コジマ[7513]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

株式会社コジマ[7513]は、テレビや冷蔵庫などの家電を売っているお店「コジマ電機」で知られている会社です。

コジマの株は、ここ30年くらいのあいだに、大きく値上がりしたり、逆に大きく下がったりした時期がありました。

でも、2012年に「ビックカメラ」の家電量販店のグループに入ってからは、経営がより安定し、今では安心感のある企業になっています。

この記事では、コジマのこれまでの株価の動きや、会社のお金の健康状態(財務)、そしてどんな優待がもらえるのか、さらにビックカメラの優待とどう違うのかまで、わかりやすく解説しています。

長く株を持ち続けてお得に投資をしたい方や、優待を使って日々の生活をちょっとお得にしたい方は、ぜひ読んでみてください。

目次

株式情報

コジマ[7513]東証P
時価総額
750億円

株価 963
※更新:2025年4月18日

コジマ[7513]30年株価チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
14.4倍1.10倍57.9%6.15%1.79倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
3.95%1.79%2.08%2月、8月96,300円
編集部おすすめ度理由
長期保有することで高い優待利回りを得られる点が最大の魅力であり、少額投資でも十分にメリットを享受できます。また、現在の株価は底値圏に近く、過去の株価推移を踏まえると、下値余地は限定的で、長期的には上昇の可能性もあります。そのため、株主優待と配当を得ながら、安定した資産形成を考える投資家にとって、有力な選択肢となるでしょう。一方で、オンラインでの優待利用を重視する場合は、ビックカメラの方が適している可能性があります。そのため、両社を100株ずつ保有することで、それぞれの優待を活用する戦略も有効です。

会社情報

​コジマ 店舗(引用:日本経済新聞)

​株式会社コジマは、1955年に栃木県宇都宮市で生まれた家電のお店です。

はじめは「小島電気商会」という名前の個人商店からスタートし、1993年から今の「株式会社コジマ」になりました。

コジマは、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電はもちろん、パソコンやスマートフォン、日用品や生活雑貨まで、いろいろな商品を取り扱っています。

また、ただ商品を売るだけでなく、設置や修理、使い方のサポートなども行っており、お客さんが安心して買い物できるように工夫しています。

2024年8月時点で、日本全国に139店舗があります。どのお店も地域の人たちとのつながりを大事にしていて、地元に根ざしたサービスを大切にしています。

コジマは、2012年に「ビックカメラ」と提携し、そのグループに入ることになりました。

その後「コジマ×ビックカメラ」という新しい名前でお店を展開しています。

このスタイルでは、ビックカメラの豊富な商品と、コジマの地域に寄りそった接客を組み合わせた、便利で親しみやすいお店づくりをしています。

また、「ソフマップ×コジマ」や「コジマアウトレット」といった別のタイプのお店もあり、お客さんのニーズにあわせた売り場をつくっています。

コジマは1996年に東京証券取引所の2部に上場し、1998年には1部に昇格し、2022年には「プライム市場」に上場しています。

最近では、ネット通販のニーズが高まっていることから、「コジマネット」というオンラインショップの強化にも力を入れています。

ネットでも買いやすいように、商品の説明をわかりやすくしたり、分割払いができるようにしたりと、お客さんにとって使いやすい工夫をしています。

さらに、太陽光パネルなどの再生可能エネルギーの製品や、外壁・屋根のリフォームなど、住まいに関わる事業にもチャレンジしています。

そして、コジマは地域のイベントにも積極的に参加していて、地元の人たちとの交流も大切にしています。

こうした活動を通して、「地域に寄りそう家電のお店」として信頼される企業を目指しています。

株主優待情報

​株式会社コジマは、所有株式数および保有期間に応じて「株主様お買物優待券」を贈呈する株主優待制度をおこなっています。​

この優待券は、コジマの全店舗およびインターネット通販サイト「コジマネット」、さらにビックカメラやソフマップの各店舗(通信販売を除く)でも利用可能で、非常に利便性の高いものとなっています。

