イズミ[8273]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

イズミ[8273]は、中国・四国・九州地方を中心に展開する大手スーパーです。

「ゆめタウン」や「ゆめマート」など、生活に欠かせない店舗を数多く運営しています。

株価は長期的に安定しており、大きな下落が少ないのが特徴です。

配当と株主優待の両方があるため、長く持ち続けることで安定したリターンが期待できます。

特に日常的にグループ店舗を利用する人にとっては、優待を生活費の節約に活かせるメリットがあります。

目次

株式情報

イズミ[8273]東証P
時価総額
約2,384億円

株価 3,326
※更新:2025年8月13日

イズミ[8273]30年株価チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
12.8倍0.83倍50.1%4.2%0.60倍

優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
3.06%2.7%0.29%2月、8月332,600円
編集部おすすめ度理由
生活必需品を扱う安定した事業基盤と健全な財務を持つ企業です。株価は長期的に大きな下落が少なく、安定性を重視する投資家に向いています。配当と株主優待を合わせた総合利回りは堅実で、特に日常的に「ゆめタウン」や「ゆめマート」を利用する人には実用性が高い内容です。一方で、急成長や短期売買を狙うには適しておらず、安定志向の長期保有に向いた銘柄といえます。

株主優待情報

株主優待の内容

※株主優待は、毎年2月末日・8月末日時点で100株以上を保有する株主が対象です。保有株数に応じて、以下の2種類から選べます。

1.自社商品券(株主優待券):イズミグループ店舗で使える100円券×枚数(例:100株なら20枚=2,000円相当)
2.ギフト券:全国で使えるUCギフトカード(例:100株なら500円相当)

具体的な枚数/金額は下表のとおりです。(下表はイメージ形式でご活用ください)

保有株数自社商品券(100円券×年2回)ギフト券(年2回)
100株以上20枚(2,000円相当)500円相当
200株以上30枚(3,000円相当)500円相当
300株以上40枚(4,000円相当)500円相当
400株以上50枚(5,000円相当)500円相当
500株以上60枚(6,000円相当)500円相当
1,000株以上100枚(10,000円相当)2,000円相当
2,000株以上200枚(20,000円相当)2,000円相当
3,000株以上300枚(30,000円相当)2,000円相当
4,000株以上400枚(40,000円相当)2,000円相当
5,000株以上500枚(50,000円相当)2,000円相当
6,000株以上600枚(60,000円相当)2,000円相当
8,000株以上800枚(80,000円相当)2,000円相当
10,000株以上1,000枚(100,000円相当)2,000円相当

自社商品券は、ゆめタウン、ゆめマート、ゆめシティ、LECTの各店舗や、(株)ユアーズ、(株)デイリーマート、(有)はなわなどのグループ店舗で使えます。専門店では使えない場合もあるのでご注意ください。

