コーチ・エィ[9339]は、企業向けの「コーチング」を軸に、組織づくりや人材育成を支援するコーチング会社です。
短期の材料で一気に伸びるタイプというより、企業の人材投資が続く限り、じわっと需要が積み上がりやすい事業モデルが特徴です。
株価は5年チャートで見ると、上場直後の荒い値動きが落ち着き、いったん底を固めてから持ち直す動きが出ています。
株主優待はQUOカード型で、生活の中で使いやすく、長期保有と相性が良い内容です。
総合評価は5段階の4とし、長期保有で「優待も取りつつ、堅実に付き合う銘柄」として整理します。
株式情報
| コーチ・エィ[9339] | 東証S |
| 時価総額 約29億円 |
株価 1,233 円
更新:2026年1月22日終値

5年チャートを掲載
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 39.76倍 | 0.94倍 | 70.5% | 3.70% | 0.00倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約4.05% | 1.62% | 約2.43% | 12月 | 123,300円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 優待の実用性と、財務の安定感がしっかりしていて、長期で付き合いやすい銘柄です。上場直後の値動きは落ち着きつつあり、5年チャートでも「底を固めてから持ち直す」形が見えます。配当は派手ではない一方、QUOカード優待を組み合わせると総合利回りは十分に狙えます。人材育成・組織開発というテーマも中長期で需要が続きやすく、値上がりだけを狙うより「優待も受け取りながら長期保有」で力を発揮するタイプです。 |
株主優待情報

コーチ・エィでは、毎年12月末時点で100株以上保有している株主を対象に、QUOカードがもらえます。
株主優待の内容
優待は「使い道が広いQUOカード」なので、生活費の一部として自然に消化しやすいのが強みです。
| 保有株数 | 優待内容 | 目安の優待利回り |
| 100株以上 | QUOカード 3,000円相当 | 約2.4% |
| 300株以上 | QUOカード 12,000円相当 | 約3.2% |
優待は「高級品が届く」タイプではありませんが、毎年ブレが少なく、家計の足しとして堅実に効いてくるのが魅力です。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月で、基準日は12月末日です。
優待を受け取るには、権利確定日に株主名簿へ載っている必要があるため、権利付き最終日までに株を保有しておくのが基本です。
贈呈時期は、定時株主総会後の発送が目安で、案内書類に同封される形になります。
QUOカードの有効期限は「基本的に期限なし」なので、急いで使う必要がない点も長期保有向きです。
会社情報

