クラウドワークス[3900]は、、会社とフリーランスをつなぐ「ネットの仕事の市場」を運営する会社です。
働き方が変わる時代に合ったテーマを持っていますが、株価の20年の流れを見ると、長期で右肩上がりとは言いにくい形です。
そのためこの記事では、短期の値動きではなく、長期保有の目線で「株価の流れ」「会社の体力」「優待の使い勝手」を整理していきます。
優待も活用しながら、ムリのない投資判断をしたい人は、ぜひ参考にしてください。
株式情報
| クラウドワークス[3900] | 東証G |
| 時価総額 約126億円 |
株価 794 円
更新:2026年1月23日 終値

20年株価チャート
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| — | 約2倍 | 約4割 | マイナス | 約4倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約4.2% | なし | 約4.2% | 12月 | 約238,200円(300株) |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 事業は面白い一方で、20年チャートの流れが弱く、長期保有で「報われる形」になりにくいのが大きな理由です。足元は自己資本比率が中くらいで、ROEもマイナス側に出ており、稼ぐ力の回復が見えにくい局面です。優待が続く前提なら利回りは作れますが、優待情報はサイトにより表示が分かれるため、制度の確度を確認しながら「買い方をかなり選ぶ銘柄」として見ています。 |
株主優待情報
クラウドワークスの株主優待は、現在廃止されています。
以前は、以下のようにクオカードが優待として設定されていましたが改悪されました。
| 株主優待の内容 | |
| 条件 | 内容 |
| 300株以上 かつ1年以上の継続保有 | QUOカード 10,000円分(年1回) |
会社情報

クラウドワークスは、会社と個人をつなぐ「オンラインの仕事の市場」をつくっている会社です。
たとえば会社が「ホームページを作ってほしい」「チラシをデザインしてほしい」「記事を書いてほしい」といった仕事を出すと、フリーランスや副業の人が応募して受けることができます。
こうした仕組みを、ネット上のサービスとして運営しているのがクラウドワークスです。
お店をたくさん持っている会社ではないので、「店舗数」で伸びるタイプではありません。
代わりに、サービスの登録者や利用企業が増えるほど使いやすくなり、仕事が集まりやすくなる「プラットフォーム型」の特徴があります。
会社の中心サービスとしては、クラウドソーシングの「クラウドワークス」と、フリーランス向けのマッチング(エージェント)系サービスなどが知られています。
また、企業向けには生産性を見える化するSaaS(クラウド型の業務支援ツール)も展開しており、単に「仕事をつなぐ」だけでなく、会社の働き方そのものを整える方向にも広げています。
この分野は、社会全体で副業やフリーランスが増えるほど追い風になります。
一方で、景気が悪いと外注の発注が減ったり、競争が激しくなって単価が下がったりしやすい面もあります。
つまりクラウドワークスは、「働き方の変化」という大きなテーマに乗れる会社である一方で、利益を安定させるのが簡単ではないタイプの会社でもあります。
長期で見ると、サービスの知名度や利用の広がりは魅力ですが、株主としては「しっかり稼げる形に戻ってきているか」を見ながら付き合うのが大事になります。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
クラウドワークスを長期保有目線で見ると、まず一番大きいのは「20年チャートの流れが弱い」という点です。
短期の上げ下げはいったん置くとしても、山を作っては切り下がりやすく、長く持つほど安心できる形になりにくいのが見えてきます。
次に、会社の体力面は「極端に危ない」とまでは言いませんが、自己資本比率は高いとは言いにくく、守りが鉄壁なタイプでもありません。
さらにROEがマイナス側に出ていることから、いまは「株主のお金をうまく増やせている状態」と言いづらい局面です。
この状態で長期保有をする場合、投資の勝ち筋ははっきりしてきます。
それは「利益が回復して、チャートの長期の向きが変わる」というシナリオに乗れるかどうかです。
クラウドソーシングやフリーランス市場は、社会の流れとしては伸びやすいテーマです。
ただ、テーマが良いだけで株価が伸び続けるわけではなく、競争の中で利益を残せる体質になっているかが重要です。
この会社はプラットフォーム型なので、利用が増えると強くなれる反面、広告費や人件費、サービス改善の投資も必要になり、利益が安定しにくい時期が出やすいです。
いまの株価水準は大型株ほど高い期待が乗っているわけではありませんが、それでも「この先きちんと稼げる会社に戻る」という期待がなければ、長期で右肩上がりにはなりません。
信用倍率はほどほどで、需給だけで急に跳ねやすい銘柄というより、材料が出たときに動きやすい印象です。
結論として、長期保有の観点では、現状は積極的におすすめしにくい評価になります。
持つなら「業績の底打ち確認」「長期チャートの向きが上に変わる兆し」「還元(配当や優待)の継続性」の3つをチェックしながら、買い方をかなり慎重にしたい銘柄です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
現在は株主優待がないため、優待目的の長期保有には向きません。
優待投資は「制度が続くこと」が一番大事で、廃止や改悪が入ると、利回りの魅力が一気に落ちてしまいます。
特にクラウドワークスの場合、株価の長期チャートも強い右肩上がりとは言いにくく、優待がない状態では「保有しているだけで得を積み上げる仕組み」が作りづらいです。
そのため、優待目線の評価はかなり厳しくなります。
もしこの銘柄を長期で持つなら、優待の代わりに「配当が増える見込みがあるか」「事業が利益を安定して出せる形になっているか」を見て判断するのが現実的です。
結論としては、優待投資としてのおすすめ度は低く、優待を軸に買う銘柄ではありません。
総合評価
株価の長期トレンドが弱く、収益面も「いまは踏ん張りどころ」に見えるため、総合評価は厳しめのとしています。
優待が実施される前提なら利回り面の魅力は出ますが、情報の表示が分かれているため、優待目的の投資は「確認と慎重な買い方」が前提になります。
長期で安心して持つ銘柄を探している人は、まずは業績の回復と、チャートの長期の向きが変わる兆しが見えてからでも遅くありません。
逆に、テーマ性(働き方・フリーランス)に期待して小さく持つなら、「優待の確定情報」と「下落が続く場合の撤退ルール」をセットで考えるのがおすすめです。
