ラウンドワン[4680]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

ラウンドワン[4680]は、ボウリングやゲーム、カラオケ、スポーツ体験(スポッチャ)を1つの施設で楽しめる、屋内型の複合エンタメ施設を運営する会社です。

30年チャートで見ると、山と谷を何度も作りながらも、直近は強い上向きの流れが出ています。

「一発の急騰」を狙うより、景気の波を受けつつも事業が積み上がっていくタイプとして、長期で付き合う目線が合いやすい銘柄です。

株主優待は割引券など“使って楽しめる”内容で、優待を活用する長期保有派とも相性が良いのがポイントです。

この記事では、今日時点の株式データと優待内容を整理しつつ、長期保有目線での考え方をまとめます。

目次

株式情報

ラウンドワン[4680] 東証P
時価総額
3,137億円

株価 1,085
更新:2025年12月17日 15:19

30年チャートを掲載

割安度 安全度 値動き傾向
PER PBR 自己資本比率 ROE 信用倍率
15.96倍 3.86倍 25.7% 22.46% 12.87倍
優待&配当
総合利回り 配当利回り 優待利回り 権利確定月 優待最低取得額
3.51% 1.66% 1.85% 3月、6月、9月、12月 約108,500円(100株)
編集部おすすめ度理由
直近の上昇トレンドは魅力。一方で、ビジネスの性質上「景気や流行」にも左右されやすく、波を受け止められる長期目線が前提です。優待は“使って楽しめる”タイプで、保有のモチベーションを作りやすいのも強み。高配当の安心株というより、成長と優待をセットでじっくり取りにいく中長期銘柄として評価します。

株主優待情報

引用;ラウンドワン

ラウンドワンの株主優待は、店舗で使える割引券と、会員入会の優待券などがセットになっています。

株主優待の内容

保有株数優待内容(目安)
100株以上500円割引券:1枚。
健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚。
300株以上会員入会優待券:1枚(クラブ会員)。
500円割引券:3枚。
健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚。
1,500株以上会員入会優待券:1枚(シルバー会員)。
500円割引券:5枚。
健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚。
3,000株以上会員入会優待券:1枚(ゴールド会員)。
500円割引券:8枚。
健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚。
6,000株以上会員入会優待券:1枚(プラチナ会員)。
500円割引券:10枚。
健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚。

割引券は、精算金額が一定以上のときに使えるなど条件があるので、使う前に公式案内も一度チェックしておくのが安心です。

権利確定日と有効期限

権利確定月は、3月・6月・9月・12月の年4回です。

優待は「権利付き最終日」までに株を持っている必要があり、買う日が1日遅れると対象外になることがあります。

有効期限は優待券に印字されるため、届いたら先に期限だけ確認して、家族で使う予定までざっくり決めておくと使い忘れが減ります。

会社情報

引用:ラウンドワン

ラウンドワンは、ボウリングやゲーム、カラオケ、スポーツ体験(スポッチャ)などを、ひとつの建物の中でまとめて楽しめる「複合レジャー施設」を運営している会社です。

雨の日でも遊びやすく、友だち同士でも家族でも使いやすいので、景気や流行の影響は受けつつも、一定のニーズが残りやすいビジネスです。

店舗の中身は大きく分けると、ボウリング、アミューズメント(クレーンゲームなど)、カラオケ、スポッチャが中心です。

最近はクレーンゲームの人気が強く、遊びの“入口”として来店する人が増えやすいのも特徴です。

国内だけでなく海外にも展開していて、特にアメリカでの出店が成長の柱になっています。

2025年11月末時点の情報では、日本国内は98店舗、アメリカは57店舗まで広がっています。

この「国内で作った運営ノウハウを、海外でも横展開する」形が取れると、長い目で見たときに事業が強くなりやすいです。

一方で、遊びの業態なので、電気代や人件費などのコスト上昇があると利益が圧迫されることもあります。

また、出店を増やすにはお金も必要なので、会社としては「利益を出しつつ、投資も続ける」というバランスが大事になります。

会社の拠点は大阪で、運営の中心は日本国内のラウンドワン事業です。

ただし、成長の話になると海外の比重が上がってくるため、ニュースを見るときは「国内が堅調か」と「海外で出店が進んでいるか」をセットで見ると分かりやすいです。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報から見る投資おすすめ度と根拠