株主優待の内容

毎年2月末日および8月末日現在の所有株式数に応じて、以下のように優待券が贈呈されます。

所有株式数2月末日基準日8月末日基準日
100株以上1枚(1,000円)1枚(1,000円)
500株以上3枚(3,000円)3枚(3,000円)
1,000株以上5枚(5,000円)
3,000株以上15枚(15,000円)
5,000株以上20枚(20,000円)

2月末日基準日では、1,000株以上の保有者への追加贈呈はありません。​

2024年7月30日付けで、株主優待制度の拡充が発表されています。​2025年2月末日現在の株主名簿に記載された株主から新しい制度が適用されています。

保有期間に応じた優待内容

同一株主番号で1年以上継続して株式を保有している株主には、保有期間に応じて追加の優待券が贈呈されます。追加優待は、8月末日時点の株主に対して適用されます。

保有株式数1年以上継続保有(追加優待)2年以上継続保有(追加優待)
100株以上1,000円分(1,000円×1枚)2,000円分(1,000円×2枚)
500株以上1,000円分(1,000円×1枚)2,000円分(1,000円×2枚)
1,000株以上1,000円分(1,000円×1枚)2,000円分(1,000円×2枚)
3,000株以上1,000円分(1,000円×1枚)2,000円分(1,000円×2枚)
5,000株以上1,000円分(1,000円×1枚)2,000円分(1,000円×2枚)

1年以上2年未満の継続保有(連続3回または4回の記録)の場合、8月末日基準日で1枚(1,000円)の優待券が追加されます。​

さらに、2年以上継続保有(連続5回以上の記録)の場合、8月末日基準日で2枚(2,000円)の優待券が追加されます。​

優待券の発送時期と有効期限

2月末日基準日の優待券は5月下旬頃に発送され、同年11月末日まで使用可能です。

​8月末日基準日の優待券は11月下旬頃に発送され、翌年5月末日まで使用可能となっています。

基準日発送時期有効期限
2月末日5月下旬頃11月末日まで
8月末日11月下旬頃翌年5月末日まで

有効期限は、発送時期から約半年となっています。

利用方法

優待券は、コジマ全店舗および「コジマネット」での購入に利用できます。

​また、ビックカメラ、ソフマップ、ビックカメラアウトレットの各店舗(通信販売を除く)でも利用可能です。

コジマの優待はビックカメラグループ内での相互利用が可能である点が特徴です。

注意事項

優待券を利用する際には、以下に注意してください。

  • 金券や商品等の購入には利用できません。​
  • 差額のおつりは出ません。​
  • 利用金額分に対してのポイントは付与されません。​
  • 有効期限を過ぎた優待券は利用できません。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

