I-ne[4933]は、シャンプーや美容家電などを中心に、身近な「キレイ」と「暮らし」を作るブランド企業です。
自分で企画した商品を作って、ドラッグストアやネットで広く売るスタイルが得意で、ヒットが出ると一気に伸びる力があります。
10年チャートで見ると、2023年ごろに大きく上がったあと、いまは下げ基調で落ち着きどころを探している動きに見えます。
株主優待はデジタルギフトがもらえるタイプで、長期保有で「配当+優待」をコツコツ受け取る人と相性がいい銘柄です。
総合的な評価は5段階で3.5とし、「成長も狙えるけど、買うタイミングと持ち方が大事」という立ち位置で見ています。
株式情報
| I-ne[4933] | 東証P |
| 時価総額 約236億円 |
株価 1,328 円
更新:直近終値(12/30)

10年株価チャート
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 8.6倍 | 1.33倍 | 46.8% | 17.9% | 0.46倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 8.66% | 1.13% | 7.53% | 12月 | 132,800円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 優待のインパクトは強い一方で、株価は下降トレンドが続いているため、長期保有なら「買い方」が成績を分けやすい銘柄です。 |
株主優待情報

株主優待の内容
| 区分 | 必要株数 | 優待内容 |
| 通常 | 100株以上 | デジタルギフト 10,000円相当。 |
| 上位 | 500株以上 | デジタルギフト 20,000円相当。 |
交換先(予定)の例:& Habitポイント、楽天ポイントギフト、Amazonギフトカード、QUOカードPay、PayPayマネーライト、dポイント、au PAYギフトカード、Visa eギフト(vanilla)など。
優待は「現物が届く」タイプではなく、好きな交換先を選びやすいデジタル型なので、生活スタイルに合わせて使えるのが強みです。
一方で、優待の金額が大きいぶん、制度の変更があると株価が動きやすい点は頭に入れておきたいところです。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月で、基準日(12月末)に株主名簿へ載っていることが条件です。
権利付き最終日は年によって変わりますが、参考として2026年は12月28日が表示されています。
贈呈時期は、毎年3月ごろに届く「定時株主総会招集通知」に同封される形が案内されています。
デジタルギフトは受け取り後に交換手続きをするため、実際の有効期限は同封される案内(や交換画面)で必ず確認してください。
会社情報