ラウンドワンを長期で見るときのポイントは、「直近の上昇が続くか」ではなく、波があっても事業が積み上がる仕組みを持っているかです。

30年チャートを見ると、過去に大きく上がった後に大きく下がる場面が何度もあり、ずっと右肩上がりの“安心株”ではありません。

それでも直近は上向きの流れがはっきりしていて、以前よりも「稼ぐ力が戻ってきた」ことを市場が評価しているように見えます。

この会社の強みは、ボウリングだけの店ではなく、ゲームやカラオケ、スポッチャまでまとめて提供できることです。

ひとつが弱い時期でも、別のサービスが補って店全体の売上を支えやすいので、長期で見たときに事業が折れにくい形です。

また、海外、とくにアメリカで店舗が増えている点は、長期目線ではかなり大きい材料です。

国内だけだと人口の伸びが小さいので成長が頭打ちになりやすいですが、海外で“伸びる市場”を取りにいけると、会社全体の天井が上がります。

一方で注意点もあって、遊びのビジネスは景気の影響を受けやすく、みんなが財布のひもを締める時期には客足が鈍ることがあります。

さらに、電気代や人件費の上昇、設備の入れ替えなど、店を維持するコストも無視できません。

財務指標を見ると、収益力そのものは高めに見えますが、自己資本比率は“かなり高い”タイプではないため、ここは「成長投資を回しながら運営している会社」として理解しておくのが自然です。

だからこそ、短期の上下で一喜一憂するより、景気が悪い時期の下げを受け止められる資金計画で、長期で持つのが向きます。

まとめると、ラウンドワンは「超ディフェンシブで安心」ではない代わりに、うまく回ればリターンも取りやすい銘柄です。

長期投資としては、成長のエンジン(海外出店)と、稼ぎの柱(複合業態)がそろっている点を評価して、ポートフォリオの“攻め寄りの中核”として持つイメージが合います。

優待情報から見る投資おすすめ度と根拠

ラウンドワンの優待は、いわゆるクオカードのような“誰でも現金っぽく使える”タイプではなく、自社店舗で楽しむための優待です。

この手の優待は、合う人にはすごく強いです。

理由はシンプルで、家族や友人と定期的に行く人なら「優待があるから行こう」が自然に起きて、優待が毎回きれいに消化できるからです。

特に年4回の権利確定月があるので、タイミングが分散されていて、優待を受け取る楽しみが続きやすいのもポイントです。

長期保有の目線では、こういう“楽しみが続く仕組み”は意外と大事で、配当だけだと味気ないと感じる人でも、保有の理由が残りやすくなります。

また、優待が割引券中心だと、会社側の負担がコントロールしやすいので、急に廃止しにくい傾向があります。

もちろん絶対ではありませんが、現金同等物を配る優待よりも、長く続きやすい設計になりやすいです。

一方で、優待の価値は「使えるかどうか」で大きく変わります。

近くに店舗がない人、そもそも遊びに行く習慣がない人にとっては、優待利回りが高く見えても体感のメリットが小さくなります。

だからこの銘柄は、優待目的で買うなら「自分の生活圏でちゃんと使えるか」を最初に確認しておくのが必須です。

使える前提がある人にとっては、配当と合わせた総合利回りも見栄えがして、長期保有の満足度を上げてくれます。

まとめると、優待の観点では、ラウンドワンは“刺さる人には強い”タイプです。

優待を使う生活がある人ほど、長期で持つ価値が上がる銘柄だと考えています。

総合評価

総合的に見ると、ラウンドワンは「成長 × 優待」の両方を楽しみながら持つ中長期向けの銘柄です。

30年チャートが示す通り波はあるので、短期の上げ下げに振り回されない姿勢が大前提になります。

そのうえで、直近の上向きトレンドと海外展開の伸びしろを評価して、じっくり持つ選択肢は十分ありです。

優待が“使って楽しい”タイプなので、店舗を利用する人なら保有の満足度が高まりやすいのも強みです。

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