シンシア[7782]は、使い捨てコンタクトレンズを中心に、目の健康に寄り添う商品づくりを行うメーカーです。
長期で見た株価は「大きく伸び続ける」というより、一定の範囲で上下しながら落ち着きどころを探している印象です。
一方で、株主優待が“割引券+デジタルギフト”という実用型で、コンタクト利用者にとっては満足度が高い仕組みになっています。
短期の値動きで追いかけるよりも、配当と優待を受け取りつつ、必要なタイミングで買い増しもしやすい価格帯の「長期向きの生活密着銘柄」として見ていくのが相性が良いです。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 11.81倍 | 1.16倍 | 49.1% | 11.79% | 27.47倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3%台+α(割引券の使い方で差) | 3.44% | 算出困難(割引券型) | 12月 | 49,400円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 配当がしっかりしていて、優待も“使う人には強い”実用型。株価は長期で見るとレンジ傾向ですが、自己資本比率が高めで収益性も悪くなく、企業としての体力は比較的安定しています。優待は割引券なので万人向けではない一方、コンタクトを買う人なら家計の節約効果が大きく、長期で持つほど優遇もある設計です。価格帯も手が届きやすく、優待生活に組み込みやすい点から、長期保有向きとして評価できます。 |
株主優待情報
シンシアの株主優待は、公式販売サイトで使える「割引券(クーポンコード)」が軸です。
さらに、200株以上かつ1年以上の継続保有で「デジタルギフト」も上乗せされるため、長く持つほど嬉しい設計になっています。
| 区分 | 優待内容 |
| 100株以上200株未満 | 公式販売サイトで使える割引券(クーポンコード)。 1年未満:30%割引(最大割引額12,000円)。 1年以上:40%割引(最大割引額16,000円)。 |
| 200株以上1,000株未満 | 公式販売サイトで使える割引券(クーポンコード)。 1年未満:40%割引(最大割引額16,000円)。 1年以上:50%割引(最大割引額20,000円)。 加えて、1年以上:デジタルギフト1,000円相当。 加えて、3年以上:デジタルギフト3,000円相当。 |
| 1,000株以上 | 公式販売サイトで使える割引券(クーポンコード)。 1年未満:50%割引(最大割引額20,000円)。 1年以上:60%割引(最大割引額24,000円)。 (デジタルギフトは「200株以上」の条件で付与)。 |
株主優待の内容
優待の中心は、シンシアの公式販売サイトでコンタクトレンズ等を購入するときに使える割引券です。
割引は「率」と「最大割引額」が決まっているので、普段からコンタクトを買っている人ほど、家計の節約として効きやすいタイプです。
200株以上を長く持つと、割引券に加えてデジタルギフトももらえるため、長期保有との相性が良いです。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月です。
権利を取るには、12月の権利付き最終日までに株を保有しておく必要があります。
権利付き最終日・権利落ち日・権利確定日は年によって変わるため、12月が近づいたらカレンダーを確認しておくのが安心です。
有効期限は、届く案内(クーポンコードや案内書面)に書かれている期間が基準になるため、受け取ったら最初に期限だけチェックしておくと失敗しません。
会社情報

シンシアは、使い捨てコンタクトレンズを中心に扱う会社です。
コンタクトは「目に直接触れるもの」なので、安全性と品質管理がとても大事ですが、同社はそこを最優先にしながら商品を作っています。
扱う商品は、1日使い捨てタイプや2週間タイプ、カラーコンタクトなどです。
公式サイトでも、製品カテゴリとして「1DAY」「2WEEK」「カラーコンタクト」などを分けて紹介しており、選びやすい形にしています。
代表的な製品としては、「シンシアワンデーS」などのシリーズが知られています。
また個人向けだけでなく、法人向けの提案も行っていて、プライベートブランド商品の提案や、薬事申請の支援など、裏側のサポートも事業の一部になっています。
