電算システムホールディングス[4072]情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

電算システムホールディングス[4072]は、コンビニでの料金収納代行やクラウドサービスなど、私たちの暮らしとビジネスを支えるITインフラを手がける企業です。

岐阜・愛知の特産品カタログがもらえる株主優待もあり、地元色のある楽しみと配当を受け取りながら、長期でじっくり保有しやすい銘柄と言えます。

この記事では、株価指標や10年チャートの動き、優待内容、会社の事業内容を一つずつ確認しながら、ポートフォリオに組み入れるべきかを長期投資の目線でわかりやすく解説していきます。

目次

株式情報

電算システムホールディングス[4072] 東証P
時価総額
418億円

株価 3,870
更新:2025年11月28日終値

 電算システムホールディングス[4072]30年株価チャート

10年チャートを掲載

割安度 安全度 値動き傾向
PER PBR 自己資本比率 ROE 信用倍率
16.4倍 1.75倍 35.8% 8.7% 6.7倍
優待&配当
総合利回り 配当利回り 優待利回り 権利確定月 優待最低取得額
2.82% 2.05% 0.77% 12月 389,000円
編集部おすすめ度理由
安定したIT基盤ビジネスと成長余地のある決済・収納代行をあわせ持つ、長期保有向きの中堅IT株です。景気に左右されにくいインフラ系のシステム運用収入をベースに、キャッシュレスやクラウドなど伸びる分野にも積極投資しているのがポイントです。優待は地域色の強い特産品カタログで金額は控えめですが、配当と組み合わせると総合利回りは悪くありません。値動きは派手ではないものの、ポートフォリオの中で「攻守バランスの良い1枠」として保有したい銘柄です。

株主優待情報

引用:電算システムホールディングス IRページ

電算システムホールディングスでは、毎年12月末時点で100株以上を1年以上継続保有している株主を対象に、岐阜県・愛知県の特産品などから選べるカタログギフト形式の株主優待を実施しています。

株主優待の内容

優待内容は、3,000円相当の特産品カタログギフトです。

カタログには、明方ハムセット、薬用入浴剤10袋セット、はちみつ3本セット、日本酒の飲み比べセット、高山ラーメン、ビーフカレー・ビーフシチューセットなど、地元色の強い商品が並びます。

また、モノではなく「寄付」を選ぶこともでき、「岐阜県によるSDGsの推進」や「日本赤十字社」への3,000円寄付を選択肢として用意している点も特徴的です。

日常生活で使いやすい食品や日用品が多く、家計のちょっとした助けになる実用的な優待といえます。

  • 必要株数:100株以上(1年以上継続保有が条件)
  • 優待内容:岐阜県・愛知県の特産品など3,000円相当から1点を選択
  • 代わりに、指定先への寄付3,000円を選ぶことも可能

権利確定日と有効期限

権利確定月は年1回の12月です。

優待を受けるためには、基準日(12月末日)時点の株主名簿に名前があるだけでなく、前年12月末と当年6月末、当年12月末の3回連続で同じ株主番号が記録されている必要があります。

カタログは翌年3月下旬ごろに発送され、選んだ商品は4月上旬から順次届けられます。

カタログの申込期限はおおむね数か月先に設定されているため、届いたら忘れないうちに申し込みしておくと安心です。

会社情報

引用:電算システムホールディングス公式サイト

電算システムホールディングス株式会社は、岐阜県岐阜市に本社を置く独立系の情報サービス企業グループです。

もともとは電算システム株式会社として地域の計算センター事業からスタートし、その後システム開発やアウトソーシング、収納代行などへと事業を広げてきました。

2021年に持株会社体制へ移行し、現在はグループ全体を統括するホールディングスとして、情報サービス事業と収納代行サービス事業の二本柱でビジネスを展開しています。

情報サービス事業では、企業や自治体向けに基幹システムの開発や運用を行うほか、クラウドやデータセンターのサービスも提供しています。

特にGoogle Cloudのプレミアパートナーとして、クラウド基盤の設計や移行、運用支援などを一括で担っている点が強みです。

また、業務系システムだけでなく、RPAやAIを使った業務効率化ソリューション、電子契約や経費精算といったバックオフィスのDX支援にも力を入れています。

収納代行サービス事業では、電気・ガス・水道料金や通信料金、通販代金などをコンビニやスマホ決済で支払えるようにするための仕組みを提供しています。

コンビニ収納代行、クレジットカード決済、QRコード決済、後払い決済など、私たちの生活に身近な支払いの裏側を支える存在といってよいでしょう。

グループ会社には、収納代行を中心に手がけるDSKペイメント、電力小売りなどエネルギー関連をサポートするガーデンネットワーク、セキュリティを専門とするピーエスアイやマイクロリサーチなどがあり、それぞれの分野で専門性を発揮しています。

こうしたグループ体制により、システム開発、クラウド、セキュリティ、決済などを組み合わせたトータルソリューションを提供できる点が、同社ならではの強みです。

顧客は自治体や大企業だけでなく、地域の中小企業や病院、学校、各種サービス業など多岐にわたります。

一度導入された基幹システムや決済インフラは、長期間にわたって利用されることが多く、保守や運用を含めたストック型の収益を生み出します。

そのため同社の売上は大きく落ち込みにくく、景気が悪い時期でも比較的安定した業績を維持しやすいビジネスモデルになっています。

一方で、クラウドやキャッシュレス決済の普及が進むことで、今後も新しい需要が期待できる成長分野でもあります。

日常生活の中ではあまり社名を見かけないかもしれませんが、公共料金やECサイトの支払いなど、「当たり前に使えているサービス」を支える縁の下の力持ちのような企業だとイメージするとわかりやすいでしょう。

