キッコーマン[2801]は、しょうゆで世界トップクラスのシェアを持つ、千葉県野田市発の食品メーカーです。
国内のしょうゆ事業だけでなく、デルモンテブランドの食品や豆乳飲料、みりん、ワインなど、幅広い食と調味料を手がけています。
株主優待は100株以上から対象になり、保有株数に応じて自社グループの調味料・食品セットなどがもらえます。
配当とあわせて、生活になじみのある優待を受け取りながら長く持ちたい人に向けて、株式情報と優待のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 29.3倍 | 3.14倍 | 74.6% | 11.5% | 2.03倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 1.80% | 1.29% | 0.51% | 3月 | 194,400円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| PBR・PERはやや割高な水準ですが、自己資本比率74.6%という高い財務の安全性と、しょうゆ世界首位というブランド力が光る銘柄です。配当利回りは1%台とそれほど高くなく、優待も生活用の食品セットが中心で派手さはありません。株価の値動きも比較的穏やかなため、値上がり益よりも、食品という身近な分野で長く安定して持ちたい人に向く銘柄です。 |
株主優待情報
キッコーマンの株主優待は、100株以上を持つ株主が、保有株数に応じて自社グループの食品・調味料などを受け取れる仕組みです。
| 保有株数 | 優待内容 |
| 100株以上500株未満 | 1,000円相当の自社グループ商品 |
| 500株以上5,000株未満 | 2,000円相当の自社グループ商品(9品セット) |
| 5,000株以上 | 次の4つから1つを選択:①4,000円相当の自社グループ商品+2,000円相当のオリジナル調味料セット ②4,000円相当の自社グループ商品+2,000円相当のオリジナル飲料セット ③6,000円相当のグループ製造ワイン ④国連WFP協会への6,000円相当の寄付 |
株主優待の内容
100株以上500株未満を持つ株主は、1,000円相当の自社グループ商品を受け取れます。
500株以上5,000株未満では、しょうゆやつゆ、豆乳飲料などを詰め合わせた2,000円相当の9品セットになります。
5,000株以上を持つ株主は、グループ商品とオリジナルセットの組み合わせか、グループ製造のワイン、または寄付のいずれかを選べます。
優待品はしょうゆやつゆ、豆乳飲料など、日常の食卓で使う商品が中心です。
食品が中心のため、家庭で使い切りやすい点も特徴です。
権利確定日と有効期限
株主優待の権利が確定するのは、毎年3月31日です。
この日に100株以上を持っていることに加えて、9月末と3月末の株主名簿に同じ株主番号で2回連続して記載されていることが条件です。
つまり、半年以上継続して株式を保有している必要があります。
優待品は、毎年9月頃に届けられる予定です。
食品が中心のため、届いたら早めに使い切る予定を立てておくと安心です。
なお、配当の権利確定も、優待と同じく9月末と3月末の年2回が基準です。
会社情報

キッコーマンは1917年(大正6年)に野田醤油株式会社として設立され、2017年に創立100周年を迎えた、しょうゆ業界を代表するメーカーです。
事業の中心は、国内外でしょうゆや調味料を製造・販売する食料品事業です。
しょうゆのほか、デルモンテブランドのトマト加工品、豆乳飲料、みりん、ワインなど、幅広い商品を手がけています。
海外展開にも早くから力を入れ、1957年に米国で現地法人を設立して以降、米国やオランダ、シンガポール、台湾、中国、ブラジルなどに生産拠点を広げてきました。
「しょうゆ」という和食の調味料を世界の食卓に広げてきた、グローバルな食品メーカーです。
本社は千葉県野田市と東京都港区の2拠点にあり、東証プライム市場に上場しています。
自己資本比率は74.6%と非常に高く、財務の土台がしっかりしている会社です。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
キッコーマンは、ブランド力と財務の安定感が際立つ、守りの強い食品銘柄です。
PERは29.3倍、PBRは3.14倍と、市場平均と比べるとやや割高な水準にあります。
ROE(自己資本利益率)は11.5%と、食品メーカーとしては高めの水準です。
自己資本比率は74.6%と非常に高く、財務の安全性は高い部類に入ります。
配当利回りは1.29%で、市場平均と比べるとやや低めの水準です。
株価は直近52週の高値圏にあり、すでに評価が高まっているため、短期では高値づかみに注意したいところです。
一方で、しょうゆという生活必需品を軸にした海外展開は息の長い成長ストーリーであり、値動きも比較的穏やかです。
株式面のおすすめ度は、値上がり益よりも、安定した資産として長く持ちたい人にとって高めに出ます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
キッコーマンの優待は、100株(約19万円)から対象になる、参加しやすい設計です。
最低ラインの100株でも、しょうゆやつゆなどの自社グループ商品がもらえます。
優待利回りという数字で見ると0.51%とそれほど高くはなく、金額だけを目的にするには物足りなさがあります。
一方で、優待品はしょうゆや豆乳飲料など、日常の食卓でそのまま使える実用品が中心です。
5,000株以上を持つ株主には、ワインや寄付といった選択肢も用意されています。
権利確定日の保有だけでなく、半年以上の継続保有が条件になっている点には注意が必要です。
まとめると、キッコーマンの優待は「利回りの大きさ」よりも「普段使いできる安心感」に価値がある優待と言えます。
金券や体験型の優待を期待する人には、やや地味に感じられるかもしれません。
総合評価
株式面では、財務の安全性とブランド力に優れる一方、バリュエーションはやや割高で、配当利回りも控えめです。
優待面では、100株という少ない資金から参加でき、実用的な食品を受け取れる点が魅力です。
この2つを合わせると、キッコーマンは「値上がり益」よりも「生活になじむ安定感」を評価したい銘柄で、総合おすすめ度は3/5です。

