)

権利確定日・郵送時期・有効期限

権利確定日優待の発送・付与時期優待の有効期限
3月末6月下旬7月1日〜12月31日
9月末12月下旬翌年1月1日〜6月30日

補足として、2024年12月以降は電子チケット方式に変更されています。

これにより、スマートフォン等で管理・利用できるようになり、1円単位での利用も可能です。

株主優待が利用できるブランド

  • スシロー
  • 鮨・酒・肴 杉玉
  • 海鮮三崎港
  • 京樽
  • すし三崎丸
  • 回転寿司みさき
  • 味燈京樽
  • 寿司割烹 京樽
  • 京樽茶寮
  • とんかつ京樽

優待券は、国内の「スシロー」全店舗、「鮨・酒・肴 杉玉」全店舗、株式会社京樽が運営する全ブランド(一部店舗を除く)で利用可能です。

注意点

お会計金額が1,100円(税込)毎に550円分の優待割引券を使用できます。

他の割引券との併用も可能で、全日営業時間内で使用できます。

FOOD & LIFE COMPANIESの株主優待は、日常的に利用しやすい内容となっており、長期保有による優遇もあるため、長期的な視点での投資を検討する際の魅力の一つと言えるでしょう。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

FOOD & LIFE COMPANIES(フードアンドライフカンパニーズ)の株式は、長期保有を前提とした投資家にとって一定の魅力がある銘柄だと考えられます。

理由はいくつかありますが、まずは事業の安定性と成長性に注目したいところです。

主力ブランドである「スシロー」は、国内の回転寿司市場において圧倒的なシェアを誇っており、知名度・店舗数ともに他社を大きくリードしています。

さらに、居酒屋業態の「杉玉」や、テイクアウト寿司の「京樽」など複数ブランドを展開しており、多角化された収益構造を持っている点は、単一ブランド依存のリスクを下げる要素として評価できます。

国内市場が成熟しつつある一方で、海外出店も積極的に進めており、アジアを中心に200店舗以上を展開。

今後の人口成長が期待できる海外市場において、安定した成長が見込める点も中長期での投資価値を高めています。

財務面では、自己資本比率はやや低めで、外食産業としては借入依存度が高めの水準です。

ただし、これは設備投資や海外展開を積極的に行っている成長段階の企業としては想定内のリスクと捉えることもできます。

ROE(自己資本利益率)は高い水準を維持しており、経営効率が良好であることを示しています。

PERは比較的高めで推移しており、市場からの期待が織り込まれている状態です。これは言い換えれば、投資家が将来の成長性に賭けている銘柄ということでもあります。

価は10年スパンで見ると右肩上がりの成長基調を描いており、2020年以降は一時的な調整局面を挟みながらも長期的なトレンドとしては上昇を続けています。

コロナ禍で外食産業全体が打撃を受けた時期でも、スシローのブランド力とテイクアウト対応力により、大きな業績悪化を避けることができたのは強みです。

配当利回りについてはそれほど高くはなく、インカムゲインよりもキャピタルゲインや優待を重視する投資家向けの銘柄と言えるでしょう。

株主優待にみる分析

FOOD & LIFE COMPANIES(フードアンドライフカンパニーズ)の株主優待は、長期保有を前提とした投資家にとって非常に魅力的な内容になっています。

まず、全国に展開する「スシロー」や「杉玉」、そして「京樽」など、日常的に使いやすい飲食店で利用できるという点が大きなメリットです。

普段の食事に使える優待というのは、生活費の節約にもつながり、実感として「お得さ」を感じやすいです。

また、100株以上の保有から優待を受けられるため、初期投資額はやや高めではありますが、その分ブランドの信頼性や店舗の多さを考えると、十分なリターンが見込めます。

さらに、保有期間が3年以上になると優待額が増える仕組みになっており、これは長く保有するインセンティブとしてよく考えられています。

たとえば、100株を3年以上持っていると、1回あたり2,750円分、年間で5,500円分の優待を受け取れるようになります。

この優待は1円単位で使える電子チケット形式に変わり、従来の紙券よりも使い勝手が良くなりました。

お会計金額に関係なく使えるため、少額の食事でも無駄なく優待を活用できる点は、日常使いを意識する長期保有者には非常にありがたいポイントです。

また、優待が年2回届く点も嬉しく、ちょっとした楽しみや外食のきっかけにもなります。

家族連れで「スシロー」などをよく利用する方にとっては、食事のコストを下げられる実利的な価値があり、優待のあるなしで年間の食費が大きく変わってくる可能性もあります。

さらに、優待が使えるブランドが複数あるため、地域によって使いづらさを感じることも少なく、全国どこに住んでいても利用しやすい優待と言えます。

株主優待は企業からの「ありがとう」の気持ちでもありますが、この銘柄に関しては企業のサービスを実際に体験してもらい、さらに応援してもらいたいという姿勢がはっきりと感じられます。

そうした方針が、株主を大切にしている証拠でもあり、長期保有に対する安心感にもつながります。

このように、FOOD & LIFE COMPANIESの株主優待は「日常の中で役に立つ」「長く持てばさらにお得」という、長期保有派にぴったりの内容になっています。

株主であることが生活の中で実感できる優待の仕組みは、投資を楽しみながら続けたい人にとっては非常に心強いものです。

総合評価

FOOD & LIFE COMPANIES(フードアンドライフカンパニーズ)は、長期保有を前提とした投資スタイルに非常にマッチする銘柄です。

企業としての成長性・財務の健全性・優待の実利性の3点を総合的に考えると、長期保有にふさわしい投資対象だと判断できます。

短期的な値動きを追うのではなく、生活に寄り添いながら企業の成長とともに歩む、そんな投資スタイルを考えている方には特におすすめできる銘柄です。

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