北海道コカ・コーラボトリング[2573]は、北海道を主な販売地域として、コカ・コーラ社ブランドなどの飲料をつくって届ける会社です。
いわゆる「お店がたくさんある外食企業」とは違って、飲料の製造と販売が中心なので、景気の波を受けにくい面があります。
30年チャートを見ると、長い停滞期を越えて、ここ数年でじわじわ強くなってきた形が見えます。
株主優待は「Coke ONドリンクチケット」などを選べるタイプで、使い方が分かりやすく、生活の中で消化しやすいのが良いところです。
大きく儲けるよりも、配当と優待を楽しみながら長く持つ銘柄として、ちょうどいい立ち位置だと思います。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 34.4倍 | 1.24倍 | 81.1% | 3.7% | -倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 2.23% | 0.77% | 1.46% | 6月・12月 | 391,500円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 北海道で飲料を安定供給する地域密着の会社です。財務の安全性が高い水準とされ、長期で持つ不安は小さめです。優待はCoke ONチケットなどを選べて使いやすく、配当と合わせて「コツコツ型」の満足度が出ます。買うなら焦らず分けて買うのが無難です。 |
株主優待情報
北海道コカ・コーラボトリングでは、6月末と12月末の株主に向けて、選べる優待を用意しています。
株主優待の内容
優待は「Coke ONドリンクチケット」か「ケース商品」か「商品詰め合わせ」から選ぶ形です。
スマホで使えるチケットを選べるので、優待の使い道で迷いにくいのがポイントです。
| 必要株数 | 優待内容(選択制) |
| 100株以上 | ①Coke ONドリンクチケット 25枚(目安:4,500円相当)。 ②お好きな商品 1ケース(目安:3,840円相当)。 ③商品詰合せ 22本入り(目安:2,860円相当)。 |
| 1,000株以上 | ①Coke ONドリンクチケット 30枚(目安:5,400円相当)。 ②お好きな商品 2ケース(目安:7,680円相当)。 ③商品詰合せ 28本入り(目安:3,640円相当)。 |
長期保有の上乗せ(何年持ったら増える、など)は「なし」とされています。
権利確定日と有効期限
権利確定月は6月末と12月末です。
贈呈時期は、6月分が9月中旬ごろ、12月分が4月上旬ごろとされています。
Coke ONドリンクチケットを選ぶ場合は、アプリ内で使う形になるので、受け取ったあとに使い忘れないようにだけ注意すると安心です。
会社情報

北海道コカ・コーラボトリングは、1963年にできた会社で、本社は札幌市にあります。
名前の通り、北海道を中心に飲料をつくって、スーパーやコンビニ、自動販売機などに届ける仕事をしています。
会社の役割は「飲料メーカー」というより、コカ・コーラ社のブランド飲料を、地域に合わせて安定して供給する「地域のインフラ」に近いイメージです。
たとえば、コカ・コーラ、ジョージア、綾鷹、い・ろ・は・すなど、見たことのある飲み物が多く、生活の中で当たり前に買われる商品が中心です。
こうした商品は景気が悪いときでも「ゼロになる」ことは少ないので、売上が急に崩れにくい特徴があります。
また、事業は北海道にしぼっている分、地域の物流や販売の仕組みを作りこめる強みがあります。
逆に言うと、全国にお店を広げて一気に伸ばすタイプではないので、成長はゆっくりになりやすいです。
従業員数は単体で200人台、グループ全体で1,000人規模とされており、派手さはないけれど、地域で着実に回るサイズ感です。
株主として見たときは、「北海道の暮らしを支える飲料会社を応援する」という気持ちで、長く付き合いやすい企業だと思います。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
北海道コカ・コーラボトリングを長期保有の目線で見ると、「安心して持ちやすいけど、買い方はゆっくりが合う銘柄」です。
まず良いところは、ビジネスが分かりやすい点です。
人は毎日飲み物を買いますし、北海道という地域で安定して流通させる役割は、急には無くなりません。
会社のお金の面でも、自己資本比率が高い水準とされていて、借金で無理をしている感じが少ないのは安心材料です。
一方で、株価の値ごろ感という意味では、手放しで「割安」と言い切れるタイプではありません。
利益に対して株価が高めに見えやすい局面があり、買うタイミングを急ぐと、あとで「もう少し待てばよかった」となりやすいです。
ただ、30年チャートの方向感を見ると、長い停滞期のあとに上向きが続き、直近は上に放れる動きが出ています。
この形は「人気が集まり始めた」とも言えますが、同時に「短い期間で上がりすぎた反動」が出ることもあります。
だからこそ、短期の上下に振り回されず、長期で持つ前提なら、買い方は2回~3回に分けて、ゆっくり集めるのが合います。
配当利回りは高い部類ではないので、「配当だけで満足する銘柄」というより、優待とセットで持ち味が出ます。
また、地域密着企業は、全国景気よりも「地域の人口」「観光」「物流コスト」などの影響を受けます。
特に飲料は、原材料や運ぶコストの変化が利益に効きやすいので、ここは長期投資でも意識しておきたいポイントです。
総合すると、守りは強めで、成長はゆっくりになりやすい銘柄です。
「北海道の生活に近い企業を、優待も楽しみながら長く応援する」というスタイルなら、おすすめ度は真ん中より少し上に置けます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
優待の面から見ると、この銘柄は長期保有と相性がいいです。
理由はシンプルで、優待が「使いやすい」からです。
外食券や買い物券は、行く店が近くにないと使いにくいことがありますが、Coke ONのドリンクチケットは自販機で使える場面が多いです。
さらに、チケットだけでなく、ケース商品や詰め合わせも選べるので、家族構成や生活スタイルに合わせて調整できます。
優待が年2回あるのも、長期保有では地味にうれしいポイントです。
半年ごとに「何を選ぼうかな」と考える楽しみがあり、持ち続ける理由を作りやすいです。
一方で、優待だけで元を取る、という考え方はおすすめしません。
最低取得額はそれなりに大きいので、優待はあくまで「おまけ」くらいの気持ちの方が気が楽です。
それでも、優待利回りは配当より存在感があり、配当と合算した総合利回りで見ると納得感は出ます。
そして大事なのは、優待の中身が「会社の本業そのもの」だという点です。
飲料の会社が飲料を優待にするのは、在庫処分ではなく、商品に触れてもらいファンになってもらう狙いがあります。
この形の優待は、会社としても続けやすく、急な改悪が起きにくい傾向があります。
もちろん将来は分かりませんが、「会社の強みと優待が一致している」時点で、長期保有の安心感は上がります。
まとめると、優待は派手ではないけれど、生活の中でちゃんと使えて満足度が高いタイプです。
株価が高い安いの判断で迷うときでも、「優待を楽しみつつ長く持つ」前提なら、心が折れにくい銘柄だと思います。
総括
北海道コカ・コーラボトリング[2573]は、株価だけで大きな夢を見る銘柄というより、生活に近い会社を長く持って、優待と配当をコツコツ受け取る銘柄です。
30年チャートでは、長い停滞のあとに上向きが続いており、会社への評価がじわじわ上がってきた流れが見えます。
財務の安全性も高い水準とされていて、長期で持つときの不安は小さめです。
一方で、株価が上がってきた局面では、割安感は出にくいので、買うなら焦らず分けて買うのがコツです。
優待はCoke ONチケットなどが選べて使いやすく、長期保有の満足度を支えてくれます。

