株式会社アイ・ピー・エス[4390]株情報(配当・おすすめ情報)

株式会社アイ・ピー・エス[4390]は、フィリピンと日本・香港・シンガポールなどを結ぶ国際通信回線を自社で保有し、運用している東証プライム上場企業です。

上場来チャートでは、フィリピンでの通信需要の高まりを背景に、業績・株価とも右肩上がりの動きを見せてきました。

株主優待の制度は用意されておらず、株主への還元は配当が中心の銘柄です。

なお、海底ケーブルの新しい拠点整備に向けた公募増資(新株発行)をちょうど実施している最中のため、需給面の値動きにも注意しながら、株式情報と会社の特徴をわかりやすくまとめます。

目次

株式情報

株式会社アイ・ピー・エス[4390]東証P
時価総額
447億円

株価 3,410円
更新:2026年10月9日

上場来チャートを掲載

割安度 安全度 値動き傾向
PER PBR 自己資本比率 ROE 信用倍率
10.6倍 2.21倍 37.0% 24.6% 31.08倍
優待&配当
総合利回り 配当利回り 優待利回り 権利確定月 優待最低取得額
1.17% 1.17% - 3月・9月 -
編集部おすすめ度理由
株主優待は実施しておらず、配当利回りも1.17%とやや控えめなため、優待・配当目的では物足りなさがあります。一方でROEは24.6%と高く、フィリピンの通信需要を追い風に増収増益が続く成長力の高さが魅力です。ただし現在は公募増資(新株発行)の最中で、1割程度の希薄化と需給の重さが株価の重しになりやすい時期でもあります。配当や優待よりも、成長性を見て長期で持ちたい人に向く銘柄です。

株主優待情報

現在、株式会社アイ・ピー・エスは株主優待を実施していません。

株主への還元は、配当による方法が中心です。

配当の権利確定日は、毎年3月末と9月末の年2回です。

会社情報

株式会社アイ・ピー・エスの本社
引用:株式会社アイ・ピー・エス公式サイト

株式会社アイ・ピー・エス(IPS)は1991年に設立され、東京都中央区築地に本社を置く企業です。

事業の柱は、フィリピンと日本・香港・シンガポールなどを結ぶ国際通信回線を自社で保有し、運用する「国際通信事業」です。

国内でも、コールセンター向けの通信ソリューションなどを手がける「国内通信事業」を展開しています。

さらに、フィリピンでレーシック手術や美容医療、人間ドック・健診を提供する「メディカル&ヘルスケア事業」も手がけています。

近年はフィリピン国内のデータ通信需要の高まりを追い風に、売上・利益ともに伸びが続いています。

2026年8月発表の第1四半期決算でも、売上高・営業利益がそろって前年同期を上回りました。

2018年に東証マザーズへ上場し、2020年には東証1部(現プライム市場)へ市場変更しています。

現在は、海底ケーブルの新しい陸揚げ拠点(和歌山)の整備を進めており、その資金を調達するために2026年10月、公募増資(新株発行)を実施しています。

通信インフラを自社で保有する、専門性の高いニッチな企業といえます。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報から見る投資おすすめ度と根拠

アイ・ピー・エスは、フィリピンの通信需要の拡大を背景に、増収増益が続いている成長銘柄です。

ROE(自己資本利益率)は24.6%と高く、株主のお金を効率よく利益に変えられています。

PER(株価収益率)は10.6倍と、増益が続く会社としては割安感のある水準です。

一方でPBRは2.21倍と、純資産に対しては高めの評価がついています。

自己資本比率は37.0%で、財務の安全性は標準的な水準です。

信用倍率は31.08倍と非常に高く、信用買いが買われすぎの状態になっている点には注意が必要です。

加えて、現在は公募増資(新株発行)の最中で、発行済株式の1割程度にあたる新株が市場に出る予定です。

株数が増えることで1株あたりの利益が薄まるほか、需給面で株価の重しになりやすい時期でもあります。

株式面のおすすめ度は、成長性には期待できる一方、当面は値動きの荒さにも注意したい銘柄です。

優待情報から見る投資おすすめ度と根拠

アイ・ピー・エスには、株主優待の制度そのものがありません。

そのため、優待目当てでこの銘柄を選ぶことはできません。

株主への還元は配当のみで、配当利回りは1.17%と市場平均と比べても控えめです。

権利確定日は毎年3月末と9月末の年2回ですが、優待も高配当もねらえるタイプの銘柄ではありません。

優待や配当の利回りを重視する人よりも、会社の成長そのものに投資したい人向けの銘柄です。

総合評価

株式面では、フィリピンの通信需要を追い風に増収増益が続く、成長性の高さが魅力の銘柄です。

優待面では制度自体がなく、配当利回りも控えめなため、優待・配当を目的にした投資には向いていません。

加えて、公募増資による希薄化という当面のイベントもあるため、この2つを合わせると、アイ・ピー・エスは「優待・配当株」というより「成長株」として評価するのが現実的で、総合おすすめ度は2.5/5です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次