立川ブラインド工業[7989]は、ブラインドやロールスクリーン、間仕切りなど「窓まわり・空間づくり」の製品を作っている会社です。
家やオフィスで当たり前に見かける製品が中心なので、景気が大きく悪化しても需要がゼロになりにくい、わりと堅実なタイプの企業です。
株主優待はオリジナルQUOカードで、長く持つほど優待額が上がる仕組みがあるのが特徴です。
短期の値上がりを追うより、配当と優待を受け取りながら、じっくり長期で付き合いたい人向けの銘柄といえるでしょう。
株式情報
| 立川ブラインド工業[7989] | 東証P |
| 時価総額 約410億円 |
株価 1,975 円
更新:2025年12月30日終値ベース

※本記事は添付の30年チャートを前提に分析しています。
| 割安度 | 安全度 | 需給 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 12.4倍 | 0.73倍 | 83.0% | 5.29% | 0.11倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約3.79% | 3.54% | 約0.25% | 12月 | 約197,500円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 長期で「じわっと増える」タイプの堅実株。30年チャートは右肩上がりの流れが強く、特に直近は高値更新の動きが目立ちます。財務の安全度が高く、配当利回りも高めで、さらに長期保有で優待が増える設計なので、優待投資家の長期ホールドと相性が良いです。 |
株主優待情報

立川ブラインド工業の株主優待は、12月末時点で株を持っている株主に、保有株数と保有年数に応じた「オリジナルQUOカード」がもらえる内容です。
株主優待の内容
| 保有株数 | 3年未満 | 3年以上 |
| 100株以上 300株未満 | 500円分 | 1,000円分 |
| 300株以上 500株未満 | 1,500円分 | 2,000円分 |
| 500株以上 1,000株未満 | 3,000円分 | 4,000円分 |
| 1,000株以上 | 4,000円分 | 5,000円分 |
QUOカードはコンビニやドラッグストアなどで使えるので、優待の中でも「使い道に困りにくい」タイプです。
特にこの銘柄は、3年以上持つと優待額が上がるので、長期保有のモチベーションが作りやすいのが良いところです。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月で、基準日は「12月末日」です。
優待をもらうには、権利付き最終日までに株を買って、基準日に株主名簿に載っている必要があります。
QUOカード自体には有効期限がないタイプが一般的なので、急いで使い切る必要がないのも助かります。
会社情報

