カチタス[8919]は、空き家などの中古住宅を買い取り、リフォームして再販する「中古住宅再生事業」を手がける群馬県桐生市の企業です。
地方都市の中古戸建てを得意分野とし、買取再販の販売件数で国内トップクラスの実績を持っています。
業績は右肩上がりで伸びており、直近の決算では売上・利益ともに過去最高を更新しました。
株主優待はありませんが、増配が続く配当株として、株式情報のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 18.9倍 | 4.96倍 | 56.9% | 25.3% | 1.57倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 2.65% | 2.65% | - | 3月・9月 | - |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 株主優待はありませんが、ROE25%超・増収増益・連続増配がそろった、配当重視の成長株です。中古住宅再生という独自ビジネスで業績を伸ばし続けており、財務の安全性も高い水準です。PBRはすでに高めの評価を受けているため、割安さよりも成長と配当を期待して長期で持つタイプの銘柄といえます。 |
株主優待情報
カチタスは、現在株主優待は実施していません。
株主への還元は、配当金によって行われています。
配当の権利確定日は、中間配当が9月末、期末配当が3月末の年2回です。
2027年3月期は年間90円の配当を予想しており、増配が続いています。
優待がない分、配当の推移を定期的にチェックしておくとよいでしょう。
会社情報
カチタスは1978年に設立された、群馬県桐生市に本社を置く企業です。
事業の中心は、空き家などの中古戸建て住宅を買い取り、リフォームして販売する「中古住宅再生事業」です。
新築ではなく中古住宅を手頃な価格で再生して届けることで、地方都市の中低所得者層を主な顧客としています。
中古住宅買取再販の販売件数では、国内トップクラスの実績を持っています。
空き家問題の深刻化を追い風に、売上・利益ともに過去最高水準を更新しています。
直近の決算では、売上高1,518億円、純利益124億円と、いずれも前期を大きく上回りました。
ニトリホールディングスと資本業務提携を結んでおり、グループとしての連携も進めています。
東証プライム市場に上場しており、会社の規模・知名度ともに業界内で大手に位置づけられます。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
カチタスは、空き家の再生需要を追い風に、業績を着実に伸ばしてきた銘柄です。
上場来チャートで見ると、右肩上がりの力強い値動きが続いています。
直近の決算では、売上・利益がいずれも過去最高を更新し、会社の稼ぐ力がはっきり表れています。
ROE(自己資本利益率)は25%を超えており、株主のお金を効率よく利益に変えられています。
PER(株価収益率)は18.9倍で、業績の伸びを考えると、極端な割高感はありません。
一方でPBR(株価純資産倍率)は4.96倍と高く、資産面から見ると割安株ではありません。
自己資本比率は56.9%と高水準で、財務の安全性はしっかりしています。
配当は増配が続いており、配当利回りも市場平均に近い水準です。
株価はすでに評価されている面もあるため、短期では値動きの変動に注意が必要です。
ただ、空き家問題という長い追い風があるため、長期では引き続き成長を期待しやすい銘柄です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
カチタスには株主優待がなく、株主還元は配当金のみとなっています。
そのため、優待品や優待券を目的に投資したい人には向きません。
一方で、優待がない分、会社は利益を配当や事業への再投資に回しやすい面もあります。
実際に配当は増配が続いており、株主還元の姿勢自体は評価できます。
優待目的ではなく、配当と値上がり益を狙う銘柄として見るのが現実的です。
総合評価
株式面では、高いROEと増収増益、しっかりした財務基盤がそろった、成長期待の持てる銘柄です。
優待面では制度自体がなく、株主還元は配当に限られます。
この2つを合わせると、カチタスは「優待株」ではなく「配当・成長株」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は3.5/5です。

