デイトナ[7228]は、バイクのカスタムパーツや用品で知られる「デイトナブランド」を持つ会社です。
株価は長い目で見ると上向きで、配当もしっかりめなので、短期の売買より「長く持って育てる」投資と相性が良い銘柄です。
株主優待はプレミアム優待倶楽部のポイント型で、使い道が広いのが特徴です。
この記事では、デイトナの株式情報と優待内容を整理しつつ、長期保有目線でのおすすめ度を分かりやすくまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 8.10倍 | 0.98倍 | 78.1% | 15.01% | 0.00倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3.61% | 3.48% | 0.13% | 12月 | 376,000円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| バイク用品の“強いブランド”を持ち、財務も配当も堅実なので長期保有と相性が良いです。株価は長期で上向きですが、急騰を狙うというより「ほどよい成長+安定配当+控えめ優待」を積み上げるタイプ。優待はプレミアム優待倶楽部で利回りは高くないものの、継続保有の仕組みがあり、長く持つほど受け取りやすい設計です。生活必需品系の優待ではないので“優待の実用性”重視の人には物足りなさもありますが、総合力は高めの銘柄です。 |
株主優待情報

株主優待の内容
デイトナの株主優待は「デイトナ・プレミアム優待倶楽部」のポイントです。
ポイントは食品や家電、ギフト、体験など幅広い商品に交換でき、目線としては「カタログ型のポイント優待」と考えると分かりやすいです。
また、継続保有の条件を満たすとポイントが増える仕組みがあり、短期で出入りするより、じっくり保有する人向けの設計になっています。
| 保有株数 | 優待内容 | 目安 |
| 100株 | プレミアム優待倶楽部ポイント | 初年度は少なめで、継続保有で増える仕組み。 |
ポイント付与の細かな条件や、交換できる商品のラインナップは年度で変わることがあるので、申込みページで最新情報を確認しておくのが安心です。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月です。
優待を受け取るには、12月末の基準日に株主名簿に載っている必要があります。
ポイントには有効期限があり、基本は「最大2年間有効」とされています。
また、継続保有の判定は「同じ株主番号で連続して載ること」が条件になるため、証券会社の口座を頻繁に変える人は少し注意が必要です。
会社情報

株式会社デイトナは、バイクのカスタムパーツや用品をつくって、全国のバイク用品店や整備工場などに届けている会社です。
本社は静岡県にあり、1972年に設立された歴史のあるメーカーです。
デイトナの強みは、「ライダーが本当に欲しいもの」を形にする企画力と、長く使える品質へのこだわりです。
取り扱いはかなり幅広く、エンジン周りや足回りのカスタム部品だけでなく、スマホホルダーのような便利グッズ、ツーリングボックス、バッグ、ウェア、ヘルメット関連、ケミカル用品までそろっています。
ブランド面でも強く、オリジナルブランドに加えて、海外の有名ブランドを日本で正規に扱うビジネスもしています。
たとえば、ツーリングボックスで知られる「GIVI」や、ヘルメットの「NOLAN」など、名前を聞いたことがある人も多いと思います。
また、ガレージ関連にも力を入れていて、「バイクを安全に保管して、趣味を楽しむ」提案まで含めてブランドを広げています。
小売の面では、バイク用品店の運営にも関わっており、ライコランドのフランチャイズ店や、オフロード用品店などの店舗展開をしています。
こういう直営・運営の店舗があると、現場の声が入りやすく、「次に何が売れるか」「どこが使いにくいか」を商品づくりに反映しやすくなります。
さらに海外では、アジアを中心に販路づくりを進めていて、バイクが生活の足になっている国ほど需要が大きいのも追い風です。
まとめるとデイトナは、「部品を作って終わり」ではなく、用品・ブランド・販売網・店舗までつないで、バイクの楽しみ方そのものを広げようとしている会社です。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
デイトナを長期目線で見ると、「小さすぎず、大きすぎず、でも強いブランドを持つ会社」という立ち位置が魅力です。