立川ブラインド工業は、ブラインドやロールスクリーン、カーテンレール、間仕切りなど、家やオフィスの「窓まわり」や「空間を区切る」製品を作っているメーカーです。
本社は東京都港区にあり、東京証券取引所のプライム市場に上場しています。
創業は1938年で、長い歴史の中で、住宅だけでなく、オフィスや店舗、施設向けの製品にも対応してきました。
扱う製品は、横型ブラインドや縦型ブラインド、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ハニカムスクリーンのように、窓の形や部屋の使い方に合わせて選べるものが多いです。
また、間仕切りは「部屋を増やしたい」「仕事場を区切りたい」といったニーズに使われ、家庭でもオフィスでも活躍します。
ブランドとしては、製品ページでロールスクリーンや縦型ブラインドなどが継続的にリニューアルされていて、色や素材、機能の選択肢を増やしながら、使いやすさを高めています。
ショールームも用意されていて、実際に触って、動かして、色柄を比べながら選べるようになっています。
たとえば、銀座のショールーム機能を引き継いで、新宿に新しいショールームを開くなど、体験型の展示に力を入れているのも特徴です。
こうした「生活の中で必要とされる製品」を、長く、まじめに作り続けている会社なので、急激に流行が変わって売れなくなるタイプの事業ではありません。
派手さは少ないですが、暮らしや働き方の変化に合わせて製品を改善しながら、着実に積み上げていく会社だと考えると分かりやすいです。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
立川ブラインド工業は、長期投資の目線で見ると「安心して持ちやすい条件」がそろっている銘柄です。
まず、事業がブラインドや間仕切りといった住まい・オフィスの必需品に近く、景気が悪い時でも需要がゼロになりにくい点が強みです。
もちろん住宅や建設の流れに影響は受けますが、修理や交換、リフォーム需要もあるため、売上が一気に崩れにくいタイプだと見ています。
次に、財務の安全度が高いのがポイントです。
自己資本比率が高い水準で、借金に頼りすぎない経営をしているので、金利が上がる局面でも会社が急に苦しくなりにくいです。
長期投資で一番怖いのは「思わぬ資金繰り悪化」や「急な大赤字」ですが、この手のリスクは相対的に小さめといえます。
株価面では、30年チャートで見ると、長い時間をかけて上向きの流れを作ってきた印象があり、直近は高値更新の動きも強いです。
こういう形は、短期の値動きが荒い成長株というより、「ゆっくりでも会社の価値が積み上がっている」銘柄に多いパターンです。
割安かどうかを細かい数字で断定するより、全体の雰囲気としては「行き過ぎた割高感は出にくいが、じわじわ評価が上がりやすい」タイプと捉えるのが実用的です。
加えて、配当利回りが高めで、株主還元にもしっかり目を向けている点が、長期投資の安心材料になります。
「毎年の配当を受け取りながら、株価は長い目で右肩上がりを期待する」という形が取りやすいです。
信用倍率が低い水準にあるのも、長期投資家目線では悪くありません。
過度な信用買いが積み上がっている状態より、相場が崩れた時の投げ売り圧力が出にくく、株価が落ち着きやすいからです。
一方で、注意点もあります。
事業の性質上、超ハイペースで成長して株価が何倍にもなる、というよりは、堅実に利益を積み上げて評価が上がるタイプです。
そのため「短期間で大きく儲けたい」人には向きにくいですが、「長く持って資産を育てたい」人には向きます。
総合すると、30年チャートの上向き、財務の強さ、配当の手堅さがそろっていて、長期のコアとして検討しやすい銘柄だと判断します。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
優待目線で見ると、立川ブラインド工業は「派手ではないけど、長期保有にちょうどいい」優待設計です。
優待はオリジナルQUOカードなので、使えるお店が多く、生活費の一部として自然に消化できます。
この「使い切れない優待になりにくい」という点は、長期で持つほど効いてきます。
そして最大のポイントは、3年以上持つと優待額が上がることです。
これは、短期の優待取りを減らして、長く応援してくれる株主を大事にしたい、という会社の意思が見える設計です。
優待を「おまけ」ではなく、長期保有の背中を押す仕組みにしている会社は、優待投資家にとって相性が良いことが多いです。
金額だけを見ると、100株での優待利回りは高利回りランキング常連の銘柄ほど強くはありません。
ただ、ここは「配当が高め」な上に「優待が上乗せ」される形なので、合計で見ると満足しやすいです。
また、QUOカードは保管が簡単で、届いた後の手間が少ないです。
カタログギフトのように選ぶのに悩んだり、食品のように期限を気にしたりする必要がないので、忙しい人ほどメリットがあります。
長期保有を前提にすると、優待の「続きやすさ」も重要です。
会社側から見ると、QUOカードは仕組みがシンプルで運用しやすく、急な変更が起こりにくい傾向があります。
さらに、財務が安定している会社は、優待や配当といった株主還元を続けやすい土台があります。
優待投資でよくある不安は「改悪」「廃止」ですが、ここはそのリスクが相対的に小さめに見えます。
もう一つ、長期目線で効くのは「気持ちの面」です。
3年という区切りがあると、株価が多少上下しても「あと少しで優待が増えるから持っておこう」と考えやすく、売り急ぎを減らせます。
これは長期保有の継続にとって意外と大きな効果です。
総合的に見ると、立川ブラインド工業の優待は「高利回りで釣る」タイプではなく、「長く持つ人が得をする」優待です。
配当+優待を安定的に受け取りたい優待投資家にとって、長期保有の候補として十分おすすめできます。
総括
立川ブラインド工業[7989]は、30年チャートの上向きの流れに加えて、財務の安全度が高く、配当も手堅いので、長期で持ちやすい銘柄です。
優待はQUOカードで実用性が高く、さらに3年以上で優待額が増えるため、優待を活用しながら長く保有するスタイルに合います。
短期で一気に儲けるというより、配当と優待を受け取りつつ、時間を味方にして資産を育てたい人に向いた「堅実な長期保有株」とまとめられます。
