安田倉庫[9324]は、旧・安田財閥系の物流会社です(首都圏中心、物流と不動産を展開)。
倉庫での保管・流通加工・輸配送に加え、医療機器・医薬品物流や賃貸ビル事業も手がけています。
割安な株価に加え、配当利回り約2.9%とQUOカード優待、そして毎年増配が魅力の銘柄です。
割安さと安定した配当・優待を重視する人に向けて、株式情報をまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 11.8倍 | 0.70倍 | 約45% | 約6% | 4.56倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約3.4%〜 | 約2.9% | 約0.4%〜 | 3月・9月 | 約26万円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 割安・配当・優待に加え、毎年増配の「累進配当」が魅力の、旧財閥系の物流会社です。安田倉庫は、首都圏中心の物流と不動産を手がけ、PBR約0.69倍と割安。配当利回り約2.9%に加え、QUOカードの優待もあります。最大の魅力は株主還元の強さで、2019年以降毎年増配を続ける「累進配当」を掲げ、総還元性向45%を目安に自社株買いも実施。医療・医薬品物流という成長分野にも注力しています。ROEが低めな点はありますが、割安さと着実に増える配当・優待を重視する人に向いています。 |
株主優待情報
| 保有株数 | 優待内容 |
| 100株以上 | QUOカード 1,000円相当〜 |
| 保有株数が多いほど | 金額がアップ |
株主優待の内容
安田倉庫の優待は、100株以上を保有する株主にQUOカード1,000円相当以上がもらえる制度です。QUOカードは全国約6万店で使える金券で、配当(約2.9%)と合わせて還元を受けられます。
権利確定日と有効期限
優待・配当の権利が確定するのは、3月末・9月末が基準です。
会社情報

安田倉庫は、旧・安田財閥(現在の芙蓉グループ)の流れをくむ物流会社です。首都圏を中心に、物流と不動産の2つの事業を展開しています。
物流事業では、倉庫での保管・在庫管理、流通加工、輸配送に加え、文書管理や引越サービスも。近年は特に、医療機器や医薬品の物流に力を入れており、物流事業者として初めて医療機器修理業の全区分許可を取得するなど、専門性の高い分野で成長を図っています。
不動産事業では、賃貸ビルを展開し、安定した賃料収入を得ています。物流の安定収益に、不動産の安定収益が加わる構造です。
株価はPBR約0.69倍と割安で、財務も倉庫会社として健全。そして特筆すべきは株主還元で、2019年以降毎年増配を続ける「累進配当」を明確に打ち出しています。
東証プライム市場に上場しており、業種は倉庫・運輸関連業に分類されます。
編集部からのおすすめ情報
編集部おすすめ度:
安田倉庫は、割安・優待に加え、毎年増配の累進配当が光る、株主還元に手厚い優待バリュー株です。
株式情報にみる分析
安田倉庫の最大の魅力は、割安さと、株主還元への強い姿勢です。
株価はPBR約0.69倍と割安で、配当利回りは約2.9%、QUOカードの優待もあります。そして注目すべきは「累進配当」。2019年以降、毎年着実に増配を続けており、しかも「配当性向30%を下限とし、減配しない」方針を掲げています。配当が減るリスクが小さく、長期の配当投資家にとって安心感の高い銘柄です。
総還元性向45%を目安に、自社株買いも機動的に行うなど、株主還元の姿勢は明確。割安な株価が見直される後押しにもなります。
事業面では、医療機器・医薬品物流という専門性の高い成長分野に注力しているのが強み。参入障壁が高く、安定した需要が見込める分野です。不動産の安定収益も、業績を下支えします。
一方で、注意点もあります。ROEは約6%と低めで、利益効率が高いわけではありません。物流業界は競争も激しく、大きく成長するタイプではありません。
まとめると、大きな値上がりより、割安な株価で、着実に増える配当と優待を安心して受け取るのに向いた、還元重視の銘柄です。
配当・優待にみる分析
安田倉庫は、配当と優待の両方で株主に還元しています。配当利回りは約2.9%です。
最大の特徴は「累進配当」。減配せず、毎年着実に増配を続ける方針を明確にしており、配当が減る不安が小さいのが強みです。長期でコツコツ配当を受け取りたい人にとって、これほど安心感のある銘柄はなかなかありません。
さらに、100株以上でQUOカード1,000円相当以上の優待ももらえます。全国で使える金券で、配当と合わせた還元は手厚めです。
「減配しない安心感のある配当」と「実用的な優待」を、長く受け取りたい人に、特に向いた銘柄です。
総合評価
安田倉庫は、旧安田財閥系の物流+不動産会社で、PBR約0.69倍と割安、配当利回り約2.9%に加えQUOカード優待もある還元の手厚い銘柄です。
最大の魅力は、2019年以降毎年増配を続ける「累進配当」と、総還元性向45%目安・自社株買いという株主還元の強さ。医療・医薬品物流という成長分野や、不動産の安定収益も持っています。
一方で、ROEは約6%と低めで、物流業界の競争も激しく、大きな成長は期待しにくい点には注意が必要です。
こうした特徴から、安田倉庫は「割安な株価で、減配しない安心感のある配当と優待を、長くコツコツ受け取りたい」人に向いた、還元重視の優待バリュー株といえます。
これらを踏まえ、編集部としては5段階で4/5と評価しました。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧めるものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

