クオカード(QUOカード)は、株式会社クオカードが発行する 全国共通のプリペイドカードで、コンビニエンスストア、書店、ドラッグストア、ファミレスなど全国約60,000店舗で利用できます。
商品券とは異なり、電子マネーに近いプリペイド型の支払い方法で、企業の株主優待やギフト、福利厚生としても広く利用されています。
クオカードの特徴と魅力
利用できる店舗が多い(全国約60,000店)
クオカードは全国の コンビニエンスストア・書店・ドラッグストア・飲食店 などで利用できます。
特に、株主優待でクオカードと同じく人気のある「ジェフグルメカード」はコンビニで使えないため、コンビニ利用の多い方にはクオカードがおすすめです!
主要な利用可能店舗
- コンビニ:セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど
- 書店:紀伊國屋書店、ジュンク堂、丸善、未来屋書店など
- ドラッグストア:マツモトキヨシ、サンドラッグなど
- ファミリーレストラン:デニーズ、ガスト、ロイヤルホスト など
- ガソリンスタンド:ENEOS(一部店舗)
電子マネーと違い、事前のチャージ不要で全国の加盟店で使えるのが便利です。
有効期限がない
クオカードは有効期限がないため、いつでも好きなタイミングで使えます。
他の電子マネーやギフト券と違い、長期保管が可能なのも大きな魅力です。
500円~10,000円の豊富な額面
クオカードは 500円、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円 の6種類の額面があります。
プレゼントやギフト、企業の販促品としても用途に合わせて選べるのが特徴です。
株主優待で受け取れる企業が多い
クオカードは株主優待として提供している企業が非常に多いため、株を持っているだけで定期的に無料でクオカードがもらえる のもメリットです。
特に 100株~1,000株保有の株主優待に設定されることが多く、人気の優待品となっています。
クオカードペイ(QUOカードPay)がある
スマホで使える 「QUOカードPay」 というデジタル版もあり、コンビニや飲食店でQRコード決済が可能です。
しかし、利用できる店舗は 通常のクオカードより少ないため、現状では物理カードの方が便利です。
クオカードの種類と価格
価格
クオカードには手数料が含まれていないため、次の額面通りの価格で購入できます。
額面金額 | 販売価格 |
500円分クオカード | 500円 |
1,000円分クオカード | 1,000円 |
2,000円分クオカード | 2,000円 |
3,000円分クオカード | 3,000円 |
5,000円分クオカード | 5,000円 |
10,000円分クオカード | 10,000円 |
購入・入手の方法
クオカードは、以下の方法で購入できます。
- 公式オンラインショップ(クオカード公式サイト)
- コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン など)
- 金券ショップ
- 百貨店や大手書店(紀伊國屋書店、丸善、ジュンク堂 など)
- 株主優待
優待以外でお得に購入する方法は、コンビニで購入する方法か、金券ショップで購入する方法です。
セブンイレブンでは、10,000円券は10,180円分、5,000円券は5,070円分利用できるクオカードが購入できます。
また、金券ショップでは、店舗や時期によりますが、1,000円のクオカードが900円~990円程度で購入できる場合がありお得です。
購入時・使用時の注意点
クオカードは基本的に現金でのみ購入可能であり、クレジットカードを使用できる店舗は限られています。
通常のコンビニや書店ではクレジットカード払いはできませんが、一部の百貨店では例外的に利用できる場合があります。
クオカードには残高確認機能がないため、どれくらいの金額が残っているのかを把握するのが難しいのもデメリットです。
そのため、クオカード使用時のレシートを残しておくことで、前に使用したときから期間が空いても残高が確認できおすすめです。
さらに、クオカードは電子決済と併用できないため、追加で支払いが必要な場合は現金やクレジットカードを使う必要があります。
一部のドラッグストアやホームセンターでは、特定の商品に対してクオカードの使用が制限されていることもあるため、レジでの確認が推奨されます。
また、クオカードにはさまざまなデザインがありますが、企業ロゴ入りのものは金券ショップでの買取価格が低くなる場合があります。
株主優待として受け取るクオカードには企業の名前が印刷されていることが多いため、金券ショップに売る際には注意が必要です。
クオカードが使えるブランド
クオカードが使えるブランドを一部紹介します。
