ソフトバンクグループ[9984]は、AIや半導体、通信などの分野に投資する持株会社で、孫正義氏が率いることで知られています。
株価の値動きは大きく、この1年だけでも高値9,074円から安値3,365円まで上下しており、AI関連の期待と警戒が交互に株価を動かしてきました。
株主優待は2019年に廃止されており、現在は実施されていません。
値動きの大きさをふまえつつ、株式情報と配当のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| - | 1.36倍 | 29.0% | 34.28% | 8.88倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 0.25% | 0.25% | - | 3月・9月 | - |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| AI関連投資への期待で値動きが大きく、配当利回りは低め、株主優待もない銘柄です。ROEは高水準ですが、保有株式の評価益など一時的な要因の影響も大きく、そのまま続くとは限りません。自己資本比率は3割弱で、積極的に借り入れをして投資する体質のため、値上がり・値下がりの振れ幅が大きくなりやすい点には注意が必要です。配当や優待を目的にするより、AI・半導体分野の成長に長期で賭けたい人向けの銘柄といえます。 |
株主優待情報
ソフトバンクグループは、2019年3月末時点の株主を対象とした優待を最後に、株主優待制度を廃止しました。
公式発表によると、株主への公平な利益還元のあり方を見直した結果としており、現在、株主優待は実施していません。
株主優待の内容
現在、株主優待は実施していません。
優待のかわりに、配当による株主還元を行っています。
権利確定日と有効期限
優待の制度が無いため、権利確定日や有効期限はありません。
配当の権利確定は、中間配当が9月末、期末配当が3月末の年2回が基準です。
2027年3月期は、中間・期末とも1株あたり5円50銭、年間で11円を予定しています。
会社情報

ソフトバンクグループは1981年に創業し、現在は東京都港区のポートシティ竹芝に本社を置いています。
事業の中心は、AI・半導体・モバイルインターネット・通信などの分野に投資する「投資持株会社」としての活動です。
自社で製品を作るメーカーというより、有望な企業に出資してグループ全体の価値を高めていく会社です。
半導体設計大手のアームや、国内外のAI関連企業への投資で知られています。
2026年3月期からは「AIコンピューティング事業」が新しい事業区分として加わりました。
同期の決算では、保有株式の売却益などもあり、純利益は日本企業として過去最高水準となりました。
創業者であり代表の孫正義氏が、現在も会社の方向性を大きく左右する存在です。
東証プライム市場に上場しており、会社の規模は国内でも有数の大きさです。
投資先の株価や為替の影響を受けやすく、業績・株価ともに変動が大きい点が特徴です。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
ソフトバンクグループは、AI関連の期待と業績の振れ幅の大きさが同居する銘柄です。
この1年の株価は、高値9,074円から安値3,365円まで動いており、値動きの大きさがはっきり出ています。
ROE(自己資本利益率)は34%台と高水準ですが、保有株式の評価益・売却益といった一時的な要因が大きく影響しています。
そのため、この高いROEが毎年続くとは限らない点には注意が必要です。
PER(株価収益率)は、利益の内容が特殊なため目安となる数値が示されておらず、株価の割安・割高を単純に判断しにくい状況です。
自己資本比率は29%ほどで、借り入れを活用しながら投資を行う体質のため、財務の安全性は高いとはいえません。
配当利回りは0.25%程度と低く、配当を目的に持つ銘柄ではありません。
信用倍率は9倍近くあり、値上がりを見込んだ買いが優勢になりやすい状況がうかがえます。
AI・半導体関連の成長に長期で期待したい人には魅力がありますが、値動きの大きさを受け止められる人向けの銘柄です。
株式面のおすすめ度は、安定志向の人よりも、値動きを楽しめる成長株志向の人にとって高めに出ます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
ソフトバンクグループには、現在、株主優待がありません。
2019年に、株主への公平な利益還元を見直す形で優待制度を廃止しており、復活の時期は公表されていません。
そのため、優待をねらって株式を保有するという選択肢は、この銘柄にはあてはまりません。
株主還元は、優待ではなく配当という形に絞られています。
ただし、その配当利回りも0.25%ほどと低めで、配当目的でも物足りなさを感じやすい水準です。
優待も高配当も期待しにくいため、この銘柄を選ぶ理由は、値上がり益やAI関連の成長性に絞られます。
優待目的で銘柄を探している人には、あまり向いていません。
総合評価
株式面では、AI関連の成長期待がある一方、値動きの大きさと財務の積極さには注意が必要な銘柄です。
優待面では、2019年に制度が廃止されており、優待目的の投資には向いていません。
この2つを合わせると、ソフトバンクグループは「優待株」や「高配当株」というより「値動きとAI関連の成長性に賭ける銘柄」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は3/5です。