株式会社コジマの株は、1997年から2002年ごろにかけて、大きく値下がりしたあとに急に値上がり値下げを行い、いまでは横ばいな相場となっています。

これは、家電を売るお店全体が苦しい時期だったことや、人々の買い物のしかたが変わってきたことが影響しています。

でも、2012年に「ビックカメラ」という大きな家電量販店のグループに入ったことで、コジマの会社経営は安定しました。

商品を仕入れるときのコストをおさえたり、広告やキャンペーンを効率よく進めたりできるようになったからです。

また、ネットで買い物する人が増えていることにあわせて、オンライン販売にも力を入れています。

今では、店頭だけでなく、ネットでも便利にコジマの商品を買えるようになっています。

今の株価は、比較的割安な水準です。

ずっと株価が下がり続けているわけではなく、ここ数年は少しずつ上がってきている様子も見られます。

長く持っていれば、大きく上がる可能性もありそうです。

自己資本比率も比較的高く、借金が少なく、自分のお金で経営を続けられるだけの力があります。

ただ、会社の大きさを表す時価総額はそれほど高くなく、他の会社に買われてしまうんじゃないかという心配もあります。

でも、今はビックカメラがコジマの株をたくさん持っていて、グループとしてしっかり守られているので、外から勝手に買収される心配はほとんどありません。

会社の利益をどう活かしているかを見る「ROE」も、同じ業界の中で比べて特に悪いわけではなく、経営のやり方も安定しています。

株の価格が高すぎることも安すぎることもなく、ちょうどいいくらいに評価されていると考えられます。

また、株を持っている人への「配当」もしっかり出していて、利益が減ったときにすぐ配当を減らすような心配も少ないです。

会社として、株を持ってくれている人を大事にしている姿勢が感じられます。

ただし、家電業界はすでにお店がたくさんあり、これ以上どんどん新しい店を増やすのは難しくなってきています。

そのため、これからは家電の販売に加えて、リフォームや省エネ商品、ネット販売など、いろいろな方法で売上を伸ばす工夫が必要になります。

コジマは、こうした将来に向けた取り組みもすでに始めていて、住まいに関するサービスやネットショップの強化など、新しい成長を目指しています。

ビックカメラグループの力を借りながら、これからも安定して成長していこうとしている会社です。

株主優待にみる分析

コジマの株を100株以上持っていると、年に2回、お店で使える「お買物優待券」がもらえます。

この券は、コジマだけでなく、ビックカメラやソフマップといったグループのお店でも使えます。

使える商品もいろいろあって、大きな家電製品はもちろん、日用品やスマホのアクセサリーなどの小さなものにも使えるので、とても便利です。

ふだんから家電や日用品をよく買う人にとっては、この券があることでお得に買い物ができるというメリットがあります。

さらに、コジマの株を長く持ち続けると、もらえる優待券の枚数が増える仕組みになっています。

1年以上持っていれば1枚追加、2年以上持っていればさらにもう1枚追加でもらえます。こうした「長く持つほどお得になる」という仕組みは、優待を目的に株を買う人にとって、とても魅力的です。

コジマと同じグループのビックカメラも、同じような優待制度があります。

ただし、内容にはちがいがあります。

たとえば、コジマは投資に必要なお金が少なくてすむため、少額で優待を受けたい人に向いています。

そして、長く持っていれば利回りも高くなります。

一方で、ビックカメラの株は少し高めですが、1年未満の短い期間でも年3,000円分の優待券がもらえるので、「すぐに優待がほしい」という人にはこちらの方が向いています。

また、ビックカメラの優待券は、インターネットショップ「ビックカメラ.com」でも使えるのが特徴で、ネットで買い物をする人にはとても便利です。

まとめると、「少ないお金で長く株を持ち、お得に優待を受けたい人」にはコジマがぴったり。

「すぐに優待を使いたい人」や「ネットで買い物したい人」にはビックカメラが合っていると言えます。

自分の生活スタイルや目的にあわせて選ぶと良いですね。

コジマとビックカメラの年間優待額比較(100株)

項目コジマビックカメラ
最低投資金額(目安)101,300円159,400円(2025年3月11日現在)
最新の優待最低取得額はこちら
年間優待額(1年未満保有)2,000円3,000円
年間優待額(1年以上2年未満保有)3,000円4,000円
年間優待額(2年以上保有)4,000円5,000円
利用可能店舗コジマ、ビックカメラ、ソフマップ(一部除く)、コジマネットビックカメラ、コジマ、ソフマップ、ビックカメラ.com(オンライン可)など

コジマの株主優待でも、コジマがやっている「コジマネット」というネットショップでは使えるので、近くにお店がない人でもある程度は便利に使えます!

総合評価

コジマの株は、「株の値段が大きく変わりにくい安定さ」と、「使いやすい株主優待」をあわせ持った、長く持つのに向いている良い銘柄です。

とくに、長く株を持ち続けることで、もらえる優待がどんどん増えていくところが最大のポイントです。しかも、少ないお金から始められるので、はじめての人にも向いています。

いまの株価は、過去の動きを見ると「安いほう」に近い位置にあり、これから先は少しずつ上がっていく可能性もあります。

だから、配当と優待をもらいながら、コツコツと資産をふやしていきたい人にはとても良い選択になります。

ただし、すぐにもうけたい人や、ネットでの買い物に優待を使いたい人にとっては、「ビックカメラ」の株の方が合っているかもしれません。

コジマは実店舗で使うタイプの優待が中心なので、ネットでよく買い物する人は注意が必要です。

そのため、コジマとビックカメラを100株ずつ両方持つことで、それぞれのいいところを活かすという方法もおすすめです。

まとめると、コジマの株は「長く持って、じっくりお得を楽しみたい人」にピッタリの株です。

安定したリターンを目指す投資家にとって、安心して持てる銘柄といえるでしょう。

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