編集部からのおすすめ情報

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株式情報にみる分析

電算システムホールディングスの株価は、この10年で見ると大きな暴落は少なく、長く横ばいからやや右肩上がりという動きをしてきました。

直近では、クラウドや決済関連の成長期待、ステーブルコインなど新しい取り組みへの思惑もあって一段上の株価水準にシフトしています。

指標面では、市場平均と比べて割安とまでは言えませんが、極端に高い水準でもなく、「成長性をある程度織り込んだ標準的なバリュエーション」という印象です。

自己資本比率はそこまで高くはないものの、ITサービス企業としては標準的な水準で、ROEもほどほどに出ており、資本効率の面でも極端な弱点は見られません。

信用倍率はやや買い残が多めで、短期的には需給のぶれが出やすい局面もありますが、長期投資の観点では致命的な水準ではないと考えられます。

売上構成を見ると、システム開発などの一時的な案件だけでなく、運用保守やクラウド利用料、収納代行の手数料など、ストック性の高い収益が多い点が魅力です。

一度システムを任せた顧客が簡単には他社へ乗り換えにくい業種であり、長期的に安定したキャッシュフローを期待しやすいのが強みです。

今後も企業や自治体のDX需要、キャッシュレス決済の拡大、クラウド移行の波など、追い風となるテーマが多く、売上の成長余地は十分にあります。

一方で、大手SIerや他の決済事業者との競争も強く、案件ごとの価格競争や人件費の上昇など、利益率を圧迫しやすい要因も抱えています。

そのため、爆発的な成長よりも、着実な増収増益を積み重ねていく「中速成長タイプ」とみておくとイメージに近いでしょう。

チャートの形を長期で見ると、過去のレンジを一段上に抜けてきたタイミングにあり、業績の底堅さと成長期待がうまくバランスしている局面と考えられます。

配当利回りは高配当株と呼べるほどではありませんが、IT系の成長株として見れば悪くない水準で、配当性向も極端に高くないため、将来の増配余地も残されています。

総合的に見ると、「超割安で放置されているお宝株」というよりは、「安定性と成長性のバランスが良く、今の水準からでも長期で付き合いやすい中堅IT銘柄」という評価になります。

リスクを取りに行く攻めの一銘柄というより、ポートフォリオの中で中立からやや守り寄りのポジションを担当してもらうイメージで保有するのがよさそうです。

優待情報から見る投資おすすめ度と根拠

電算システムホールディングスの株主優待は、金額ベースで見ると高利回りとは言えませんが、内容はとても「ほっこり」した地域密着型の優待です。

岐阜県や愛知県の特産品を中心としたカタログギフトは、明方ハムやお酒、はちみつ、ラーメン、お米など、日々の食卓で楽しめる実用的な品がそろっています。

優待品が食品中心であるため、届いたものをそのまま消費でき、保管場所に困りにくいのも長期保有との相性が良いポイントです。

また、モノではなく寄付を選べる仕組みは、社会貢献に関心のある株主にとって魅力的であり、企業が地域や社会とのつながりを大切にしている姿勢も伝わってきます。

一方で、優待をもらうには1年以上の継続保有が条件となっており、短期売買ではメリットを享受しづらい設計になっています。

これは企業側が「長く応援してくれる株主」を増やしたいというメッセージでもあり、長期投資家にとっては落ち着いて保有しやすい要素と言えます。

優待利回り自体はそこまで高くないため、「優待だけを目的に全力で買う銘柄」ではありませんが、配当と合わせた総合利回りで見ると、それなりにバランスの取れた水準です。

特に、東海地方の特産品が好きな人や、ふるさと納税のように地域の品を楽しみたい人にとっては、毎年のちょっとした楽しみとして機能してくれるでしょう。

企業規模や業績の安定感を考えると、突然優待が廃止されるリスクは極端に高くはなく、中長期で続いていきそうな制度設計になっている点も安心材料です。

ただし、最低取得額はおよそ40万円弱と、優待目当てで気軽に買える水準ではありません。

そのため、「優待だけを見ればコスパ抜群」というよりは、「ITインフラ企業への投資に、ちょっとした地域特産品が毎年ついてくる」という感覚で考えるのが現実的です。

長期的には、配当と特産品を楽しみつつ、キャッシュレスやクラウドの成長に乗ることができるため、優待と事業の方向性がうまく噛み合った長期保有向きの銘柄だと評価できます。

総合評価

総合的に見ると、電算システムホールディングスは「安定したITインフラ+成長分野+地域特産品優待」を組み合わせた、バランス型の長期保有銘柄です。

株式情報の面では、割安感こそ強くないものの、安定した収益基盤と今後の成長テーマを両立しており、「積極的にポートフォリオに組み入れてよい水準」と判断します。

優待は利回りより内容重視で、東海地方の特産品や社会貢献を楽しみながら保有できる点が魅力です。

最低取得額はやや高めなので、初心者がいきなり大きな比率で保有するよりは、ポートフォリオの一部として「堅実な中堅IT株」として組み込むのがおすすめです。

配当と優待を受け取りながら、クラウドやキャッシュレス決済の成長が業績に反映されていくかを、ゆっくりと見守っていきたい銘柄と言えるでしょう。

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