KDDI[9433]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

スマホやインターネットがない生活なんて、もう考えられない時代になりましたよね。

そんな私たちの暮らしに欠かせない通信サービスを支えているのが、KDDI(ケイディディアイ)[9433]という会社です。

「au」の名前でおなじみのこの企業は、実は投資の世界でもとても人気のある銘柄なんです。

KDDIは、通信サービスだけでなく、電気や銀行、動画配信など、毎日の生活に役立つサービスをどんどん広げています。

そんな事業の広がりと、安定した経営、そして魅力的な配当や株主優待のおかげで、「長く安心して持てる株」として高く評価されています。

この記事では、KDDIの株価情報や会社の特徴、そして優待制度の内容をわかりやすく紹介しながら、長期投資に向いている理由をくわしく解説していきます。

これから株式投資を始めたい人にもぴったりの内容なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

株式情報

KDDI[9433]東証P
時価総額
2,595億円

株価 2,595
※更新:2025年5月17日

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
13.8倍2.01倍30.4%13.21%1.98倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
3.46%3.08%0.38%3月259,500円
編集部おすすめ度理由
KDDIは、安定した通信事業を土台に、金融やエネルギー、エンタメなど多方面に展開する成長企業です。長期にわたり株価は右肩上がりを維持し、配当も連続増配を続けるなど、株主への還元姿勢も強く安心感があります。優待制度もauサービスと連動して実用性が高く、長期保有で特典がグレードアップする楽しさも。初心者からベテランまで、長く持ちたい人におすすめできる一銘柄です。

株主優待情報

引用:キャニーのちょこっと株主優待Life

KDDIは、2025年度より株主優待制度を変更しました。

これまでのカタログギフト形式から、自社関連サービスの特典を選択できる方式へと移行しています。

優待内容と条件

保有株式数保有期間優待内容(相当額)
100株以上1年以上5年未満自社関連サービスの特典(2,000円相当)
100株以上5年以上自社関連サービスの特典(3,000円相当)

優待を受けるには、保有期間1年以上かつ保有株式数100株以上が必要です。

選択可能な特典の例

株主は以下の特典から1つを選択できます。

  • Pontaポイント:au PAY マーケットや提携店舗で利用可能。
  • au PAY マーケット限定ポイント:「お得なポイント交換所」を利用することで、Pontaポイントを最大1.5倍に増量可能。
  • Relux宿泊クーポン:厳選されたホテル・旅館の予約時に利用可能。
  • menuクーポン:飲食デリバリーサービス「menu」で利用可能。
  • キッザニア優待券:こども向け職業・社会体験施設「キッザニア」の利用券。
  • デジタルサービス特典:auスマートパスプレミアム、auブックパス、TELASAなどのデジタルサービスで利用可能

特典内容は変更される場合があります。最新情報はKDDIの公式ウェブサイトをご確認ください。

株主優待のスケジュール

項目内容
権利確定日毎年3月末(2025年は3月31日)
優待案内の発送毎年6月下旬頃
申込受付期間6月下旬~8月下旬(約2か月間、案内に記載あり)
特典の利用期限各特典により異なる(例:デジタルサービスは申込から30日など)

補足として、発送時期や申込期限はその年によって若干の変動があります。

また、優待特典ごとに利用期限が異なるため、申し込み時に届く案内やメールでの確認が必要です。

会社情報

KDDI 本社(引用:KDDI)

KDDI(ケイディディアイ)は、スマートフォンやインターネットを使うときによく聞く「au(エーユー)」という名前の会社です。

日本全国でスマホや通信サービスを提供している大手企業で、東京都新宿区に本社があります。

もともとは1953年に「国際電信電話株式会社」として始まり、2000年にいくつかの通信会社が合併して、今のKDDIという名前になりました。

KDDIの一番の特徴は、ただの電話会社ではなく、生活に必要なサービスをいろいろとまとめて提供しているところです。スマートフォンやインターネット回線だけでなく、電気や銀行、証券、動画配信、電子マネーなど、毎日の暮らしに関わるサービスを一つのブランドでまとめて使えるようにしています。

たとえば、「auひかり」ではおうちで使うインターネットを、「auでんき」では家庭用の電気を、「au PAY」ではスマホ決済を、「auじぶん銀行」ではお金のやりとりをスマホで簡単にできるサービスを提供しています。

「TELASA(テラサ)」という動画配信サービスでは、映画やドラマも見られます。

また、スマホのプランも幅広く、一般的な「au」だけでなく、「UQ mobile(ユーキューモバイル)」という格安ブランドや、「povo(ポヴォ)」というネット専用のプランも用意しており、自分の使い方に合った選び方ができるようになっています。

さらに、KDDIは法人向けのサービスも手がけています。たとえば、会社で使うクラウドサービスや、工場などで使われるIoT(モノのインターネット)などもサポートしています。

最近では、5GやAIを活用した新しい技術の導入にも力を入れており、通信の枠をこえて社会全体の便利さを支える存在になりつつあります。

このように、KDDIは「スマホの会社」というだけでなく、生活のいろんな場面を支える「ライフデザイン企業」として、通信から金融、エネルギー、エンタメまで幅広く事業を広げている企業です。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