株価の30年チャートを見ると、昔は大きく上下する時期もありましたが、ここ数年は大きく崩れにくく、上値を切り上げながら推移しているように見えます。
特に2020年代に入ってからは、バイク人気の追い風や、用品・周辺ビジネスの広がりもあって、企業の見られ方が変わった印象があります。
長期投資で大事なのは「一発のヒット」よりも、「毎年、そこそこ稼げて、資金繰りが苦しくならない」ことです。
その点でデイトナは、自己資本が厚く、会社の体力が強い部類に入ります。
借金に頼って無理に伸ばすというより、できる範囲で着実に積み上げていく経営に見えるので、長期保有の不安が小さくなります。
事業内容も分かりやすいです。
バイク用品は、景気が良いときだけ伸びるものではなく、「趣味としての固定ファン」がつきやすいジャンルです。
しかも消耗品や買い替え需要もあるので、ゼロになることが考えにくいのが強みです。
もちろん、バイク人口の長期的な増減や、ブームが落ち着いたときの反動は意識しておきたいところです。
ただデイトナは、国内だけでなく海外の販売網を育てたり、ガレージ・ライフスタイル系の提案に広げたりして、「バイク用品だけに依存しすぎない形」を作ろうとしています。
こういう広げ方は、急成長はしにくい一方で、長く続けやすい戦い方です。
配当利回りは比較的しっかりしていて、長期で持つ人にとっては「持っているだけで報われやすい」設計になっています。
株価が上がる年も下がる年もあると思いますが、配当が続く限り、気持ちの面でも持ちやすいです。
一方で、短期で大きく跳ねる材料を常に期待するタイプの銘柄ではありません。
だからこそ、短期の上下に振り回されず、「バイク文化が続く限り、じわっと積み上がる会社」として、ポートフォリオの一部に置くのが向いています。
総合すると、デイトナは「堅実な財務」「分かりやすい事業」「安定配当」がそろっていて、長期保有の土台はかなり強い銘柄です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
デイトナの優待は、食事券やQUOカードのように分かりやすいものではなく、「プレミアム優待倶楽部」のポイント型です。
このタイプの良いところは、交換先が広いことです。
食品や日用品に寄せることもできますし、趣味寄りのアイテムや体験に寄せることもできます。
つまり「自分で使い道を決められる優待」なので、家族構成や生活スタイルが変わっても対応しやすいです。
さらに大事なのが、継続保有でポイントが増える仕組みがある点です。
これは企業側の本音として、「株主に長く持ってほしい」というメッセージです。
長期投資家から見ると、こういう会社は優待を急にやめにくい傾向があります。
もちろん絶対ではありませんが、少なくとも“短期の話題づくり”として優待を出している感じは薄いです。
一方で、優待利回りだけを見ると高い部類ではありません。
優待でガツンと得したい人には、正直ちょっと物足りないと思います。
ただ、長期保有の考え方は「利回りの数字だけ」では決まりません。
配当がしっかりあり、会社の体力も強く、株価も長期で崩れにくい流れがあるなら、優待が控えめでも“トータルで持ちやすい”銘柄になります。
また、ポイント型は「使い切れない」「期限を忘れる」という失敗が起きやすいので、受け取ったら早めに交換先を決めるのがコツです。
逆にいえば、そこだけ気を付ければ、毎年ちょっとした楽しみが増える優待です。
長期保有を前提にするなら、配当を土台にして、優待は“おまけの楽しみ”として受け取るくらいがちょうど良いと思います。
総合すると、デイトナの優待は「派手さより、継続と設計」で評価したいタイプです。
長期で持つほどメリットを感じやすいので、優待投資としても“長く付き合う前提”ならおすすめ度は上がります。
総括
デイトナは、株式面では「財務が強く、配当も堅実で、長期の流れも悪くない」という、長期投資の土台がしっかりした銘柄です。
一方で、優待は利回りが高いタイプではありません。
ただ、ポイント型で使い道が広く、継続保有でメリットが出やすい作りなので、長期で持つ人ほど相性が良いです。
つまりこの銘柄は、「優待で得したいから買う」というより、「良い会社を長く持つついでに、優待も楽しむ」という持ち方が向いています。
総合評価が5段階で3.5というのはまさにその通りで、派手な主役ではないけれど、ポートフォリオに入れておくと安心感があるタイプです。
バイクという文化が続く限り、デイトナのブランドがすぐに弱くなるイメージは持ちにくいので、長期の目線でじっくり持つ候補として検討しやすいと思います。

