テンポスホールディングス[2751]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

外食が好きな人にとって、テンポスホールディングス[2751]の株はとても魅力的です。

毎年もらえる食事券がうれしいだけでなく、会社の成長もゆっくりと続いています。

「飲食店を支える仕事」をしているこの会社は、派手さはないけれど安定感があり、長く持ち続けることでコツコツと資産を増やせる銘柄です。

この記事では、そんなテンポスホールディングスの株の魅力を、優待内容や株価の流れも交えてわかりやすく解説します。

目次

株式情報

テンポスホールディングス[2751]東証P
時価総額
約495億円

株価 3,455
※更新:2025年5月20日

テンポスホールディングス[2751]30年株価チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
16.8倍2.73倍56.8%14.79%1.04倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
2.75%0.26%2.49%4月、10月345,500円
編集部おすすめ度理由
外食を楽しみながら優待を活用できる、長期保有向きの安定銘柄です。株価は大きく上がるタイプではありませんが、飲食業界を支える独自のビジネスモデルで、着実に成長しています。優待利回りは高く、実用性も抜群。通販でも使えるため、ライフスタイルに合わせて楽しめます。短期売買よりも、「長く応援しながら得をする」投資スタイルにぴったりの1株です。

株主優待情報

引用:テンポスホールディングス

テンポスホールディングスの株主優待は、飲食店を中心としたサービスを展開する同社ならではの魅力的な内容となっています。

株主優待の内容

4月末の権利確定日には、100株以上保有する株主に対して、8,000円分の食事券(1,000円券×8枚)が贈られます。

この食事券は、同社グループのステーキレストラン「あさくま」や、全国の協力企業が運営する飲食店で利用可能です。

また、10月には抽選で10,000円~30,000円分の食事券があたります。

権利確定月保有株数優待内容
4月末100株以上食事券8,000円分(1,000円券×8枚)
10月末100株以上抽選で以下いずれかが当選:
・30,000円分(100名)
・20,000円分(100名)
・10,000円分(100名)
※抽選に外れた方にも500円分の食事券を進呈

優待スケジュール(4月・10月)

権利確定月権利確定日発送時期有効期限
4月末毎年4月末(4月の最終営業日)7月上旬ごろ翌年6月末まで
10月末毎年10月末(10月の最終営業日)翌年1月中旬ごろ翌年6月末まで

食事券がつかえるブランド一覧

テンポスホールディングスの株主優待食事券は、同社が運営する「ステーキのあさくま」や、全国にある協力企業の飲食店で利用できます。

協力店舗は全国に約500店舗以上あり、ステーキ、居酒屋、カフェなど多彩な業態が揃っています。

  • 順順餃子房 秋葉原2号店(中華料理)
  • 秋葉牧場(焼肉)
  • やきとん元気 清美通り店(居酒屋)
  • 秋葉原ダイニングLaffine(ダイニング)
  • シディーク神田須田町店(各国料理)
  • らーめん幸龍(ラーメン)
  • アジア料理たのんまぁ(アジア料理)
  • 安吉酒場 新宿東口ゴジラ横店(居酒屋)
  • PALETTE パレット 新宿東口店(ダイニング)
  • Meat StanD 新宿東口店(ダイニング)
  • 笑い蔵 新宿東口店(居酒屋)
  • スラさん(居酒屋)
  • たまにわ(洋食)
  • Namasute Asian Dining&Bar(カレー)
  • フードウェイ 高田馬場店(カレー)
  • Salute~サルーテ~(ダイニング)
  • さくらアジアンダイニング&バー 高田馬場店(カレー)
  • 台北飯店(中華料理)
  • とたん(居酒屋)
  • お好み焼き&鉄板焼き たまご(鉄板焼き)
  • 中華居酒屋 天府 平間店(中華料理)
  • 川崎武蔵うどんと酒処 花月(和食)
  • 居酒屋 くりや(和食)
  • よってき(和食)
  • 溝の口焼肉 にく野郎(焼肉)
  • べこまる 高津総本家(居酒屋)
  • インド料理 プルニマ 横浜西口店(カレー)
  • ネパール・エスニック料理 THE ROYAL(カレー)
  • 村木屋 横浜店(居酒屋)
  • 福琳酒家 みなとみらい店(中華料理)
  • French Restaurant & Bar 404(フランス料理)
  • 麵ダイニング福(ラーメン)
  • 四川料理 私家麺館 福 横浜鶴屋町店(中華料理)
  • 黒毛和牛と海鮮料理 のれん 横浜店(居酒屋)
  • 鶴屋町酒場 横浜西口(居酒屋)
  • インドネパール本格料理 プルニマ 三ツ沢上町店(カレー)
  • おにやんま(和食)
  • 信州ミートセンター(焼肉)
  • ブルーウイング(居酒屋)
  • 87カフェ(カフェ)
  • ラーメン 信長(ラーメン)
  • パラエジャ(各国料理)
  • 食堂 よろしき日(定食)
  • 蔵や(居酒屋)
  • 沖縄キッチン芭蕉布(各国料理)
  • のどか牧場直営たまご屋キッチン(定食)
  • マーロハーモ(製パン)
  • 増豚(ラーメン)
  • ジョンジョー(スイーツ)
  • ぎょうざ家心心 名古屋(居酒屋)
  • 餃子センター 肉汁屋 伏見店(居酒屋)
  • 横浜家系ラーメン一蓮家 八戸ノ里店(ラーメン)
  • 一蓮家 布施店(ラーメン)
  • whity(居酒屋)
  • インドレストランBINDU(カレー)
  • ラウンジAce(ナイトクラブ)
  • 焼肉 道楽(焼肉)
  • 博多らーめんうしじま東野店(ラーメン)
  • 博多らーめんうしじま 本店(ラーメン)
  • じゅうじゅう(鉄板焼き)
  • 博多仁太郎(ラーメン)など