KDDIは、長期的な安定成長を続けている、日本有数の通信企業です。

通信インフラという生活に欠かせない事業を行っているため、どんな時代でも一定の需要があり、安定した収益が期待できます。

スマホやインターネットを使わない生活は、もはや考えにくいですよね。

だからこそ、景気に左右されにくく、長期で保有しやすいのがKDDIの魅力です。

実際に、30年チャートを見ると、その成長ぶりがはっきりとわかります。

1990年代はやや株価の上下が激しかったものの、2006年頃からは緩やかに上昇し、2013年以降は右肩上がりで安定した成長トレンドを描いています。

直近10年では、株価が約2倍以上に成長しており、長期投資家にとって非常に魅力的な値動きといえるでしょう。

こうした株価の成長を支えているのが、KDDIの堅実な経営です。

自己資本比率も比較的高く、ROE(自己資本利益率)も高水準を維持しています。

利益を出す力が強く、会社の経営基盤がしっかりしていることを表しています。

また、PERPBRといった株価の割安・割高をはかる指標も、同業他社と比べてバランスが取れており、過剰に買われすぎてもいなければ、安すぎて見放されているということもありません。

特にKDDIのような安定配当を出す企業は、短期的な価格変動ではなく、継続的な利益と配当を期待して保有する投資家が多く、安定した需給バランスが保たれやすい傾向にあります。

配当利回りも高めで、銀行預金の利息と比べると圧倒的に高い水準です。

それに加え、KDDIは「連続増配銘柄」としても知られており、過去20年以上減配したことがありません。

つまり、毎年コツコツと配当が増えていくことが期待できる銘柄で、インカムゲイン(配当収入)を重視する投資家にとって非常に安心感のある存在です。

さらにKDDIは、通信だけでなく、金融(auじぶん銀行・auカブコム証券)、エネルギー(auでんき)、エンタメ(TELASA)、決済(au PAY)など、生活に密着したサービスを幅広く展開しています。

通信収入に頼らず、いくつもの収益源を持っているため、業績が一つの事業に左右されにくく、リスク分散ができているのもポイントです。

総合的に見ると、KDDIは短期的に大きく値上がりするような「爆発力のある銘柄」ではありませんが、長期的にじっくり育てるのに適した「堅実な成長株」といえます。

日々の株価の上下に一喜一憂せず、毎年の配当を受け取りながら、じわじわと株価が成長していくのを楽しむような投資スタイルに向いています。

今回の30年チャートと現在の経営状況をふまえると、KDDIの投資評価は5点満点中4点といえるでしょう。

今後も5G、IoT、AIといった新しい技術への対応が進めば、さらに安定成長が期待されます。

株主優待にみる分析

KDDIの株主優待は、「自社サービスに特化した特典がもらえる」という点で、他の企業の優待とは少し違った魅力があります。

以前は全国の名産品などを選べるカタログギフト形式でしたが、2025年からは内容が見直され、より「KDDIらしい」自社関連の特典を受けられるようになりました。

まず、もらえる優待の金額は保有年数によって変わります。

KDDIの株を1年以上持っている人には、2,000円相当の自社サービス特典がもらえます。

そして、5年以上ずっと株を持ち続けていると、その内容がグレードアップして、3,000円相当の特典が受け取れるようになります。

このような優待は、単なる「物品のプレゼント」ではなく、KDDIのサービスをより深く使ってもらうきっかけにもなります。

投資家としても、自分が応援している企業のサービスを体験することで、その会社をもっと身近に感じることができますし、事業の魅力を実感することにもつながります。

そういう意味でも、KDDIの優待制度は「ただのおまけ」ではなく、「企業とのつながりを深めるツール」として機能しているといえるでしょう。

また、毎年3月の権利確定日に100株以上持っていれば優待がもらえるというシンプルな仕組みなので、初心者の方でもわかりやすいです。そして、申込みも簡単で、6月末頃に届く案内にしたがってインターネットやハガキで申し込めば、後日特典が受け取れるという流れです。

さらに、長期保有することで特典内容がランクアップするという制度は、株価の短期的な上がり下がりにとらわれずに、落ち着いて保有を続けるモチベーションにもなります。

これは長期投資を前提とした株主にとって、大きなメリットです。長く持っていれば、年に一度お得な優待がレベルアップしていく。

そんな楽しみ方ができるのも、KDDI株の魅力といえるでしょう。

もちろん、優待内容は年によって変わる可能性もありますが、生活に関わる幅広い分野の特典がそろっているため、「使い道がない」という心配はほとんどありません。

特にスマホをよく使う方、auのサービスに親しみがある方にとっては、かなり実用的で価値のある優待だといえます。

総合的に見て、KDDIの優待制度は「実用的で継続性があり、長期保有者にやさしい」構成となっており、株主にしっかりと寄り添っている印象があります。

普段の生活でお得を感じながら、その企業の成長も一緒に応援できる――そんな株主優待を提供しているKDDIは、優待目的で長く持ちたい銘柄として高く評価できます。

総合評価

KDDIは「短期間で大きく儲けたい人」よりも、「長くコツコツ持って、配当と優待を楽しみたい人」に向いています。

実際、リスクをおさえながら安定収入を得たい人や、生活に役立つサービスを日々使っている人にとっては、非常に相性の良い銘柄といえるでしょう。

評価としては、株価の成長力、安定した配当、そして実用的な優待という3点を兼ね備えており、長期投資に向く株としては高得点です。

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