ニュースやスマホのアプリで「今日の株価は〇〇円上昇しました」なんて表示を見ることがありますよね。
でも、「株価ってなんで毎日変わるの?」「どうやって決まってるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、株価って人の気持ちや世の中の動きで毎日のように上下しているんです。
「え、人の気持ちで株価が動くの?」と思った方、大正解です!
株価が動くのは、会社の業績や経済の状況、ニュース、さらには「これからこの会社伸びそう!」という期待など、さまざまな要因が関係しています。
この記事では、中株価がどうやって決まるのか、どうして変動するのかをやさしく解説していきます。
投資初心者の方にもぴったりですよ!
株価は「買いたい人」と「売りたい人」のバランスで決まる|需給のしくみ
株価がどうやって決まるのかというと、実はとってもシンプルなルールがあります。
それは、「買いたい人が多ければ上がる」「売りたい人が多ければ下がる」ということ。
これを「需給(じゅきゅう)のバランス」と呼びます。
たとえば、人気のある限定スニーカーをイメージしてみてください。
「欲しい!」という人がたくさんいて、なかなか手に入らないと、値段はどんどん高くなりますよね。
反対に、「いらないな…」と感じる人が多くて売れ残っていたら、安くしないと誰も買ってくれません。
株もまったく同じで、ある会社の株を「この会社、これから成長しそう!」「今のうちに買いたい!」と思う人が増えると、買いたい注文が多くなり、株価は自然と上がります。
逆に、「この会社、大丈夫かな?ちょっと不安だから売っちゃおう」と思う人が増えると、売り注文が多くなって、株価は下がっていきます。
たとえば、東京証券取引所では、毎日2,000社以上の株が売り買いされています。
2024年のデータによると、1日の売買代金は平均で約3.6兆円以上。
これだけの大きなお金が「買いたい」「売りたい」と動いていることで、株価はまさに“生き物”のように毎日変わっているんです。
つまり、株価というのは「その株がいま、どれくらい人気か」を表す指標ともいえるんですね。
株価に影響する「内部要因」とは?

株価が動く理由の中には、その会社自身の出来事が影響しているケースがあります。
こういった、企業の中で起きる変化のことを「内部要因(ないぶよういん)」と呼びます。
たとえば、次のようなことがあると、株価が大きく動くきっかけになります。
業績の良し悪し(決算)
企業は3か月ごとに「決算(けっさん)」という業績の発表を行います。これはいわば会社の成績表。
売上や利益が予想よりも多かったり、「過去最高益を更新!」なんてニュースが出れば、「この会社すごいじゃん!」と注目され、株価が上がることがあります。
反対に、赤字だったり、業績が悪化していると「この会社、大丈夫かな?」と不安に思う人が増え、株価は下がりやすくなります。
配当金の発表
株を持っていると、企業がもうけた利益の一部を「配当金」として受け取れることがあります。
この配当金が増えると、「じゃあ今のうちに買っておこう」と思う人が増えるため、株価が上がることがあります。
特に「増配(ぞうはい)」=配当金が増えるというニュースは、投資家にとってうれしいサプライズです。
新商品の発表やサービス開始
新しいゲーム機、話題のアプリ、便利なサービスなどを発表した企業は、「これは売れるかも!」という期待から株価が上昇することがあります。
特にSNSやネットで話題になった商品は、投資家の注目を集めやすくなります。
自社株買い
これはちょっと上級な内容ですが、自社株買い(じしゃかぶがい)というのは、企業が自分の会社の株を市場から買い戻すことです。
「この会社、自分たちの株に自信があるんだな」と投資家が感じるので、株価が上がる材料になりやすいんです。
このように、企業の「中」で起こるさまざまな出来事は、株価に直接的な影響を与えるんです。だからこそ、投資家はニュースだけでなく、企業の公式発表や決算書にも目を光らせているんですね。
株価に影響する「外部要因」とは?

企業の中で起こること(内部要因)以外にも、世の中全体の動きや環境の変化が株価に影響することがあります。
こういった、企業の外側にある原因のことを「外部要因(がいぶよういん)」といいます。
たとえば次のようなものが、株価に大きく影響する代表的な外部要因です。
景気の状況
「景気が良い」「景気が悪い」って聞いたことありますか?
