西松屋チェーン[7545]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

西松屋チェーン[7545]は、ベビーや子ども用品を全国で販売する大手チェーンです。

全国に1,100店舗以上を持ち、日常生活に欠かせない商品を手頃な価格で提供しています。

株主優待は全国の店舗や公式オンラインストアで使えるプリペイドカード形式で、とても使いやすい内容です。

長期で株を持ち続けることで優待額が増える仕組みがあり、配当と合わせると安定したリターンが期待できます。

株価は大きな値上がりを狙うタイプではありませんが、安定感があり、長期保有でじっくり恩恵を受けたい人に向いています。

目次

株式情報

西松屋チェーン[7545]東証P
時価総額
約1,560億円

株価 2,242
※更新:2025年8月4日

西松屋チェーン[7545]30年株価チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
14.5倍1.44倍61%9.3%0.11倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
2.26%1.37%0.89%2月、8月224,200円
編集部おすすめ度理由
安定感を重視する長期投資家に適した銘柄です。株価は大きな成長を狙うタイプではありませんが、全国に広がる店舗網と生活必需品を扱う強みで安定した業績を維持しています。株主優待は実用性が高く、長期保有でさらにお得になる仕組みが魅力です。配当と優待を合わせた総合利回りは堅実で、安心して保有し続けながら生活面でも恩恵を受けられます。派手さはないものの、安定性と実用性の両立を求める投資家におすすめできる企業です。

株主優待情報

株主優待の内容

西松屋チェーンの株主優待は、年2回(2月20日・8月20日)の基準日に100株以上保有している株主に、全国の店舗や公式オンラインストアで使える「株主ご優待カード」が送られます。

通常優待に加えて、3年以上継続保有している場合は2月分の優待額が増額される長期保有優遇制度があります。

このため、長く持つほど年間の優待額が増える仕組みになっています。

保有株数通常優待(年2回)長期保有優遇(3年以上・2月分のみ)年間合計(長期保有なし)年間合計(長期保有あり)
100株以上1,000円 × 2回 = 2,000円+500円2,000円2,500円
500株以上3,000円 × 2回 = 6,000円+1,000円6,000円7,000円
1,000株以上5,000円 × 2回 = 10,000円+3,000円10,000円13,000円
3,000株以上8,000円 × 2回 = 16,000円+4,000円16,000円20,000円
5,000株以上10,000円 × 2回 = 20,000円+5,000円20,000円25,000円

権利確定日と有効期限

優待をもらうためには、所定の権利確定日に株主名簿に名前が記載されている必要があります。

通常優待は年2回、2月20日と8月20日が権利確定日です。

長期保有優遇は2月20日の基準日だけが対象となります。

優待カードは発送後約6か月間使用できるので、期限切れには注意が必要です。

区分権利確定日優待発送時期有効期限
通常優待(年2回)2月20日・8月20日各基準日から約3か月後に発送発行から約6か月
長期保有優遇2月20日(3年以上保有者対象)基準日から約3か月後に発送発行から約6か月

会社情報

引用:ビッグカンパニー

西松屋チェーンは、1956年に兵庫県姫路市で「赤ちゃんの西松屋」として創業し、子どもやマタニティ向けの衣料品や育児用品を手頃な価格で提供する専門店として始まりました。

1979年に現在の社名に変更し、1999年に東京証券取引所に上場しました。

営業時間は多くの店舗で10時から20時まで、一部例外を除き年中無休です。

国内でベビー・子ども用品専門店チェーンとして売上高No.1の地位にあります。

商品展開は幅広く、新生児向けサイズから150cm(中には160cmまで)対応の衣料品を扱っています。

自社のプライベートブランドとして「ELFIN DOLL」や「Smart Angel」などを展開し、衣類だけでなく、おしりふきや哺乳瓶、ベビーカーなど多彩な育児用品も低価格で提供しています。

