モリ工業[5464]は、ステンレス鋼管(ステンレスのパイプ)で国内最大手の、鉄鋼メーカーです。
自動車用の部品や、建物の手すりなどに使われるステンレスパイプを主力にしています。
株主優待はありませんが、株価が割安で、配当利回りも約3.6%と高い銘柄です。
割安さと配当を重視するバリュー投資家に向けて、株式情報をまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 約11倍 | 約0.62倍 | 約80% | 約5.5% | - |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約3.6% | 約3.6% | なし | 3月・9月 | なし |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| ステンレス管で国内最大手・財務も超健全な、割安・高配当のバリュー株です。ただし業績は当面弱含みです。自動車・建築用のステンレスパイプで高いシェアを持つモリ工業は、PBR約0.62倍・PER約11倍と割安で、自己資本比率約80%と財務は極めて健全。配当利回りは約3.6%あります。一方で、自動車・建設需要の弱さから減収減益が続き、ROEも低め、株主優待もありません。割安さと配当を重視し、業績の弱含みを受け入れられる人に向いています。 |
株主優待情報
モリ工業には、現在のところ株主優待はありません。
そのぶん、配当でしっかり株主に還元する方針です。
株主優待の内容
株主優待の設定はないため、リターンは配当と株価の値上がり益が中心になります。
権利確定日と有効期限
配当の権利が確定するのは、3月・9月が基準です。
配当をねらう場合は、この権利確定日から逆算して準備しておくと安心です。
会社情報

モリ工業は、ステンレス鋼管(ステンレスのパイプ)で国内最大手のメーカーです。大阪に本社があります。
主力は、自動車の部品に使われるステンレスパイプや、建物の手すり・建材用のパイプ。サビにくく丈夫なステンレス管の分野で、トップクラスの地位を築いています。
地味な素材メーカーですが、自動車や建築という安定した需要に支えられ、長年ものづくりを続けてきた堅実な会社です。
財務は極めて健全で、自己資本比率は約80%。株価はPBR約0.62倍と、資産価値を大きく下回る割安な水準にあります。
東証スタンダード市場に上場しており、業種は鉄鋼に分類されます。
編集部からのおすすめ情報
編集部おすすめ度:
モリ工業は、ステンレス管トップの割安・高配当・財務健全なバリュー株だが、業績は当面弱含みです。
株式情報にみる分析
モリ工業は、割安さと財務の堅さが光る、堅実なバリュー株です。
PBRは約0.62倍と資産価値を大きく下回り、PERも約11倍と割安。自己資本比率は約80%と極めて健全で、配当利回りも約3.6%あります。ステンレス管で国内最大手という、安定した事業基盤も強みです。
一方で、足元の業績は弱含みです。自動車や建設向けの需要が伸び悩み、直近は減収減益。今期もさらに減益の見込みで、勢いには欠けます。
ROEも約5.5%と低めで、資産は割安でも、それを効率よく利益に変えられていません。鉄鋼・素材メーカーらしく、自動車や建設の景気に業績が左右される面もあります。
ただし、減配はしておらず、健全な財務に支えられて配当は維持されています。中山製鋼所のような市況の激しさに比べれば、比較的落ち着いた銘柄です。
まとめると、大きな成長は期待しにくいものの、割安・高配当・財務健全という「守りのバリュー株」として、安く仕込んで配当を待つのに向いています。
配当にみる分析
モリ工業に株主優待はありませんが、配当利回りは約3.6%と、まずまず高い水準です。
自己資本比率約80%という極めて健全な財務に支えられており、減益が続くなかでも配当は維持されています。財務に余裕があるぶん、配当の安定性は比較的高いといえます。
ただし、業績が弱含みのため、大きな増配は期待しにくい面もあります。配当が大きく増えるより、安定して続くことを期待する銘柄です。
優待はないぶん、割安な株価で安定した配当を受け取りたい人に向いています。
総合評価
モリ工業は、ステンレス鋼管で国内最大手のメーカーで、PBR約0.62倍・PER約11倍と割安、配当利回りも約3.6%ある割安・高配当のバリュー株です。自己資本比率約80%と財務も極めて健全です。
ステンレス管でトップの安定した事業基盤を持ち、健全な財務に支えられて配当も維持されています。
一方で、自動車・建設需要の弱さから減収減益が続き、ROEも低め、成長性は乏しく、株主優待もありません。
こうした特徴から、モリ工業は「割安な株価で、安定した配当を受け取りながらじっくり待つ」守りのバリュー投資に向いた銘柄といえます。
これらを踏まえ、編集部としては5段階で3.5/5と評価しました。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧めるものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