一部の店舗では使用できないこともあるため、具体的な店舗情報や最新の加盟店リストは、クオカード公式サイトの「使えるお店」ページでご確認ください。
コンビニエンスストア
- セイコーマート
- セブン‐イレブン
- デイリーヤマザキ(一部店舗を除く)
- ファミリーマート(一部店舗を除く)
- ポプラ/生活彩家/くらしハウス/スリーエイト
- もより市(一部店舗を除く)
- リーベンハウス(一部店舗を除く)
- ローソン

コンビニで使えるのがクオカードの大きな魅力です。
ドラッグストア
- くすりのラブ(一部店舗)
- ドラッグストアスマイル(2店舗限定)
- ドラッグセイムス(8店舗限定)
- ファミリードラッグ(一部店舗を除く)
- petit madoca(一部店舗を除く)
- ヘルスバンク(一部店舗を除く)
- matsukiyo LAB(一部店舗を除く)
- マツモトキヨシ(一部店舗を除く)
- ミドリ薬品(一部店舗を除く)
ホームセンター
- ジャンボエンチョー(一部店舗)
- Hamart(一部店舗)
- ホームアシスト(一部店舗)
- ホームセンターブリコ
- ホームセンターマルニ(一部店舗)
ショッピング
- 石丸文行堂
- HMV
- ゴルフプラザアクティブ(AKIBA店のみ)
- ステフォレ
- Smart Labo(一部店舗)
子ども用品・玩具
- 博品館(一部店舗を除く)
グルメ
- 五味八珍(江南店のみ)
- デニーズ
カフェ
- 上島珈琲店(一部店舗を除く)
- AUTO TOWN Café
- MELLOW BROWN COFFEE(さいたま新都心店のみ)
- UCCカフェプラザ(一部店舗)
クオカードを優待にしている銘柄
クオカードを優待にしている銘柄を一部抜粋して紹介します。
銘柄名[証券コード] | 優待内容 | 権利確定月 | 備考 |
---|---|---|---|
ヒーハイスト[6433] | クオカード(500円相当) | 3月 | なし |
エコミック[3802] | クオカード(1,000円相当) | 3月 | なし |
学究社[9769] | クオカード(1,000円相当) | 3月 | なし |
中央倉庫[9319] | クオカード(1,000円~5,000円相当) | 3月・9月 | 保有株数に応じて変動 |
JPホールディングス[2749] | クオカード(1,000円相当) | 3月・9月 | なし |
ファースト住建[8917] | クオカード(1,000円相当) | 4月・10月 | なし |
マーチャント・バンカーズ[3121] | クオカード(1,000円相当) | 4月・10月 | なし |
タマホーム[1419] | クオカード(500円相当) | 5月・11月 | なし |
NCD[4783] | クオカード(2,000円~7,000円相当) | 9月 | 保有株数に応じて変動 |
INPEX[1605] | オリジナルクオカード(1,000円~4,000円相当) | 12月 | 保有株数に応じて変動 |
他の食事券・ギフトカードとの比較
クオカードと、ジェフグルメカード・JCBカードの比較を簡単にまとめます。
項目 | クオカード | ジェフグルメカード | JCBギフトカード |
---|---|---|---|
使える店舗 | 全国約60,000店舗(主にコンビニ・書店) | 全国約35,000店舗(飲食店中心) | 百貨店・スーパー・飲食店など全国50万店以上 |
お釣り | 出ない | 出る | 出ない |
有効期限 | なし(※一部有効期限付きあり) | なし | なし |
購入・入手方法 | 金券ショップ、コンビニ、株主優待 | 公式サイト、コンビニ、金券ショップ、百貨店、株主優待 | 金券ショップ、百貨店、公式通販、株主優待など |
まとめ
クオカードは、全国約60,000店舗で利用できる利便性の高いプリペイドカードであり、コンビニや書店、ドラッグストア、ファミリーレストランなど幅広いジャンルで活用できる点が大きな魅力です。
特に、有効期限がなく、少額から高額まで豊富な額面が用意されているため、個人利用はもちろん、株主優待やギフト、企業の販促品としても非常に人気があります。
株主優待としてクオカードを提供している企業も多く、手軽に受け取れて日常使いしやすい点から、個人投資家から高い支持を集めています。
ただし、クオカードはお釣りが出ない点や、残高確認がやや手間である点には注意が必要です。また、企業名入りのクオカードは金券ショップでの買取価格が低くなる場合があるため、売却を考える際には注意しましょう。
ジェフグルメカードやJCBギフトカードとの比較では、コンビニ利用を重視するならクオカード、飲食に特化したいならジェフグルメカード、幅広い用途を求めるならJCBギフトカードといった選び方が適しています。
用途やライフスタイルに合わせて、自分に合ったギフトカードや優待銘柄を選ぶことが大切です。