戸上電機製作所[6643]は、「スイッチの戸上」として知られる、配電・制御機器のメーカーです(佐賀市)。
電力会社向けの高圧機器や、工場向けの電磁開閉器・配電盤などを手がけています。
株主優待はありませんが、株価が割安で、稼ぐ力(ROE)も高い電力インフラ関連銘柄です。
電力インフラの成長テーマと割安さに注目する人に向けて、株式情報をまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 約9.5倍 | 約1.1倍 | 約72% | 約11.5% | - |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約2.4% | 約2.4% | なし | 3月・9月 | なし |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 電力インフラ投資を追い風に成長してきた、割安・高ROEの配電機器メーカーです。「スイッチの戸上」こと戸上電機は、電力会社や工場向けの配電・制御機器が主力。再生可能エネルギーの連系や送配電網の更新、データセンターの電力需要などを追い風に、過去3年は高成長を続けてきました。ROEは約11.5%と良好、PER約9.5倍と割安、自己資本比率約72%と財務も健全。今期は成長が一服し、配当利回りは約2.4%と中程度、株主優待はありませんが、割安さと電力インフラテーマに注目する人に向いています。 |
株主優待情報
戸上電機製作所には、現在のところ株主優待はありません。
そのぶん、配当でしっかり株主に還元する方針です。
株主優待の内容
株主優待の設定はないため、リターンは配当と株価の値上がり益が中心になります。
権利確定日と有効期限
配当の権利が確定するのは、3月・9月が基準です。
配当をねらう場合は、この権利確定日から逆算して準備しておくと安心です。
会社情報

戸上電機製作所は、佐賀市に本社を置く配電・制御機器のメーカーです。「スイッチの戸上」として、電気を安全に配る・制御する機器で知られています。
主力は、電力会社向けの高圧機器や配電用の自動開閉器(SOG)、工場向けの電磁開閉器・配線用遮断器・配電盤など。電気を送り、必要な場所に安全に分配するための、社会インフラに欠かせない機器を作っています。
追い風になっているのが、電力インフラへの投資です。再生可能エネルギーを電力網につなぐ工事、老朽化した送配電網の更新、そしてデータセンターの急増による電力需要の高まりが、同社の機器のneedsを押し上げてきました。
この追い風を受け、過去3年は年平均23%超の高い利益成長を実現。ROEは約11.5%と良好で、自己資本比率も約72%と財務は健全です。
東証スタンダード市場に上場しており、業種は電気機器に分類されます。
編集部からのおすすめ情報
編集部おすすめ度:
戸上電機は、電力インフラ投資を追い風にした、割安・高ROEの配電機器メーカーです。
株式情報にみる分析
戸上電機は、割安さ・良好な稼ぐ力・電力インフラという成長テーマを兼ね備えた銘柄です。
株価はPER約9.5倍と割安で、ROEは約11.5%と良好。自己資本比率も約72%と財務は健全です。再エネ連系・送配電更新・データセンターの電力需要といった、電力インフラの構造的な追い風を受けてきました。
電気を安全に配る機器は、社会に欠かせないインフラ。脱炭素やデータセンター増加の流れが続く限り、長期的なneedsは底堅いと考えられます。
一方で、注意点もあります。過去3年は高成長でしたが、今期は経常利益がほぼ横ばいと、成長が一服する見込み。高成長が一巡した後、次の成長をどう作るかが問われます。
また、電力会社向けの依存度が高く、電力会社の投資計画に業績が左右される面があります。配当利回りは約2.4%と中程度で、株主優待もありません。
まとめると、割安で稼ぐ力もあり、電力インフラという成長テーマを持つ一方、足元は成長が一服している、注目度の高い銘柄です。
配当にみる分析
戸上電機に株主優待はなく、配当利回りは約2.4%と中程度です。
良好なROEと健全な財務に支えられた配当で、過去の高成長のなかで配当も増えてきました。飛び抜けて高くはないものの、業績とともに育つ配当が期待できます。
ただし、今期は成長が一服する見込みのため、当面の大幅増配は期待しにくい面もあります。
配当・優待より、電力インフラという成長テーマと割安さに妙味を感じる人に向いています。
総合評価
戸上電機製作所は、「スイッチの戸上」として知られる配電・制御機器メーカーで、電力インフラ投資(再エネ連系・送配電更新・データセンター電力需要)を追い風に、過去3年は高成長を続けてきました。
ROEは約11.5%と良好、PER約9.5倍と割安、自己資本比率約72%と財務も健全で、割安さと稼ぐ力を兼ね備えています。
一方で、今期は成長が一服する見込みで、電力会社向けの依存度が高く、配当利回りは約2.4%と中程度、株主優待もありません。
こうした特徴から、戸上電機は「配当・優待でコツコツ」というより、「割安な株価で、電力インフラという成長テーマに注目する」人に向いた銘柄といえます。
これらを踏まえ、編集部としては5段階で3.5/5と評価しました。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧めるものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