権利確定日と有効期限

権利の確定日は毎年2月末日8月末日です。

1回目(2月末)の優待は5月下旬頃に届き、有効期限は同年11月30日までです。

2回目(8月末)の優待は11月上旬頃に届き、有効期限は翌年5月31日までです。

会社情報

引用:Wikipedia

イズミは、広島県広島市に本社を置くスーパーマーケットチェーンです。

本社の住所は広島市東区二葉の里三丁目3番1号です。

設立は1961年10月27日で、会社名は「株式会社イズミ」です。

イズミは、地域とともに歩む姿勢を大切にしています。

ショッピングセンター型の「ゆめタウン」、小型食品スーパーの「ゆめマート」、オープンモール型の「ゆめモール」を展開しています。

また、関連グループには「ユアーズ」「ゆめマート熊本」「ゆめマート北九州」「デイリーマート」などがあり、地域に根ざした多様な店舗運営を行っています。

ドミナント戦略(本社から2時間圏内に重点出店)により、効率よく地域へ浸透するビジネス展開をしています。

近年、イズミは積極的なM&A(企業買収)を通じて店舗網の拡大を進めています。

2024年1月には大分県の食品スーパー「サンライフ」を子会社化しました。

さらに、2024年4月には旧・西友の九州エリア食品スーパー69店舗を吸収分割の形で継承し、ゆめマート熊本が受け皿となっています。

これにより、2030年に向けて中四国・九州地区で300店舗体制を目指す長期ビジョンの実現に近づいています。

イズミは地域密着を大切にし、その地域の文化やニーズに合った店づくりを心掛けています。

物流効率や販促のスケールメリットを活かしつつ、各エリアでの競争優位を目指しています。

「街の核」として、安心・楽しさ・温もりを届けることを企業理念に掲げており、社員一人ひとりの誇りや地域貢献も重視しています。

編集部からのおすすめ情報

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株式情報にみる分析

イズミの株価は、過去30年で大きく成長と調整を繰り返してきました。

特に2010年代後半には急激な上昇があり、その後は緩やかに下落しながら現在は横ばい傾向にあります。

これは急成長期の反動や、流通小売業全体の成長鈍化の影響を受けたものです。

しかし、大きな下落局面でも株価が極端に崩れず、一定水準で踏みとどまっている点は、事業の安定性を示しています。

財務面を見ると、自己資本比率は高めで、PBRは1倍を下回っており、資産面からの割安感があります。

PERは同業と比べて高すぎず低すぎず、株価が過大評価されている状況ではありません。

ROEは高水準とはいえませんが、安定してプラスを維持しており、収益力は堅実です。

信用倍率は低めで、過剰な買い残による需給の歪みも見られません。

事業モデルは地域密着型で、ショッピングセンター「ゆめタウン」や食品スーパー「ゆめマート」など、生活に欠かせない業態を中心に展開しています。

そのため景気変動の影響を受けにくく、消費者の生活必需品需要に支えられる構造です。

また近年はM&Aを積極的に行い、店舗網を拡大しているため、中長期的には売上基盤の拡大が見込めます。

一方で、流通業界全体の課題として、人件費やエネルギーコストの上昇、競合との価格競争激化があります。

さらに、国内人口の減少やネット通販の普及により、既存店売上の成長には限界も見えています。

このため、株価が大きく右肩上がりで成長し続けるシナリオは描きにくく、長期投資では配当や優待を享受しながら、安定的なリターンを狙う形が現実的です。

総合的に見ると、イズミは急成長銘柄というよりも、安定配当と優待を得ながら保有するタイプの銘柄です。

株価水準は割高ではなく、財務の安定性もあり、長期保有で大きな下落リスクは抑えられると考えられます。

ただし、高い成長性を求める投資家には物足りない面もあり、購入判断は安定志向かどうかで分かれます。

株主優待にみる分析

イズミの株主優待は、自社商品券または全国共通ギフト券から選べる方式です。

商品券はゆめタウンやゆめマートなどグループ店舗で利用でき、日常の買い物で使いやすい内容になっています。

食品や日用品の購入に充てられるため、使い道に困ることが少なく、生活費の節約効果があります。

優待の金額は保有株数に応じて増えるため、家族や事業でまとめ買いをする人ほどメリットが大きくなります。

100株保有でも年2,000円分の商品券が年2回もらえ、さらに配当金も加わるため、総合的な利回りは安定しています。

また、ギフト券を選べば全国で使えるため、近くにグループ店舗がない株主にも恩恵があります。

有効期限は半年ごとに設定されており、権利確定から到着までの期間も短めです。

これにより、すぐに利用を開始できる点は利便性が高いといえます。

長期保有の条件はなく、毎回の権利確定月に保有していれば受け取れるため、柔軟に保有戦略を立てやすい制度です。

ただし、優待利回りは単体では非常に高いわけではありません。

配当と合わせて初めて魅力が際立つタイプであり、優待だけを目的とした短期保有には向きません。

また、使える店舗が限られているため、居住地によっては利便性が下がる点も注意が必要です。

長期保有を考えると、日常的にゆめタウンやゆめマートを利用する人には、安定的で実用的な還元が見込めます。

特に食品や生活必需品の購入で優待を消化できる人にとっては、長期的な生活支援の役割を果たす存在になります。

配当との組み合わせで総合利回りが向上するため、安定収入を重視する投資家には向いた銘柄といえます。

総合的に見ると、優待は派手さはないものの、使い勝手が良く実用性の高い内容です。

長期的に保有し、日常生活に役立てることで、安定した投資リターンが得られると考えられます。

そのため、優待を重視した投資におけるおすすめ度は高めで、特に生活圏内にグループ店舗がある人には適しています。

総合評価

イズミは高成長や短期売買ではなく、安定した配当と優待を長く受け取りながら保有するのに適した銘柄です。

投資のおすすめ度は中立寄りで、特にグループ店舗を日常的に利用できる人に向いています。

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