I-neは、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア商品と、美容家電を中心に、毎日の生活で使いやすい商品を作って売っている会社です。
大きな特徴は、会社が自分でブランドを作り、商品を企画して、作るところは外部の工場も活用しながら、販売は全国のドラッグストアやネットに広げていく「身軽なやり方」が得意な点です。
お店をたくさん持つ会社というより、「いろいろな店舗に商品が置かれている」タイプの会社なので、店舗数を数えるよりも取扱店の広さが強みになります。
ブランドは美容・日用品寄りが多く、たとえばヘアケアのBOTANIST、ナイトケア発想のYOLU、美容家電のSALONIAなど、名前を聞いたことがある人もいると思います。
ほかにも、クレイ系のヘアケアDROAS、禁煙サポート系のNICOLESS、リラックス飲料のCHILL OUTなど、生活の「ちょっと困った」「ちょっと良くしたい」に寄り添うブランドを増やしてきました。
こうしたブランドは、最初はネットで人気に火がついて、その後に店頭へ広がることが多く、うまく当たると売上が伸びやすい反面、流行が変わると次のヒットが必要になる面もあります。
だからこそI-neは、1つのブランドに頼りすぎないように、複数のブランドを育てたり、新しいカテゴリへ広げたりして、売上の柱を増やす工夫をしています。
中学生にも分かりやすく言うと、「ヒット商品を生むのが上手な会社で、当たると強いけど、当たり続けるために次の企画力が大事な会社」です。
長く応援するなら、ブランドが増えているか、人気が落ちたブランドの穴を新商品で埋められているか、売り場(ドラッグストアやEC)での存在感が保てているかを、毎年チェックしていくのが分かりやすい見方になります。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
I-neを長期で見るときに一番大事なのは、「会社の中身は悪くないのに、株価はしばらく弱い」というギャップをどう扱うかです。
10年チャートでは、2023年ごろに高値を付けたあと、2024年から2025年にかけて戻りが弱く、全体としては下向きの流れが続いています。
この形のときは、短期の上げ下げを追いかけるよりも、「いまは人気が落ち着いている時期」と割り切って、長期目線の買い方をするほうが相性がいいです。
株価が下がっている理由は一つではなく、成長株として見られていた時期の期待が落ち着いたり、次のヒットを市場が待っていたり、いろいろな要素が重なって起きます。
ただ、企業としての強みは分かりやすく、ヒット商品の作り方を知っていて、販売先もネットから店頭まで幅広く持っている点は、簡単には真似されにくいです。
また、利益をしっかり出してきた会社なので、極端に背伸びした経営になりにくく、「当たり外れはあっても、やり直しが効く」タイプになりやすいのも安心材料です。
数字の見え方としては、株価水準に対して利益面の評価が低めになりやすい局面で、割高感は強くありません。
一方で、短期的に大きな上昇を期待しやすいチャートではないので、買った直後から気持ちよく上がっていく展開は想定しにくいです。
ここで長期投資家が取れる戦い方はシンプルで、急いで一括で買うより、数回に分けて買って平均の買値を整えることです。
下げ相場の途中は「買ったのに下がる」が起きやすいので、最初から分割前提にしておくと、メンタルも成績も安定します。
そして、長期で持つ根拠としては、会社がブランドを増やし続けられるか、売り場での存在感を維持できるか、海外や新カテゴリで次の柱を作れるか、ここに尽きます。
まとめるとI-neは、「いまの株価の勢い」よりも「次の成長の芽が育つか」を見て待てる人に向いた銘柄です。
逆に言うと、短期間で結果が欲しい人にはストレスになりやすいので、長期保有の枠で、優待と配当を受け取りながら育つのを待つ投資がちょうどいいです。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
I-neの優待は、デジタルギフトという形で、金額がはっきりしていて使い道も広いのが魅力です。
生活費の足しにしたい人はポイント系に寄せられますし、ネットの買い物が多い人はギフトカード系に寄せられるので、「自分の生活に合わせてムダなく使える」のが強いです。
しかも優待利回りが高めに見えやすい設計なので、長期投資で「もらいながら持つ」楽しさが出やすい銘柄です。
長期保有で大事なのは、優待があることで株を手放しにくくなり、結果として「安いところで集めて、高いところでは無理に追わない」という良い行動につながりやすい点です。
一方で注意点もあって、優待のインパクトが強い会社は、制度の変更が出たときに株価が大きく動きやすいです。
だから優待だけを目的にすると、ニュース一つで気持ちが振り回されます。
おすすめの考え方は、「優待はうれしい上乗せ」で、土台はあくまで事業の強さとブランドの伸びで見ることです。
I-neはブランドビジネスなので、ヒットが出れば強い反面、流行が変わると次の矢が必要になります。
だからこそ優待を受け取りながら、決算や新商品の勢いを定点観測して、「次の柱が育ってきた」と感じたときに買い増しするのが長期向きです。
また、優待がデジタル型だと、現物の在庫や配送コストの負担が比較的小さくなりやすいので、会社側としても続けやすい形になりやすいのはプラスです。
総合すると、I-neの優待は長期投資家の味方になりやすく、「株価が弱い時期でも持ち続ける理由」を作ってくれるタイプです。
ただし優待が強いぶん人気も集まりやすいので、買うときは一括ではなく分割で、権利前の高値づかみを避ける意識があると、より長く付き合いやすくなります。
総括
I-neは、優待が魅力的で長期保有の楽しみが作りやすい一方、チャートは下降トレンドが続いていて、買い方がとても大事な銘柄です。
事業面では、ブランドを作って育てる力があり、取扱店も広く、当たれば伸びる土台があります。
だから「優待を受け取りながら、次の成長の芽を待つ」という長期の持ち方がハマります。
おすすめは、焦って一括で買わず、分割で集めて平均の買値を整え、決算とブランドの勢いを見ながら少しずつ判断するスタイルです。
総合評価3.5は、「優待込みの魅力は高いが、株価はまだ逆風なので、長期で丁寧に付き合うと光る」という意味合いです。
