第一三共[4568]は、がんや感染症などの新薬を開発・製造・販売する、国内トップクラスの製薬会社です。
2005年に三共と第一製薬が経営統合して誕生し、抗がん剤「エンハーツ」などの新薬を世界中に届けています。
株主優待の制度はありませんが、配当利回りは市場平均より高めで、配当を重視する投資家から注目されています。
配当を受け取りながら長期で持ちたい人に向けて、株式情報のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 19.9倍 | 2.85倍 | 42.1% | 16.9% | 22.84倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3.63% | 3.63% | - | 3月・9月 | - |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 株主優待はありませんが、配当利回りは市場平均より高く、ROEも高水準の優良な配当株です。抗がん剤「エンハーツ」など世界で評価される新薬を持ち、海外売上の伸びも続いています。株価はすでに大きく上がった場面もあるため、短期の値動きよりも、配当を受け取りながら長期で保有する人に向く銘柄です。 |
株主優待情報
第一三共は、現在、株主優待は実施していません。
そのかわり、配当を手厚くすることで株主に利益を還元する方針をとっています。
会社情報
第一三共は2005年、三共と第一製薬という2つの大手製薬会社が経営統合して誕生しました。
事業の中心は、新薬の研究開発・製造・販売を行う「医療用医薬品事業」です。
とくに力を入れているのが、がん治療薬と循環器・感染症領域の薬です。
抗がん剤「エンハーツ」は、英アストラゼネカと共同で世界中に展開し、高い評価を受けています。
抗凝固薬「リクシアナ」なども主力製品として、国内外で広く使われています。
世界32カ国・地域で事業を展開し、従業員数は2万人を超えるグローバル企業です。
海外売上の比率が高く、新薬の成功が業績を大きく押し上げる構造になっています。
本社は東京都中央区日本橋にあり、東証プライム市場に上場しています。
会社の規模は国内製薬業界でも最大級で、財務の土台もしっかりしているタイプです。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
第一三共は、世界的な新薬を武器に、業績を大きく伸ばしてきた製薬大手です。
抗がん剤「エンハーツ」の海外展開が進み、売上・利益の伸びにつながっています。
ROE(自己資本利益率)は16%台と高く、株主のお金を効率よく利益に変えられています。
PER(株価収益率)は20倍前後で、新薬への期待も含めて評価されている水準です。
自己資本比率は40%台で、財務の安全性は標準的な水準といえます。
配当利回りは3%台後半と、市場平均より高めの水準です。
新薬の開発や承認の状況によって株価が大きく動くこともあるため、短期では値動きに注意が必要です。
ただ、世界的に評価の高い新薬を持つという長期の強みがあるため、長く保有する人に向く銘柄です。
株式面のおすすめ度は、配当を受け取りながら長期で持ちたい人にとっては高めに出ます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
第一三共は、株主優待を実施していない銘柄です。
そのため、優待品やクーポンといった「モノ」での還元は受け取れません。
一方で、配当利回りは市場平均より高めに設定されており、現金での還元は手厚いタイプです。
優待を楽しみたい人には物足りませんが、配当を重視する人にとっては魅力のある銘柄です。
まとめると、第一三共は「優待株」ではなく「配当・成長株」として評価するのが現実的です。
総合評価
株式面では、世界的な新薬を武器に、配当と成長性のそろった魅力的な銘柄です。
優待面では、制度自体がないため、優待目的の投資には向いていません。
この2つを合わせると、第一三共は「配当・成長株」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は3.5/5です。

