楽天グループ(4755)の株主優待についてレポートします。
今回の優待は、これまでの楽天キャッシュやポイント付与とは比べ物にならないほどお得な内容——
楽天モバイル(30GBプラン/3,058円相当)が12ヶ月まるごと無料。
合計で36,696円の優待価値。
過去最高クラスの大盤振る舞いです。
この記事では、届いた書類の中身、通信状況のリアルな使用感、そして“この優待はいつまで続くのか?”という投資家視点まで詳しくレビューします。
楽天グループ(4755)今年の優待内容
今回届いた優待はこちら。

✔ 楽天モバイル(音声+データ30GB)を12ヶ月無料
- 通常料金:3,058円(税込)
- 無料期間:12ヶ月
- 優待価値:36,696円
- 条件:100株以上
届いた書類の内容
- 株主優待案内
- eSIM開通用QRコード
- Rakuten Link Office案内
- 開通手順(3ステップ)
- 問い合わせ窓口
QRコードを読み込むだけで設定に進める、非常にシンプルな構成です。
優待の設定手順(実際にやってみた)
STEP1:端末がeSIM対応か確認
- iPhoneXS以降はほぼ対応
- Androidも主要機種は対応
STEP2:eSIM開通
- 書類のQRコードを読み取り
- 指示に従って数分で完了
STEP3:Rakuten Link Officeをインストール
- 通話やSMSを利用できるアプリ
- 個人・法人どちらでも使用可能
楽天モバイルの通信状況を検証してみた
楽天モバイルについては「電波が弱い」というイメージを持っている方も多いと思います。
今回の優待を実際に使ってみて、体感ベースでどうだったかを正直にまとめます。
日常利用ではほぼ問題なし
- ふだんの街中
- 自宅・オフィス
- カフェやスタバ
- 移動中の通信
- SNS・LINE・YouTubeなどの軽い動画視聴
これらは ストレスなく普通に使えるレベル です。
ウェブ検索したり、SNS開いたり、YouTubeを見たり、日常生活で必要な通信は普通にこなせます。
楽天が数年前と比べてかなり設備投資を進めているため、“普段使い”においては大きな問題を感じませんでした。
ただし、地下と人が多い場所は苦手
ここは正直に書きます。
- 地下街
- 大型駅(新宿・渋谷など)
- イベント会場や混雑エリア
- 建物の奥まった場所
こうした“人が密集している場所”や“地下深いエリア”では、繋がりにくい/一時的に通信が止まる ことがあります。
また、繋がったとしても読み込みが遅くなる場面もあり、これは楽天モバイル特有の弱い部分だと感じました。
結論:普段は快適、地下と混雑エリアはやや弱い
- 日常使い:◎ 十分実用的
- サブ回線として:◎ コスパ最強
- メイン回線として:地域による(都心は問題なし、地方は要注意)
- 地下・混雑エリア:△ 弱くなることがある
楽天モバイルはここ数年でかなり改善されていますが、“完全にどこでも強い”というレベルではありません。
ただし 「36,696円の優待が1年間無料で使える回線」 として考えると、コストパフォーマンスは圧倒的です。
この優待内容は“長く続かない可能性が高い”理由
今回の楽天モバイルの優待は、内容を見ればわかる通り、明らかに“やりすぎレベル”の大盤振る舞いです。
スマホ代がまるまる一年無料になるというのは、株主優待の世界でもほとんど前例がなく、企業としても相当なコストを負担しています。
楽天は現在、モバイル事業の黒字化に向けて本気で取り組んでいる最中で、そのフェーズでは「無料でユーザーを増やす施策」は長期戦略と真逆の動きになります。
実際、今の楽天はコストの見直しや効率化を強く押し出しており、その流れを見ても“優待を維持し続ける余裕はあまりない”というのが正直なところです。
さらに、最近は上場企業全体で優待の縮小や廃止が増えてきており、株主還元の中心が「配当」へ移りつつあります。
このトレンドも考えると、楽天のような大規模ユーザーを抱える企業が、毎年この内容を続けるとは考えにくいです。
もちろん現時点では公式な発表はありません。
ただ、投資家視点で冷静に見れば、この“1年無料優待”はむしろ“今だけだから実現できている特例”のようなものだと感じます。
結論として、今回の優待は非常に魅力的だが、長期継続を前提に考えるのはリスクがある。
もらえるうちにしっかり受け取っておく価値が高い。
これが私の正直な見解です。
まとめ|楽天の優待は「今が最強」なので、もらえる今こそ使うべき
今回の優待は、スマホ代が12ヶ月まるごと無料(合計36,696円) という、お得な内容。
通信も思った以上に安定しており、コストパフォーマンスは十分です。
ただし、経営フェーズから見て、この優待は“長続きしない”可能性が非常に高いです。
