NSD[9759]は、企業のシステム開発とITサービスの提供を手がける、独立系のシステムインテグレーターです。
ITコンサルティングからシステムの企画・設計・開発、インフラの構築まで、企業のIT化を幅広く支えています。
近年は業績の拡大が続いており、売上・利益とも過去最高を更新するなかで、株価もしっかりと値上がりしてきました。
株主優待は100株から受け取れる仕組みで、保有株数や保有期間が長くなるほど優待内容が手厚くなります。配当を受け取りながら長期で持ちたい人に向けて、株式情報と優待のポイントをわかりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 16.9倍 | 3.30倍 | 75.7% | 18.4% | 0.13倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3.67% | 3.34% | 0.33% | 9月 | 299,400円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 自己資本比率75.7%・ROE18.4%と財務の安全性と収益力を両立しており、増収増益と増配が続く安定株です。優待は100株から受け取れて間口が広い一方、最初の1年は1,000円相当のQUOカードと控えめなので、優待の充実度は保有株数・保有期間を伸ばしてから本領を発揮するタイプです。配当と優待を合わせた総合利回りは3%台後半で、値上がり益もねらいながら長期で育てたい銘柄といえます。 |
株主優待情報
NSDの株主優待は、100株以上を持つ株主が、保有株数と保有期間に応じてQUOカードまたは優待ポイントを受け取れる仕組みです。
| 保有株数 | 保有期間 | 優待内容 |
| 100株以上 400株未満 | 1年未満 | 1,000円相当QUOカード |
| 1年以上 | 1,500円相当QUOカード | |
| 3年以上 | 2,000ポイント | |
| 400株以上 1,000株未満 | 1年未満 | 2,000ポイント |
| 1年以上 | 3,000ポイント | |
| 3年以上 | 4,000ポイント | |
| 1,000株以上 2,000株未満 | 1年未満 | 3,000ポイント |
| 1年以上 | 4,500ポイント | |
| 3年以上 | 6,000ポイント | |
| 2,000株以上 4,000株未満 | 1年未満 | 4,000ポイント |
| 1年以上 | 6,000ポイント | |
| 3年以上 | 8,000ポイント | |
| 4,000株以上 | 1年未満 | 5,000ポイント |
| 1年以上 | 7,500ポイント | |
| 3年以上 | 10,000ポイント |
株主優待の内容
100株以上を持つ株主は、保有株数と保有期間に応じてQUOカードまたは優待ポイントを受け取れます。
保有期間が1年未満のうちは、100株〜400株未満でQUOカード1,000円相当です。
1年以上・3年以上と長く持ち続けるほど、同じ保有株数でも優待の金額が増えていきます。
400株以上からはQUOカードではなく、優待ポイントとして付与される形に変わります。
優待ポイントは、グルメ商品や日用雑貨など100種類を超える商品から好きなものを選んで交換できるカタログ形式です。
その年に使い切らなくても、ポイントは3年間繰り越して利用できます。
100株未満の保有では、優待の対象にならない点に注意が必要です。
権利確定日と有効期限
株主優待の権利が確定するのは、毎年9月末です。
この日に100株以上を持っていることが、優待を受け取るための条件になります。
優待品(QUOカードまたはカタログ)は、11月中旬から順に届く予定です。
優待ポイントをカタログ商品と交換する場合の申込期限は、翌年3月24日ごろまでです。
期限を過ぎると交換できなくなるため、届いたら早めに手続きしておくと安心です。
なお、配当の権利確定は3月末と9月末の年2回で、今期(2027年3月期)は期末となる3月末にまとめて配当を出す予定です。
会社情報

NSDは1969年に設立された、独立系のシステムインテグレーターです。
事業の中心は、企業のIT化を支える「システム開発事業」と「ソリューション事業」の2つです。
システム開発事業では、ITコンサルティングから、システムの企画・設計・開発、ITインフラの構築までを手がけています。
ソリューション事業では、ITを使ったサービスの提供や、自社ソフトウェア・プロダクトの販売を行っています。
企業のDX(デジタル化)需要を追い風に、業績は連続して過去最高を更新しています。
2026年3月期は、中期経営計画の目標だった連結売上高1,000億円超えを2年前倒しで達成しました。
翌2027年3月期も、8期連続の最高益を見込んでいます。
本社は東京都千代田区神田淡路町のワテラスタワーにあり、東証プライム市場に上場しています。
自己資本比率は75.7%と高く、財務の土台がしっかりしたタイプの会社です。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
NSDは、企業のIT需要を追い風に、業績と株価がしっかり伸びてきた銘柄です。
売上・利益は連続で過去最高を更新しており、会社としての稼ぐ力が着実に高まっています。
ROE(自己資本利益率)は18.4%と高水準で、株主のお金を効率よく利益に変えられています。
自己資本比率は75.7%と非常に高く、財務の安全性という点では申し分ありません。
一方でPER(株価収益率)は16.9倍、PBR(株価純資産倍率)は3.30倍と、割安さよりも成長への期待が株価に織り込まれた水準です。
配当は増配の傾向が続いており、配当利回りも3%台と市場平均より高めです。
信用倍率は0.13倍と低く、信用買いより信用売りが多い状態で、需給面で急落しにくい傾向がうかがえます。
株式面のおすすめ度は、値動きの割安さよりも、財務の安全性と増配を評価して長期で持ちたい人にとって高めに出ます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
NSDの優待は、100株から受け取れる間口の広さが魅力です。
単元株である100株を買うだけで優待の対象になるため、少額から株主優待を始めたい人にも向いています。
ただし、最初の1年はQUOカード1,000円相当と、金額だけを見ると控えめです。
優待利回りで見ても0.33%程度で、優待だけを目的に投資するには物足りなさが残ります。
一方で、1年、3年と保有期間が長くなるほど優待の金額は着実に増えていく仕組みです。
400株以上を長く持てば、優待ポイントの金額も大きくなり、100種類を超える商品から選べるカタログ形式に切り替わります。
ポイントは3年間繰り越せるので、毎年こまめに交換しなくてよいのも使いやすい点です。
まとめると、NSDの優待は「今すぐ大きな優待がほしい人」には物足りませんが、「少額から始めて長く持ち続けたい人」には相性の良い設計です。
優待の伸びしろを楽しみながら、配当と合わせて長期保有をねらう銘柄として見るのが現実的です。
総合評価
株式面では、財務の安全性と増収増益・増配が続く、長期保有に向く堅実な銘柄です。
優待面では、100株から受け取れる間口の広さがある一方、金額が本領を発揮するのは保有期間を伸ばしてからです。
この2つを合わせると、NSDは「配当・財務の堅実さ」を軸に、優待は長く持つほどお得になるおまけとして考えるのが現実的で、総合おすすめ度は3.5/5です。

