豊トラスティ証券[8747]は、商品先物取引やくりっく365などの証拠金取引、金地金の販売を手がける証券会社です。
1957年に「豊商事」として福岡市で設立され、2020年に現在の社名に変わった、60年以上の歴史を持つ会社です。
直近の決算では利益が大きく伸び、配当も前の期の86円から210円へと大きく増えました。
株主優待はありませんが、配当を中心に投資したい人に向けて、株式情報のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 3.0倍 | 0.73倍 | 6.3% | 27.7% | - |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 8.96% | 8.96% | - | 3月・9月 | - |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 株主優待はありませんが、直近の増益で配当が大きく増え、配当利回りは非常に高い水準です。PERは3倍程度、PBRも1倍を下回っており、株価指標だけを見ると割安に見えます。一方で自己資本比率は6.3%と低く、業績は商品市況や為替の変動に左右されやすい面があります。増えた配当が今後も続くかは会社からの正式な発表を待つ必要があるため、高配当のうまみと業績変動のリスクを両方理解したうえで検討したい銘柄です。 |
株主優待情報
豊トラスティ証券は、現在、株主優待を実施していません。
配当の権利が確定するのは、毎年3月末(期末)と9月末(中間)の年2回です。
2026年3月期の年間配当は210円で、前の期の86円から大きく増えました。
配当性向は27.0%で、利益に対してまだ余裕を持った配当水準になっています。
ただし、今期(2027年3月期)の配当予想はまだ発表されていないため、同じ水準が続くとは限りません。
会社情報

豊トラスティ証券は1957年に「豊商事」として福岡市で設立され、2020年に現在の社名へ変わった会社です。
事業の中心は、商品先物取引や取引所為替証拠金取引「くりっく365」、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」などの証拠金取引です。
金地金の現物販売も手がけており、対面営業を軸にお客様一人ひとりに合わせたサポートを強みにしています。
直近は市場の値動きが大きかったことを追い風に、自己売買や委託取引の収益が伸び、利益が大きく増えました。
1株当たり利益は前の期の343.86円から779.11円へとほぼ倍増し、増配にもつながっています。
本社は東京都中央区日本橋にあり、東証スタンダード市場に上場しています。
全国に本店を含め11の拠点を持ち、証券・商品先物業界の中堅企業として長く営業を続けています。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
豊トラスティ証券は、直近の決算で利益が大きく伸び、配当利回りが非常に高くなっている銘柄です。
30年チャートで見ると、長く低い水準で推移してきましたが、ここ1〜2年で株価が大きく切り上がっています。
PER(株価収益率)は3倍程度と市場平均に比べてかなり低く、株価指標だけを見ると割安に見えます。
PBR(株価純資産倍率)も1倍を下回っており、会社が持つ純資産に対して株価が安い水準です。
ROE(自己資本利益率)は27.7%と高く、株主のお金を効率よく利益に変えられています。
一方で自己資本比率は6.3%と低めで、証券・商品先物業という業種特性もありますが、財務の余裕は大きくありません。
配当は前の期の86円から210円へと大幅に増配され、配当利回りは9%近い水準まで上がっています。
ただし、この増益・増配は市場の値動きが大きかったことに支えられた面もあり、今期の配当予想はまだ発表されていません。
高い配当利回りに魅力がある一方、業績や配当の変動リスクも合わせて考える必要がある銘柄です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
豊トラスティ証券には、株主優待の制度がありません。
優待品やクーポンなどを受け取りたい人にとっては、物足りなさを感じる銘柄です。
その分、会社は利益を配当として株主に還元する方針をとっており、直近の増配にもそれが表れています。
優待株としてではなく、配当を目的とした投資先として見るのが向いている銘柄です。
総合評価
株式面では、PER・PBRが低く配当利回りも高い一方、自己資本比率の低さや業績の変動リスクには注意が必要です。
優待面では、株主優待の制度自体がなく、優待目的の投資には向いていません。
この2つを合わせると、豊トラスティ証券は「優待株」ではなく「高配当株」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は3.5/5です。

