オリックス[8591]は、リースから始まり、金融・不動産・環境エネルギーなど幅広い分野を手がける大手総合金融サービス企業です。
30年チャートで見ると、長期的に業容を拡大しながら右肩上がりの成長を続けてきたことがわかります。
かつては「ふるさと優待」など株主優待で知られていましたが、2024年3月末の株主を最後に制度は廃止されています。
優待はなくなりましたが、配当による株主還元を重視する方針が示されているため、配当株としての魅力を中心にまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 11.9倍 | 1.34倍 | 24.9% | 10.44% | 24.29倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3.20% | 3.20% | - | 3月・9月 | - |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 株主優待は廃止されましたが、ROEや配当利回りの水準が高く、配当株として堅実な魅力を持つ銘柄です。多角的な事業で業績を伸ばし、増益基調が続いています。優待目的では選びにくくなった一方、配当と安定した経営基盤を重視する人には引き続き検討しやすい銘柄です。 |
株主優待情報
現在、株主優待は実施していません。
かつては「ふるさと優待」という、各地の特産品などから選べるカタログ優待が人気でしたが、2022年5月に廃止が発表され、2024年3月末時点の株主を最後に終了しました。
公式サイトのIRページにも「株主優待制度は廃止いたしました」と明記されており、優待カタログの申込みや株主カードの利用もすでに終了しています。
現時点で優待の復活は発表されていないため、優待目的でこの銘柄を選ぶことはできません。
配当の権利確定日は、毎年3月末(期末)と9月末(中間)の年2回です。
会社情報
オリックスは1964年に設立された、リース事業を出発点とする大手総合金融サービスグループです。
事業は金融(融資・投資・生命保険・銀行・資産運用)、自動車関連、不動産、産業機器、環境エネルギー、事業投資など幅広い分野に広がっています。
特定の業種に依存せず、複数の事業を組み合わせることで、景気の変化に強い収益構造をつくっているのが特徴です。
海外展開にも積極的で、約30カ国・地域でグループ従業員が働いています。
直近の決算では、売上高・当期利益がともに過去最高水準を更新しました。
保険、不動産、法人営業・メンテナンスリースなど複数の事業がバランスよく利益を支えています。
本社は東京都港区(世界貿易センタービル南館)と大阪市西区の2拠点に置かれています。
東京証券取引所プライム市場とニューヨーク証券取引所の両方に上場しており、国内外の投資家から注目される会社の一つです。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
オリックスは、金融・不動産・環境エネルギーなど多角的な事業を持つ、国内有数の総合金融サービス企業です。
30年チャートで見ると、長期にわたって業容を拡大しながら株価も伸びてきたことがわかります。
直近の決算では売上高・当期利益がともに過去最高を更新しており、会社全体の稼ぐ力が高まっています。
ROE(自己資本利益率)は10%台と水準が高く、株主のお金を効率よく利益に変えられています。
PER(株価収益率)は市場平均と比べて高すぎず、業績の伸びを考えると割高感は強くありません。
自己資本比率はおよそ25%で、金融業としては標準的な水準です。
配当利回りは3%台と市場平均より高めで、年2回の配当を受け取れる点も魅力です。
事業が多角化されているため、特定の業種の不振が業績全体に大きく響きにくい点も安心材料です。
株式面のおすすめ度は、配当を受け取りながら長期で安定して持ちたい人にとっては高めに出ます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
オリックスの株主優待は、2024年3月末の株主を最後にすでに廃止されています。
以前は「ふるさと優待」という、全国各地の特産品から選べるカタログ優待が多くの個人株主に支持されていました。
しかし、海外投資家との公平性などを理由に2022年に廃止が発表され、2024年に終了しています。
現時点では優待の復活は発表されておらず、優待目的でこの銘柄を新たに選ぶ理由はありません。
一方で、会社は優待の代わりに配当などによる株主還元を重視する方針を示しています。
優待株としての魅力はなくなったものの、配当株として見れば引き続き検討しやすい銘柄といえます。
すでに優待目当てで保有している人は、今後は配当や株価の値上がり益を軸に保有を見直すとよいでしょう。
総合評価
株式面では、多角的な事業と高いROE、安定した配当を備えた、長期保有に向く魅力的な銘柄です。
優待面では、2024年に制度が廃止されているため、優待目的の投資には向いていません。
この2つを合わせると、オリックスは「優待株」ではなく「配当・成長株」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は3.5/5です。

