太陽誘電[6976]は、積層セラミックコンデンサやインダクタなど、電子機器に欠かせない電子部品を作るメーカーです。
直近の決算では売上・利益が大きく伸び、特に純利益は前の期の6倍以上に増えました。
その一方で株価もすでに大きく買われており、株主優待の制度は用意されていません。
優待ではなく、業績の伸びと配当を見て長く付き合いたい人に向けて、株式情報のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 46.0倍 | 3.63倍 | 56.0% | 4.47% | 7.44倍 |
| 配当情報 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 0.89% | 0.89% | - | 3月・9月 | - |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 直近の決算で利益が大きく伸びた実力のあるメーカーですが、株価はすでに高く買われており、配当利回りも低めです。積層セラミックコンデンサなど電子部品の需要拡大で売上・利益は過去にない水準まで伸び、財務の安全性も十分です。ただしPERは46倍前後と割高感があり、配当利回りは1%に届きません。株主優待もないため、優待目当てでは物足りず、成長と業績の勢いに期待して長く持てる人向けの銘柄です。 |
株主優待情報
太陽誘電は、現在、株主優待は実施していません。
優待を目的に投資する銘柄ではなく、配当と業績の伸びを見て選ぶ銘柄です。
会社情報

太陽誘電は1950年に設立された、電子部品の老舗メーカーです。
事業の中心は、積層セラミックコンデンサやインダクタといった、電子機器の内部で使われる受動部品の開発・製造・販売です。
創業者は半導体には進出せず、受動部品に専業する方針を創業時から掲げてきました。
スマートフォンや自動車、データセンター向けなど、幅広い機器にコンデンサやインダクタが使われています。
一般には「That’s」ブランドのCD-Rなど記録メディアのメーカーとしても知られています。
2026年3月期は、電子部品需要の拡大を追い風に、売上・利益ともに大きく伸びました。
売上高は3,553億円(前の期比+4.1%)、純利益は148億円(前の期比+536%)と、利益が大きく増えています。
本社は東京都中央区の京橋にあり、東証プライム市場に上場しています。
会社の規模は電子部品業界でも大手で、財務の土台もしっかりしているタイプです。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
太陽誘電は、電子部品需要の拡大を追い風に、業績が大きく伸びている銘柄です。
直近の決算では、売上・利益ともに過去にない水準まで伸び、純利益は前の期の6倍以上になりました。
自己資本比率は56%前後と、財務の安全性も十分な水準にあります。
一方でROE(自己資本利益率)はまだ高い水準とは言えず、利益の効率にはさらに伸びしろがあります。
PER(株価収益率)は46倍前後と市場平均より高く、すでに期待先行で買われている面があります。
PBRも3倍を超えており、割安感はほとんどありません。
配当利回りは1%に届かず、配当目的での魅力は大きくありません。
株価はすでに大きく買われているため、短期では値動きの振れに注意が必要です。
ただ、電子部品需要の拡大という追い風が続けば、長期でも業績の伸びを期待しやすい銘柄です。
株式面のおすすめ度は、割高感を理解したうえで成長を取りに行きたい人にとっては意味のある水準です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
太陽誘電には、株主優待の制度がありません。
保有株数にかかわらず、優待品やクーポンなどを受け取ることはできません。
そのため、優待を楽しみに株を持ちたい人には向いていません。
配当利回りも1%に届かないため、配当を目的に選ぶ銘柄としても見劣りします。
まとめると、太陽誘電は優待や配当の利回りではなく、業績の伸びと株価の値上がりに期待する銘柄です。
優待目的の人は、他の優待銘柄を探すほうが満足度は高いでしょう。
総合評価
株式面では、電子部品需要の拡大を背景に業績が大きく伸びている一方、株価はすでに割高な水準まで買われています。
優待面では、株主優待の制度自体がなく、配当利回りも高くありません。
この2つを合わせると、太陽誘電は「優待・配当株」ではなく「成長期待株」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は2.5/5です。

