ロイヤルホールディングス[8179]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

ロイヤルホールディングス[8179]は、「ロイヤルホスト」や「天丼てんや」で知られる、飲食とホテルの両方を手がける会社です。

外食だけでなく、ホテルや空港・病院のレストラン運営も行っていて、安定した経営を続けています。

株を持っていると、年に2回、食事や宿泊に使えるお得な優待券がもらえるのも大きな魅力です。

今回は、そんなロイヤルホールディングスの最新株価情報や会社の特徴、株主優待の内容、そして長期投資に向いているかどうかについて、やさしく詳しくまとめました。

目次

株式情報

ロイヤルホールディングス[8179]東証P
時価総額
1,295億円

株価 ​2,598
※更新:2025年5月9日

ロイヤルホールディングス[2694]30年株価チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
26.37倍2.55倍39.3%12.09%0.33倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
2.33%1.23%1.0%6月、12月259,800円
編集部おすすめ度理由
ロイヤルホールディングスは、外食とホテル事業をバランスよく展開し、財務基盤も安定している企業です。株主優待では、食事や宿泊に使える優待券が年2回もらえ、日常生活や旅行で実感できるメリットがあります。急激な成長を狙う銘柄ではありませんが、長期的に安定したリターンを目指す投資家にとっては、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

会社情報

ロイヤルホールディングス本社(引用:Wikipedia)

ロイヤルホールディングス株式会社は、1950年に福岡県北九州市で創業された老舗の企業です。

現在は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、日本全国だけでなく海外にも少しずつ進出しています。

ロイヤルホールディングスの事業は大きく分けて3つあります。

ひとつめは「外食事業」です。

みなさんがよく知っているファミリーレストラン「ロイヤルホスト」はこの会社が運営していて、全国に約200店舗以上あります。

ロイヤルホストは、落ち着いた雰囲気の中で、ちょっとリッチな食事を楽しめるレストランとして有名です。

このほかにも、サクサクの天丼が人気の「天丼てんや」や、サラダバーが特徴の「シズラー」、アメリカンスタイルのピザが食べられる「シェーキーズ」、自然を感じる雰囲気の「ロイヤルガーデンカフェ」など、さまざまなブランドを展開しています。

ふたつめは「ホテル事業」です。

ビジネスパーソン向けの「リッチモンドホテル」を全国各地に展開していて、きれいで快適なホテルを手ごろな価格で提供しています。

リッチモンドホテルは、ビジネスだけでなく観光でも利用されていて、サービスの良さに定評があります。

みっつめは「コントラクト事業」と呼ばれる分野です。

これは空港や病院、企業の社員食堂、学校のカフェテリアなどで、食事の提供を請け負うビジネスです。

たとえば、羽田空港や成田空港のレストランにはロイヤルホールディングスが運営しているお店がたくさんあります。

こうした場所での食事提供は、一般のお客さん向けの店舗とはまた違ったノウハウが求められるため、企業としての幅広い実力を持っていることがわかります。

ロイヤルホールディングス全体では、直営、フランチャイズ、委託運営を含めて、全国に約550店舗以上を展開しています。

特に近年は、フランチャイズや業務受託にも力を入れており、自社で直接運営するだけでなく、パートナー企業との連携によって店舗数を広げています。

さらに、近年は「サステナビリティ(持続可能性)」にも力を入れており、地元の農産物を使ったメニュー開発や、食材ロス削減への取り組み、環境に配慮した店舗運営を積極的に進めています。

おいしい料理を提供するだけでなく、地球環境にもやさしい企業を目指しているところが、これからの時代に合った動きだと言えるでしょう。

売上高の割合で見ると、外食事業が最も大きな柱ですが、ホテル事業も堅調に推移しています。

今後は、海外市場への展開も強化していく方針を掲げていて、アジア圏を中心に海外の空港や都市部での新規出店も視野に入れています。

このように、ロイヤルホールディングスは「食」と「宿泊」を軸に、日本全国、そして海外へと着実にビジネスを広げながら、持続的な成長を目指している企業です。

株主優待情報

ロイヤルホールディングス株式会社では、株主優待として「食事優待券」がもらえます。

この優待券は、ロイヤルホストをはじめとするグループのお店や、ホテルでの宿泊に使える、とても便利な特典です。

株主優待の内容

具体的な優待内容を表にまとめると、次のようになります。

保有株数年間でもらえる優待券の金額
100株以上年間1,000円分(500円×2回)
500株以上年間10,000円分(5,000円×2回)
1,000株以上年間24,000円分(12,000円×2回)

優待券は、1枚500円相当で作られていて、ロイヤルホールディングスグループのさまざまなお店で使うことができます。

権利確定日・配送時期・有効期限

株主優待は、年に2回もらうことができます。

6月末と12月末に株を持っている人が対象で、それぞれの時期に応じて優待券が送られてきます。

6月分は9月ごろ、12月分は翌年3月ごろに届く予定です。

項目内容
権利確定日6月末、12月末(年2回)
優待券の配送時期6月末分:9月発送予定
12月末分:翌年3月発送予定
優待券の有効期限発行日から1年間有効

優待券が使える主なブランド

  • ロイヤルホスト
  • 天丼てんや
  • シズラー
  • シェーキーズ
  • 花の木(フレンチレストラン)
  • ロイヤルガーデンカフェ
  • スタンダードコーヒー
  • 空港内のレストラン
  • 高速道路のサービスエリアにあるレストラン
  • 病院の中にあるカフェテリア
  • リッチモンドホテル(宿泊代にも使えます)