独自の経営スタイルとして「ガラガラ経営」と呼ばれる方式を採用しています。

これは、店内にマネキンや余計な什器を置かず、人員配置も最小限に抑えて効率化を図ることで、安価で商品を提供する仕組みです。

店舗は主要道路ではなく住宅地や生活道路沿いなどに分散出店し、常に混雑を避けて適正な客数を確保しています。

また近年はPB商品の海外展開にも注力しており、台湾法人の設立や卸売体制の整備により、アジアや欧米を含む30カ国以上で商品展開を進めています。

こうした動きから、国内市場だけでなく国際市場への成長も見込まれています。

西松屋チェーンの企業努力は、「低価格」「豊富な品揃え」「全国展開」「効率的オペレーション」「安心品質」という、子育て家庭の視点に立った経営を貫いている点にあります。

これによって、多くの家庭で必要とされる日常の育児用品を提供する社会インフラ的な役割を果たしていると言えるでしょう。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

西松屋チェーンの株価を長期で見ると、一定の波はありつつも中長期的には大きな上昇トレンドには乗り切れていません。

30年チャートを振り返ると、ある程度の周期で上昇と下落を繰り返しており、特に景気や業績の変化、原材料費の高騰などの影響を受けて下振れする場面も見られます。

近年では一時的に株価が上向く局面もありましたが、その後は調整が入り、長期的には大きく上昇し続ける形とはなっていません。

これは、同社が生活必需品を扱う安定業態である一方、成長スピードが急激ではなく、市場の評価が過度に高まらない傾向があるためです。

また、小売業特有の利益率の低さや、国内人口減少・少子化による需要縮小懸念も、株価が大きく伸びにくい要因となっています。

とはいえ、急激な業績悪化や財務不安といったリスクは低く、一定の価格帯を保ちながら推移することが多い点は長期投資家にとって安心材料です。

過去の推移を見る限り、大きな上昇を期待するよりも、安定配当や優待を得ながら中長期でじっくり構える投資に向いています。

総合的に見ると、西松屋チェーンは株価の大きな成長性よりも、安定感を重視する長期投資家に適した銘柄です。

相場の波に合わせて買い場を選び、優待と配当を組み合わせてインカムゲインを確保する戦略が取りやすい企業だといえます。

株主優待にみる分析

西松屋チェーンの株主優待は、日常的に使いやすく、特に子育て世代にとって実用性の高い内容になっています。

全国の店舗と公式オンラインストアで利用できるプリペイドカード方式のため、現金感覚で買い物ができ、ほとんどの株主が無駄なく使えるでしょう。

食品や日用品のように消費期限を気にする必要もなく、まとめ買いにも適しています。

優待は年2回あり、100株保有で年間2,000円分がもらえます。

さらに3年以上の長期保有で優待額が上乗せされるため、長く持ち続けるほどお得になります。

これは短期売買では得られないメリットであり、企業側も長期保有株主を増やすための仕組みとして機能しています。

金額としては優待だけで生活費を大きくカバーできるわけではありません。

しかし、配当と合わせた総合利回りは安定しており、特に株価の値上がりをあまり狙わず、優待や配当を受け取りながら保有するタイプの投資家にとって魅力があります。

必要な時に必ず買うことになる子ども用品や日常品に使えるため、実際の節約効果は数字以上に感じられるでしょう。

有効期限は約6か月ありますが、日常的に使う商品が多いため、期限切れの心配はほとんどありません。

もしすぐに必要がなくても、計画的にまとめ買いすることで無駄なく使い切れます。

この実用性の高さは、優待をもらっても消化しにくい他業種の優待と比べても優れた点です。

また、この優待は企業のビジネスにも貢献しています。

優待を使うために来店することで、ついで買いを促進し、売上や顧客のリピート率を高めています。

結果的に株主と企業の双方にメリットをもたらす、バランスの取れた制度になっています。

総合的に見ると、西松屋チェーンの株主優待は、配当と組み合わせて長期保有することでより魅力が高まります。

派手さはありませんが、実用性が高く、生活に直結する恩恵を安定的に得られるため、安定重視の投資家に適した優待制度だといえます。

総合評価

西松屋チェーンは株価の大幅上昇を期待するよりも、安定した資産運用を望む投資家に適した銘柄です。

長期保有によって優待の恩恵が増え、配当と合わせて生活に役立つリターンを得やすい点が魅力です。

安心感と実用性のバランスが取れた、長期投資向けの安定銘柄だといえます。

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