コーチ・エィは、会社の中で働く人たちが、より良いチームを作れるように支える会社です。
主な仕事は「コーチング」と呼ばれるもので、上司やリーダーが部下と上手に話し合い、目標を決めて動けるように手助けします。
スポーツのコーチに少し似ていますが、会社の仕事に合わせて「考え方」や「会話のしかた」を整えるイメージです。
会社が大きくなるほど、人が増えて話が通りにくくなったり、部署どうしがうまく連携できなかったりします。
コーチ・エィは、そうした問題を減らすために、1人ひとりのリーダーの力を高め、組織全体の動きを良くする支援をしています。
サービスは国内だけではなく海外にも広がっていて、東京に加えてニューヨーク、上海、香港、バンコクなど、世界に拠点を持っています。
言語も日本語だけでなく英語や中国語、タイ語などに対応し、海外で働く人が多い会社の支援にも強いのが特徴です。
「店舗数」というよりは、コーチが企業に入って支援する形なので、お店が増えるビジネスではありません。
その代わり、企業向けのコーチング、管理職向けの育成プログラム、組織づくりのアドバイスなど、会社の中で役立つサービスを組み合わせて提供しています。
コーチングは一度だけで終わりにくく、半年や1年など、ある程度の期間をかけて続けるケースが多いです。
だからこそ、会社との関係が長く続きやすく、景気が急に悪くならない限りは売上が読みやすい面があります。
一方で、人材育成の予算が大きく削られる時期には影響を受けることもあるので、景気や企業心理の変化はチェックしておきたいポイントです。
総じて、コーチ・エィは「人と組織」に向き合う、地味だけれど需要が消えにくい分野で勝負している会社だと言えます。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報にみる分析
コーチ・エィを長期で見るときに大事なのは、「派手な成長株」かどうかではなく、続けて利益を出せる形になっているかです。
この会社のビジネスは、企業が人材育成にお金をかける限り、一定のニーズが出やすい分野です。
景気が悪いと研修費が削られやすい面はありますが、逆に言うと「人の問題が原因で会社が回らない」状況では、支援が必要になりやすいのも現実です。
5年チャートを見ると、上場直後の高い位置から大きく調整して、その後はレンジで行ったり来たりしながら、底を固めて持ち直す動きが出ています。
こういう形は、短期の材料で飛びつくより、時間を味方にしてじっくり持つ方が向いています。
財務面は、自己資本比率が高い水準にあり、まずは「すぐに資金繰りで苦しくなる会社」ではありません。
一方で、収益性は高すぎる水準ではなく、利益が大きく伸びるには「顧客数の拡大」や「単価の上昇」など、地道な積み上げが必要です。
つまり、短期間で株価が何倍にもなるような期待よりも、事業の安定と、株主還元を受け取りながら保有する姿勢が合います。
また、信用取引の面では売残が少なく、急な踏み上げのような需給イベントより、業績や方針の変化が株価を動かすタイプです。
長期保有で見るなら、チェックしたいのは「企業の人材投資が縮む局面でも、契約が急減しない仕組みになっているか」です。
海外拠点や多言語対応がある分、グローバル企業を顧客にできる強みはありますが、海外の景気や為替、各国の人件費なども影響しやすくなります。
このため、投資スタンスとしては、株価の上下に一喜一憂するより、「年単位でゆっくり育つ会社」としてポートフォリオに入れるのが素直です。
総合すると、コーチ・エィは、財務の安心感があり、テーマも息が長い一方で、成長のスピードはゆっくりになりやすい銘柄です。
だからこそ、買うなら「優待や配当をもらいながら、焦らず持つ」という形で、時間を味方にするのがいちばん勝ちやすいと思います。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
コーチ・エィの優待は、QUOカードという「いつでも使える実用品」なので、優待目線ではかなり扱いやすい部類です。
外食券や自社サービス割引だと、生活圏や好みによって価値がぶれますが、QUOカードはコンビニなどで使えるので、価値が落ちにくいのが良い点です。
そしてこの銘柄は、100株でも優待が成立するので、まずは小さく始めやすいです。
さらに300株以上の区分もあるため、長期で「優待の手取り感」を上げたい人は、買い増しの選択肢も持てます。
長期保有をする上で大事なのは、優待が「無理して出している感じ」ではなく、会社の方針として続けやすい形かどうかです。
QUOカード型の優待は、発送・運用のコストが読みやすく、制度として継続しやすいことが多いです。
もちろん、優待は突然変わる可能性がゼロではありませんが、仕組みがシンプルなほど、会社側も維持しやすい傾向があります。
また、優待があると、株を長く持つ理由が一つ増えます。
株価がしばらく動かない時期でも、「毎年の優待と配当を受け取る」という楽しみがあると、メンタルが安定しやすいです。
特にこの銘柄は、チャートが上にも下にも大きく振れた歴史があるので、長期投資では「握れる理由」を持つのが強いです。
優待利回りだけで見ても一定の水準があり、配当と合わせると、待っている時間がムダになりにくい設計です。
ただし、優待が魅力的でも、会社の業績が弱ると株価が下がり、優待分以上に評価が落ちることはあります。
だから優待目線でも、「人材育成の需要が続くか」「顧客企業との契約が継続しやすいか」をセットで見ておくのが安全です。
総合すると、この優待は実用性が高く、長期保有のモチベーションを作りやすいので、優待活用派の投資家には相性が良いと言えます。
優待を軸にしつつ、株価は「安い時に少しずつ集める」くらいの温度感で持つと、満足度が高くなりやすいでしょう。
総合評価
コーチ・エィ[9339]は、優待の実用性と財務の安定感が魅力で、長期保有に向いた銘柄です。
5年チャートでも「底を固めて持ち直す」形が見え、短期勝負より、優待と配当を受け取りながらじっくり持つ方が合います。
派手な成長を期待しすぎず、生活に役立つQUOカードを取りながら、組織開発・人材育成という息の長い需要に乗るイメージで持つと良いでしょう。