なお、各店舗での利用条件(例:利用可能時間帯、最低利用金額、他のクーポンとの併用可否など)は店舗ごとに異なります。ご利用前に、各店舗の詳細情報を公式ウェブサイトでご確認いただくことをおすすめします。

会社情報

テンポスホールディングス本社(引用:テンポスバスターズの第18回定時株主総会)

テンポスホールディングスは、東京都大田区に本社を構える企業で、飲食店の開業から運営、閉店までを総合的に支援するサービスを提供しています。

1997年に設立され、現在は東証スタンダード市場に上場しています。

同社の主力事業は、中古厨房機器の販売を行う「テンポスバスターズ」で、全国に71店舗を展開しています。

また、ステーキレストラン「ステーキのあさくま」を運営する株式会社あさくまもグループ会社で、全国に展開しています。

テンポスホールディングスは、飲食店の開業支援や経営支援にも力を入れており、厨房機器の販売だけでなく、店舗設計や内装工事、不動産紹介、人材採用・育成など、飲食店経営に必要なあらゆるサービスを提供しています。

また、飲食店の格付け診断を行う「テンポススター」というWEBメディアも運営しており、飲食店の品質向上や経営改善をサポートしています。

テンポスホールディングスは、飲食業界のプロフェッショナル集団として、今後も飲食店の開業・運営支援を通じて、業界の発展に寄与していくことを目指しています。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

テンポスホールディングスの株式は、安定した成長とユニークな事業モデルを持つことから、長期保有に向いた銘柄のひとつです。

特に株主優待や財務の健全性といった面が評価され、配当利回りは低いものの、トータルで見た「株主還元力」は高い水準にあります。

会社の中核事業は、中古厨房機器の売買と飲食店の開業・運営支援です。

これは景気の良し悪しに左右されにくい分野で、飲食店を始めたい人が必ず必要とするサービスを一貫して提供しているため、一定の安定収益が期待できます。

また、グループ会社の「ステーキのあさくま」など実店舗の運営も行っており、販売側と飲食側の両方に収益源があるのは大きな強みです。

財務面を見ても、自己資本比率は高く、ROEも水準以上で、効率よく資本を使って利益を出している会社であることがわかります。

PBRはやや高めで、これは市場からの期待感が高いことの裏返しとも言えます。

信用倍率が低い点も、投機的な動きが少なく、堅実な投資家が多い銘柄であることを示しています。

そして、長期の株価チャートを見ると、特に2012年以降、緩やかではありますが明確な右肩上がりを描いており、短期の急騰銘柄とは異なり、じっくりと成長してきたことが見てとれます。

もちろん2000年代前半は横ばい、あるいは低迷していた時期もありましたが、近年は3,000円〜3,500円の水準で安定しており、投資家にとって安心して持ち続けられる銘柄といえるでしょう。

とはいえ、現状の株価から下がってくる可能性を考慮すると、優待や業績の安定性などを考慮しても、保有していて損はない」レベルという意味です。

飲食業界全体が人手不足や原材料高などの課題を抱える中で、テンポスはその業界を支える立場にもいるため、景気に対して逆行的な強みも持ち合わせています。

こうしたビジネスモデルの独自性も、長期保有の魅力につながります。

株主優待にみる分析

テンポスホールディングスの株主優待は、外食で実際に現金のように使え、使いやすさの面で非常に優秀です。

優待内容は食事券という現物価値なので、価格が上下しても一定の満足感があります。

さらに、有効期限は翌年6月末までと長めに設定されており、ゆとりをもって使えるのも嬉しいポイントです。

また、10月には抽選で最大3万円分の食事券が当たるチャンスがあり、外れても500円分の優待がもらえるため、「おまけ的な楽しみ」も兼ねています。

利回りとしては、他の飲食銘柄と比べても高水準に位置します。

特に配当が少なめの銘柄であるにも関わらず、優待だけでここまでの利回りが出るのは珍しく、長期保有するうえでの大きな魅力です。

もうひとつの特徴は、テンポスの優待券が「通販サイト(あさくまファーム)」でも利用できる点です。

外食があまりできない人でも、ハンバーグやスープといった商品を自宅で楽しめるため、優待が“無駄になりにくい”という安心感があります。

使い道の幅が広い優待制度は、長期保有する上で飽きが来にくく、満足度も高くなりやすいです。

また、テンポスはこれまで何年も優待制度を維持してきた実績があり、制度改悪のリスクが比較的低い点も、安心して保有できる材料のひとつです。

もちろん今後の業績次第では変更もありえますが、会社として株主優待を経営の一部として捉えているため、大きく削減される可能性は低いと考えられます。

このように、テンポスホールディングスの優待制度は、実用性・楽しさ・利回りのバランスが良く、「長く持ってこそ価値がある優待銘柄」といえます。

総合評価

テンポスホールディングスは、「毎年しっかり優待をもらいながら、コツコツ資産を増やしたい」という人にぴったりの銘柄です。

派手に株価が上がるタイプではありませんが、安定した業績と、使いやすい株主優待が大きな魅力です。

短期的な売買で利益を出すというよりは、長く応援する気持ちで持ち続けることで、じわじわと価値を感じられる投資になるでしょう。

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