外食を楽しむときだけでなく、ホテルに泊まるときにも利用できるのがロイヤルホールディングスの優待の大きな魅力です。

たとえば、家族でロイヤルホストに行ったときに食事代を一部割引してもらったり、旅行のときにリッチモンドホテルに泊まる際に宿泊費を節約したりすることができます。

一部空港店舗、一部高速道路SA/PA店舗、特別なコースメニュー、予約商品、特殊な契約形態のフランチャイズ店では利用できないケースがあります。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

ロイヤルホールディングスの株は、長期的に見て「じっくり育てるタイプの投資先」としておすすめできる銘柄です。

理由は大きく3つあります。

まず1つ目は、「安定した事業基盤があること」です。

ロイヤルホールディングスは、外食事業だけでなく、ホテル事業や空港・病院内レストランの運営など、いろいろな分野で売上をあげています。

たとえば、ロイヤルホストや天丼てんやといったレストラン事業は、景気が多少悪くなっても外食需要がゼロにはならないため、一定の安定感があります。

さらに、リッチモンドホテルという宿泊事業も持っているので、旅行需要の回復に合わせて売上が増えるチャンスもあります。

このように、収益源が一つだけに偏っていないため、不況時にも強い企業だといえます。

2つ目は、「財務体質が比較的健全であること」です。

自己資本比率は、飲食・サービス業界では標準以上の水準といえます。

これが高いほど、経営が安定しやすくなります。

さらに、ROE(自己資本利益率)も比較的高めで、会社がうまく資本を使って利益を上げていることがわかります。

こういった数字を見ると、無理な借金に頼ることなく、しっかり地に足をつけて経営している会社だと感じられます。

3つ目は、「過去10年以上の株価の動きが安定していること」です。

短期的にはコロナ禍などで大きく下がった時期もありましたが、30年スパンで見ると、ロイヤルホールディングスの株価はじわじわと回復基調にあります。

急激な株価上昇を狙う銘柄ではありませんが、時間をかけてじっくり成長していく企業だと捉えると良いでしょう。

PER(株価収益率)はそこまで割安とは言えませんが、外食業界の中では標準的な評価を受けていると言えます。

また、総合利回りはすごく高いわけではないですが、「優待を活用できる」ことで、実質的な満足度は高くなりやすい銘柄です。

リスク要因としては、やはり「外食中心のビジネスモデル」であるため、景気後退や原材料費の高騰、最低賃金引き上げなどの影響を受けやすい点が挙げられます。

しかし、ロイヤルホールディングスはそうした環境変化にも柔軟に対応してきた実績があり、過去には業態改革やリストラ、商品ラインナップの見直しなどを適切に行ってきました。

今後もこの対応力が生きると考えられます。

総合的に見ると、ロイヤルホールディングスの株は、「急激な成長を求める投資家」よりも、「安定した企業に長くじっくり投資したい人」に向いています。

毎年の配当と優待を受け取りながら、会社の成長をゆっくり見守っていきたい、そんなスタンスにぴったりの銘柄ですね。

株主優待にみる分析

ロイヤルホールディングスの株主優待は、長期保有を考えている人にとって魅力的な制度になっています。

まず、ロイヤルホールディングスの優待は、年に2回、6月末と12月末に株を持っているだけで、食事やホテルで使える「株主優待券」がもらえます。

しかも、外食だけではなく、宿泊費にも使えるというのが大きな特徴です。

外食系の株主優待はたくさんありますが、宿泊に使えるケースは珍しいので、旅行好きな人にとっては特にありがたい仕組みです。

優待券が使える店舗は非常に多く、ロイヤルホストをはじめ、天丼てんや、シズラー、シェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェなど、ジャンルも価格帯も幅広いです。

家族での食事、友人とのランチ、ビジネスシーンでの利用まで、さまざまな場面で活用できるため、「使い道に困る」という心配が少ないのも魅力です。

一方で、注意点もあります。

たとえば、空港内の一部店舗や、高速道路サービスエリア内の店舗などでは優待券が使えない場合があります。

また、優待券はお釣りが出ないため、500円単位で使うことを意識して利用しないと、少しもったいない場面が出てきます。

そんなときに、おつりも出るジェフグルメカードと組み合わせて利用することもおすすめです!

とはいえ、これらの点を差し引いても、日常生活の中で十分に使いきれる設計になっているため、大きなデメリットとは言えないでしょう。

さらに、優待制度が安定して続いていることも安心材料です。

過去に大きな優待改悪や廃止の発表はなく、経営が安定している限り、今後も優待が続く可能性は高いと考えられます。

外食系企業の中には、経営悪化で優待を縮小するケースもありますが、ロイヤルホールディングスは外食・宿泊・コントラクト事業と収益源が分散しているため、リスクも分散されています。

この点から見ても、長期保有に適した安心感があると言えます。

まとめると、ロイヤルホールディングスの優待制度は「日常生活で無理なく使える」「宿泊にも使える」「安定して継続されている」という3つのポイントで、長期投資家にとって非常に魅力的です。

単純に数字だけで判断するのではなく、実際に体験として受け取れるメリットが大きいことを考えると、優待目的での長期保有にも十分価値がある銘柄だと評価できます。

総合評価

ロイヤルホールディングスの株は、「安定した会社に長く投資したい人」にとても向いている銘柄だといえます。

まず、会社そのものの力を見ても、外食事業、ホテル事業、空港や病院などの施設内レストラン運営と、いろんな分野でしっかり利益をあげているのが強みです。

総合的に見ると、ロイヤルホールディングスは「配当も優待もバランスよく楽しみながら、安定した成長を期待できる銘柄」です。

外食や旅行が好きな人にとっては、株主になっていることで毎年の生活がちょっと楽しくなる、そんなワクワク感も味わえる一石二鳥の投資先だと言えるでしょう。

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