これは、世の中のお金の流れが活発かどうかを表す言葉です。
景気が良いと、人々はたくさんお金を使い、企業もたくさんもうけるチャンスがあります。
すると「この会社も業績が伸びそう!」と考える人が増えて、株価が上がる傾向になります。
逆に景気が悪いと、企業の売上も落ちると予想され、株価は下がりやすくなります。
たとえば、日本銀行が発表する「短観」や政府の「景気動向指数」などは、景気を表す参考データとしてよく使われています。
金利の変化
金利とは、お金を借りたときに払う「お礼(利息)」のことです。
日本銀行などが金利を下げると、企業はお金を借りやすくなって投資がしやすくなります。
すると会社の成長が期待され、株価が上がる材料になります。
反対に、金利が上がるとお金を借りにくくなり、企業の成長がゆるやかになる可能性があるため、株価にとってはマイナス要因になります。
為替レートの変動
為替(かわせ)とは、日本円とドルなど外国のお金との交換レートのことです。
たとえば「円安」になると、日本の企業が海外に商品を売るとき、より多くのお金を受け取れるため、利益が増えることがあります。
特にトヨタのような輸出企業にとっては好材料になり、株価が上がりやすくなります。
逆に「円高」は輸出企業にとって不利になるため、株価が下がることもあります。
海外の株式市場の動き
日本の株価は、アメリカや中国など、海外の株式市場の影響を大きく受けます。
たとえばアメリカの株価(NYダウ)が急に下がったら、「日本もその影響を受けるかも…」と不安になった人たちが株を売り、日本の株価も下がることがあります。
これは「連動性」と呼ばれ、世界はつながっているという証拠でもあります。
災害・戦争・パンデミックなどの突発的な出来事
地震、台風、ウイルスの流行、戦争なども、経済に影響を与える大きな外部要因です。
たとえば2020年に起きたコロナウイルスの流行は、世界中の経済活動をストップさせ、多くの企業の株価が急落しました。
このように、予想できない出来事が起こると、投資家たちは「いったん売って様子を見よう」と考えるため、株価が大きく下がることがあります。
このように、株価は会社の中だけでなく、「社会全体の空気」にも左右されているんですね。だからこそ、経済のニュースや世界の動きにアンテナを張っておくことが大事なんですね!
株価の動きにダマされないで!よくある誤解と注意点
株価が上がったり下がったりする理由がわかってくると、「よし、次は上がるぞ!」と予想したくなる気持ち、出てきますよね。でもちょっと待ってください。
株式投資の世界には、初心者がつまずきやすい“落とし穴”もあるんです。
ここでは、株価の変動を見て焦って行動しないために、知っておきたい3つの注意点を紹介します。
「株価が上がってる=まだまだ上がる」は思い込みかも
ある株がぐんぐん上がっていると、「まだ上がりそうだから今のうちに買わなきゃ!」と思うかもしれません。
でも、すでに多くの人が買っていて“ピーク”に近づいているだけということもあります。
買った直後に急落するなんてこともよくある話です。
株価は、時に「期待だけ」で上がっていることもあるので、その背景(業績やニュースなど)を確認してから判断するクセをつけましょう。
SNSのうわさやネット情報に流されないこと
最近ではSNSやYouTubeなどで「この株は爆上がりする!」といった情報が出回っていますが、必ずしも正しいとは限りません。
一部の投資家が自分の利益のために煽っているケースもありますし、そもそもデマだったということもあります。
情報にふれることは大切ですが、「ちゃんと調べる」「自分で判断する」という姿勢がもっと大事なんです。
イメージや好き嫌いだけで株を選ばない
「この会社、名前はよく聞くし、有名だから安心そう」とか「この会社の商品が好きだから株も買おう」と思う人も多いですが、それだけで決めるのは危険です。
もちろん、身近な企業に興味を持つのはとても良いこと。
でも、株を買う前には「この会社は利益を出しているか?」「将来性はあるか?」などの基本的なチェックが必要です。
株価の動きは、時に感情をゆさぶってきます。でも、焦らず・惑わされずに、冷静な判断を心がけることで、失敗するリスクを減らすことができるんです。「なんで株価が動いたのか?」という“理由”を考えるクセを、ぜひ身につけていきましょう!
まとめ
ここまで、株価がどうして動くのかをいろいろな角度から見てきました。
まとめると、株価の変動には大きく分けて3つのポイントがあります。
- 需給のバランス(買いたい人と売りたい人の力関係)
- 企業の内部要因(業績・新商品・配当など)
- 外部要因(景気、金利、為替、ニュース、世界情勢など)
そして、株価は“期待”や“感情”でも動くということも大きな特徴です。
だからこそ、「なぜ今この株価になっているのか?」を自分で考えることが、投資ではとても大切になります。
最初はむずかしく感じるかもしれませんが、少しずつニュースを見たり、企業の決算をチェックしたりするうちに、株の世界の“動き”が見えてくるようになりますよ。
株ライフでは、株式投資の基本やニュースの読み方をやさしく解説していきます。
「投資ってちょっとおもしろいかも!」と思ってもらえたらうれしいです!