販売の面では、店舗だけに頼らず、ネットでの販売(EC)も強化しているのが特徴です。
今は「買いやすさ」が大切な時代なので、ネットで手軽に買える導線があるのは、長期的に見ても強みになりやすいです。
会社は東京都内に本社があり、上場市場は東証スタンダードです。
全体としては、派手な話題で急成長するというより、生活に必要なものを堅実に届けていくタイプの会社だと捉えると分かりやすいです。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
シンシアを長期保有目線で見ると、「値上がり一本で勝負する銘柄」というより、配当と企業の安定感を土台にして、じっくり付き合うタイプです。
20年チャートを見ると、上場直後の大きな値動きのあと、今は一定の範囲で上下する期間が長く続いています。
こういう形のチャートは、短期の上下を当てにいくよりも、「下がったら少しずつ集める」「上がったら焦らず持つ」という向き合い方のほうが成果につながりやすいです。
企業の中身としては、自己資本比率が高めで、会社の体力は比較的しっかりしています。
借金に頼り切って無理に伸ばすより、堅実に回していく雰囲気があり、長期投資家にとっては安心材料になりやすいです。
利益の稼ぎ方は、コンタクトレンズという「生活の中で繰り返し必要になる商品」が中心です。
しかも目に関わる商品なので、価格だけでなく「品質」「信頼」「買いやすさ」が選ばれる理由になります。
この分野は、いきなり需要がゼロになるタイプではなく、極端な景気悪化でも一定の需要が残りやすい点がポイントです。
一方で、株価がずっと右肩上がりになりやすい業種でもないので、「急に何倍」という期待より、「配当を受け取りながら淡々と持つ」ほうが現実的です。
評価の考え方としては、割安・割高を細かく当てるよりも、事業の分かりやすさと、財務の安定感と、還元姿勢の3つをまとめて見るのがコツです。
この3つがそろっている銘柄は、相場が不安定な時でも持ち続けやすく、長期投資のストレスが小さくなります。
総合すると、シンシアは「大化け狙い」ではなく、「生活必需の領域で、安定した還元を受け取りながら保有する」目的に向いた銘柄です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
シンシアの優待は、いわゆるカタログや食事券のように“誰でも同じ価値”になりやすい優待ではありません。
公式販売サイトで使える割引券なので、「コンタクトを買う人」にとって価値が大きく、「買わない人」には価値が小さくなります。
だからこそ、優待投資としては分かりやすくて、生活に組み込みやすいです。
普段の出費の一部を優待で軽くできるので、使い切れずに困ることが少ないタイプです。
さらに良いのは、長期保有で優待が強くなる設計になっている点です。
100株でも割引券がもらえますが、1年以上持つと割引率が上がり、200株以上で1年以上になるとデジタルギフトも付いてきます。
この仕組みは、会社側が「短期で出入りする株主」よりも「長く応援してくれる株主」を増やしたい意図が見えます。
長期投資家にとっては、こういう姿勢の会社は相性が良いことが多いです。
優待の“見かけの利回り”は、割引券という性質上、人によって差が大きいので数字だけで比べるのはおすすめしません。
それよりも、「自分の生活で確実に使うか」「毎年使って家計の固定費を下げられるか」を基準に考えるほうが、満足度が上がります。
たとえばコンタクトを定期的に買う家庭なら、割引の恩恵がはっきり出るので、優待目的で持つ理由が作りやすいです。
逆に、コンタクトを使わない場合は、配当が良いから持つ、という判断のほうが自然です。
総合すると、シンシアの優待は「生活に刺さる人にはかなり強い」タイプで、長期保有の動機を作りやすい点が魅力です。
総合評価
株価は長期でレンジ傾向ですが、配当がしっかりしていて、財務の安定感もあり、優待も実用的です。
特に「コンタクトを買う人」にとっては、優待の割引が家計に効くので、長期保有の納得感が作りやすい銘柄です。
値上がり益を強く狙うより、配当と優待を受け取りながら、下がった局面で少しずつ増やすような持ち方が合います。
総合的には、優待生活と相性がよく、長期の“守り枠”として組み込みやすいので、評価は4/5としました。

