日本取引所グループ(JPX)から、株主優待制度の終了に伴う最後のQUOカードが届きました。
毎年楽しみにしていた優待がこれで最後かと思うと少し寂しさもありますが、記念すべきラストの優待を手にして、これまでの感謝の気持ちが込み上げます。
今回はその内容と背景をレポートします。
最後の優待が到着
日本取引所グループ(JPX)から、株主優待制度の終了に伴う最後のQUOカードが届きました。
封筒を開けると、定番の「QUOカード 3,000円分」が入っており、これまで毎年楽しみにしていた優待が今回で最後となることを実感します。
写真のように、シンプルながらも「株主様ご優待券」と記載された台紙に、QUOカードがセットされていました。
JPX株主優待の内容
JPXの株主優待は、100株以上を1年以上保有した株主に対して、年1回QUOカードを贈呈する内容でした。
- 100株以上1年超保有:1,000円分
- 100株以上2年超保有:2,000円分
- 100株以上3年超保有:3,000円分
長期保有に応じて金額がステップアップする設計となっており、株主に「長く持っていてほしい」という思いが込められていた制度でした。
優待廃止の背景
日本取引所グループは、株主還元の方針を「配当による利益還元」に一本化するため、2025年3月期をもって株主優待を廃止しました。
これにより、今後は株主優待ではなく、配当金の増額や安定配当によって株主に報いる方針へとシフトしています。
優待を楽しみにしていた投資家にとっては残念ですが、世界的に見ても「配当で株主に還元」というのが王道。
日本企業としてもグローバルスタンダードに近づいた形といえるでしょう。
まとめ|最後のQUOカードを受け取って
今回届いたQUOカードは、JPX株主優待のラストメモリアル。
毎年届くたびに「次は何を買おうか」と考える楽しみがありましたが、これで見納めとなります。
株主優待は終了しましたが、日本取引所グループ自体は安定した収益基盤を持ち、長期保有にも適した銘柄。
今後は配当を中心に株主還元を受け取る楽しみへと変わっていきそうです。