TOA[6809]は、駅や空港、商業施設などの放送・音響設備で国内トップクラスの、音響機器メーカーです。
アナウンス放送や非常放送、防犯カメラなど、社会インフラを支える設備を手がけています。
株主優待はありませんが、株価は割安で、配当利回りが約5.4%ととても高い高配当銘柄です。
財務も非常に健全で、高い配当をねらう人に向けて、株式情報をまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 約16倍 | 約0.9倍 | 約76% | 約5.8% | - |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約5.4% | 約5.4% | なし | 3月・9月 | なし |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 株主優待はありませんが、割安・高配当・財務健全の三拍子がそろった、配当ねらいに魅力的な銘柄です。駅や空港の放送設備などで知られる音響機器メーカーで、PBRは約0.9倍と1倍を下回り割安。配当利回りは約5.4%と高く、自己資本比率76%・実質無借金という抜群の財務です。会社は「配当性向85%目安」という明確な株主還元方針を掲げています。ROEが約5.8%と低めな点は弱点ですが、高配当と割安さ、財務の安全性を重視する人に向いています。 |
株主優待情報
TOAには、現在のところ株主優待はありません。
そのぶん、配当でしっかり株主に還元する方針です。
株主優待の内容
株主優待の設定はないため、リターンは配当と株価の値上がり益が中心になります。
権利確定日と有効期限
配当の権利が確定するのは、3月・9月が基準です。
配当をねらう場合は、この権利確定日から逆算して準備しておくと安心です。
会社情報

TOAは、駅・空港・商業施設・学校などで使われる、業務用の放送・音響設備をつくるメーカーです。「TOA」ブランドで、この分野の国内トップクラスに位置します。
駅のアナウンスや、非常時の避難放送、防犯カメラや通話システムなど、私たちの安全・安心を陰で支える設備を幅広く手がけています。
個人にはなじみが薄いBtoB(企業向け)の会社ですが、公共施設という安定した需要を背景に、堅実な事業を続けています。
財務は極めて健全です。自己資本比率は約76%と高く、借金はほとんどなく(実質無借金)、手元資金も豊富なキャッシュリッチ企業です。
会社は「配当性向85%を目安」「DOE(株主資本配当率)5%以上」という、株主への還元を重視した明確な方針を掲げています。
東証プライム市場に上場しており、業種は電気機器に分類されます。
編集部からのおすすめ情報
編集部おすすめ度:
TOAは、割安・高配当・財務健全がそろった、配当重視の人に向く堅実な高配当株です。
株式情報にみる分析
TOAの一番の魅力は、株主への手厚い還元と、それを支える抜群の財務です。
配当利回りは約5.4%と高く、しかも「配当性向85%目安・DOE5%以上」という明確な方針が掲げられているため、還元が続きやすいのが特徴です。
その配当を支える財務も盤石です。自己資本比率は約76%、借金はほぼゼロ、手元には約259億円もの現金があります。倒れる心配が小さく、安心して持ちやすい会社です。
株価はPBR約0.9倍と1倍を下回り、会社の資産価値より安い水準。PERも約16倍と、市場平均より割安です。
業績も好調です。2026年3月期は売上高が過去最高の553億円(前の年から約9%増)、営業利益は約30%増、純利益は約40%増と、しっかり伸びています。
一方で、弱点もあります。稼ぐ力を示すROEは約5.8%と、まだ低めです(ただし改善傾向)。BtoB中心で成長は爆発的ではなく、地味な会社という点も理解しておきましょう。
まとめると、大きな値上がりを狙う株ではなく、割安なうちに仕込んで、高い配当を安定して受け取る「インカム狙い」に向いた銘柄です。
配当にみる分析
TOAに株主優待はありませんが、そのぶん配当がとても手厚く、利回りは約5.4%に達します。
「配当性向85%目安」に加え、業績が悪い年でも一定額を出す「安定配当(DOE5%以上)」の方針があるため、配当が急に大きく減りにくいのが安心材料です。
実質無借金でキャッシュも豊富なため、この高い配当を続けるだけの体力も十分にあります。
「優待はいらないので、とにかく高い配当がほしい」という人に、特に向いた銘柄です。
総合評価
TOAは、駅や空港の放送設備などで知られる、堅実な音響機器メーカーです。割安(PBR約0.9倍)・高配当(約5.4%)・財務健全(自己資本76%・実質無借金)の三拍子がそろっています。
「配当性向85%目安」という明確な還元方針を掲げ、業績も過去最高を更新して増配基調にあります。配当をねらう人にとっては、魅力の多い銘柄です。
一方で、稼ぐ力(ROE)は約5.8%とまだ低めで、BtoB中心の地味な事業のため、株価が大きく跳ねる派手さはありません。
こうした特徴から、TOAは「大きな値上がり」よりも「割安なうちに買って、高い配当を長く受け取る」インカム重視の人に向いた銘柄といえます。
これらを踏まえ、編集部としては5段階で4/5と評価しました。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧めるものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

