ハウス食品グループ本社[2810]は、カレールーやスパイスでおなじみのハウス食品グループの持株会社です。
自己資本比率は67%と高く、財務の土台がしっかりした、食品業界らしい安定感のある銘柄です。
株主優待は、わずか100株からグループ製品の詰合せなどを選べる、少額から始めやすい仕組みです。
配当の増加も見込まれているため、株式情報と優待のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 23.0倍 | 1.36倍 | 67.0% | 2.5% | 1.22倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 2.70% | 2.25% | 0.45% | 3月・9月 | 445,000円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 優待は100株(約44万円)から受け取れる手軽さが魅力ですが、優待の金額自体は小さめです。自己資本比率は67%と高く、財務の安定感は食品業界の中でも際立っています。2026年3月期は米国事業の減損でROEが一時的に落ち込みましたが、配当は増配が見込まれ、配当性向も5割台とバランスの取れた水準です。優待よりも、安定した配当を長く受け取りたい人に向く銘柄です。 |
株主優待情報
ハウス食品グループ本社の株主優待は、100株以上を6か月以上継続して保有する株主が、グループ製品の詰合せなどを受け取れる仕組みです。
| 保有株数 | 優待内容(1回あたり・年2回) |
| 100株以上200株未満 | グループ製品の詰合せ または 寄付から選択(1,000円相当) |
| 200株以上1,000株未満 | グループ製品の詰合せ または 寄付から選択(2,000円相当) |
| 1,000株以上 | グループ製品の詰合せ または 寄付から選択(3,000円相当) |
株主優待の内容
100株以上を持つ株主は、自社グループ製品の詰合せか、寄付かを選べます。
詰合せは、カレーやレトルト食品など、ハウス食品グループならではの商品が中心です。
寄付を選んだ場合は、認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」に優待相当額が贈られます。
優待の金額は、保有株数に応じて100株なら1,000円相当、200株なら2,000円相当、1,000株なら3,000円相当と、1回あたりの金額が決まっています。
この優待は年2回(3月分・9月分)届くため、年間で見るとこの2倍の金額相当を受け取れる計算です。
ただし優待を受け取るには、同じ株主番号で2回以上連続して、基準日に100株以上を保有している必要があります。
権利確定日と有効期限
株主優待の権利が確定するのは、毎年3月末と9月末の年2回です。
2026年の直近では、9月の権利付き最終日は9月28日でした。
優待の案内は、3月分が6月ごろ、9月分が12月ごろに順次発送される予定です。
有効期限は公式情報に記載がないため、届いたら早めに利用するのがおすすめです。
なお、配当の権利確定日も優待と同じ、3月末と9月末が基準です。
会社情報
ハウス食品グループ本社は、1913年創業、1947年設立の、100年以上の歴史を持つ食品グループの持株会社です。
事業の中心は、カレールーやスパイスなどを手がける「香辛・調味加工食品事業」です。
このほか、ハウスウェルネスフーズによる健康食品事業や、カレーハウスCoCo壱番屋を展開する壱番屋による外食事業も手がけています。
2013年に持株会社体制に移行し、現在の社名に変わりました。
2026年3月期は、米国事業ののれんなどの減損損失が利益を押し下げ、純利益は前期比で大きく減りました。
一方で、本業のもうけを示す経常利益は195億円と、大きな崩れはありませんでした。
2027年3月期は、経常利益・純利益ともに回復を見込んだ計画になっています。
本社は大阪府東大阪市と東京都千代田区にあり、東証プライム市場に上場しています。
自己資本比率は67%と高く、財務の安定感は食品業界の中でも際立っています。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
ハウス食品グループ本社は、高い財務の安定感と増配傾向が魅力の、ディフェンシブな食品銘柄です。
自己資本比率は67%と非常に高く、財務面での安心感は大きい会社です。
2026年3月期は、米国事業の減損損失という一時的な要因でROEが2.5%まで落ち込みました。
本業のもうけを示す経常利益は195億円と、減損の影響を受けにくい形で踏みとどまっています。
PER(株価収益率)は23倍前後と、食品セクターの中では平均的からやや高めの水準です。
配当は、2026年3月期の70円から2027年3月期は100円へと、大きな増配が見込まれています。
配当性向も5割程度と、無理のない範囲で株主還元を続けているのが分かります。
一時的な減益はあったものの、カレーやスパイスという生活に根ざした事業は底堅く、長期では業績の安定が期待しやすい銘柄です。
株式面のおすすめ度は、値上がり益よりも、安定した配当を長く受け取りたい人にとって高めに出ます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
ハウス食品グループ本社の優待は、100株という少額から受け取れる手軽さが特徴です。
最低投資額はおよそ44万円からで、単元株だけでも優待の対象になります。
優待の中身は、グループ製品の詰合せか、こども食堂支援への寄付かを選べる仕組みです。
ただし、100株での優待金額は年間2,000円相当と、金額自体は大きくありません。
優待利回りで見ても0.45%ほどで、優待だけを目当てに投資するほどの魅力はありません。
一方で、普段からカレーやレトルト食品をよく使う家庭にとっては、うれしいおまけになります。
寄付を選べる点も、社会貢献に関心がある株主には選択肢として魅力的です。
まとめると、ハウス食品グループ本社の優待は「少額から気軽に受け取りたい人」には向く一方、優待の金額だけを重視する人には物足りなく感じられるかもしれません。
優待よりも、配当と財務の安定性を軸に見るのが現実的です。
総合評価
株式面では、高い自己資本比率と増配傾向を持つ、安定感のある銘柄です。
優待面では、100株から受け取れる手軽さはありますが、金額は小さめです。
この2つを合わせると、ハウス食品グループ本社は「優待株」というより「安定配当株」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は3/5です。

