TSIホールディングス[3608]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

ファッションやブランドが好きな人にとって、TSIホールディングス[3608]の株はおすすめです。

この会社は多くの人気アパレルブランドを持ち、全国の店舗やオンラインショップで洋服や小物を販売しています。

株を持っていると、配当金に加えて株主優待も受け取ることができます。

優待はお買い物に使える優待券で、日常的に使いやすく、とても魅力的です。

株価は過去に上下はありましたが、長い目で見ると上昇しており、安定した成長を続けています。

配当と優待を活用しながら長く持つことで、楽しみながら資産を増やせる可能性があります。

目次

株式情報

TSIホールディングス[3608]東証P
時価総額
約777億円

株価 1,045 
※更新:2025年7月30日

20年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
14.6倍0.58倍81.4%14.9%5.85倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
3.81%3.81%20%割引券のため試算不可2月、8月104,500円
編集部おすすめ度理由
安定した財務基盤と幅広いブランド展開を強みとするアパレル企業です。配当と優待を合わせた総合利回りは高めで、特に優待は全国の店舗やオンラインで使えるため実用性が高く、長期保有に適しています。株価は長期的に回復・成長しており、押し目を利用して購入すれば安定したリターンが期待できます。ファッションやブランドに興味があり、優待を活用できる投資家にとっては、資産形成と生活の楽しさを両立できる魅力的な銘柄です。

株主優待情報

株主優待の内容

TSIホールディングスの株主優待は、年2回(2月末・8月末)に実施されます。

主な内容は、グループECサイトで使える20%割引券です。

対象サイトは「MIX.Tokyo」「ナノ・ユニバース」「HUF」「Laline」など、同社が展開する幅広いブランドをカバーしています。

保有株数や保有年数によって、もらえる割引券の冊数が変わります。

さらに、1,000株以上を保有している株主は、2月末の優待に限り「選べるギフト」も受け取れます。

このギフトは、自社ブランドの限定商品や地域の特産品、お米や洗剤、寄付などから選択できる仕組みになっており、生活の中でも活用しやすい内容です。

保有株数保有年数割引券冊数(ECサイト20%OFF)その他特典
100株以上3年未満1冊
100株以上3年以上2冊
500株以上3年未満2冊
500株以上3年以上3冊
1,000株以上3年未満3冊選べるギフト(2月のみ)
1,000株以上3年以上4冊選べるギフト(2月のみ)

権利確定日と有効期限

TSIホールディングスの優待は、権利確定日が年に2回設定されています。

2月末日と8月末日がその日にあたり、それぞれの時期に応じて発送や有効期限が異なります。

2月分の優待は5月末ごろに届き、有効期間は6月1日から11月30日までです。

8月分の優待は11月末ごろに届き、有効期間は12月1日から翌年5月31日までと、どちらも約6か月間使えるようになっています。

これにより、1年を通じてほぼ継続的に割引券を利用できるのが魅力です。

項目内容
権利確定日毎年2月末日・8月末日
優待発送時期2月末分:5月末ごろ
8月末分:11月末ごろ
有効期限(クーポン)2月末分:6月1日〜11月30日
8月末分:12月1日〜翌年5月31日

会社情報

引用:TSIホールディングス

TSIホールディングスは、婦人服や紳士服などのアパレルブランドを中心に、全国の店舗とオンラインで商品を販売している会社です。

もともとは東京スタイルとサンエー・インターナショナルという二社が2011年に合併してできました。

現在、ナノ・ユニバース、ジルスチュアート、ナチュラルビューティーベーシック、パーリーゲイツ、アドア、AVIREX、HUF、Lalineなど多くのブランドを展開しています。

主力のブランドであるナノ・ユニバースは、オンラインと実店舗の両方で成長しており、近年では店頭やECともに売上が伸びています。

業務内容は、衣類の企画・製造・販売だけではなく、ライセンスブランドの扱い、物流事業、化粧品輸入、飲食店運営、カフェ、さらには人材派遣や店舗設計まで幅広く手がけています。

最近の売上動向として、2025年2月期の連結決算では、アパレル部門が前年より少し伸び、全体では売上増となりました。
営業利益は増えたものの経常利益は減少し、最終的な純利益は大きく伸びた結果となりました。

店舗数については公式に明示されていませんが、グループは全国に実店舗を展開しており、さらにECサイトでは多彩なブランドをまとめて購入できる仕組みを整えています。

企業姿勢としては、「ファッションの力で社会に価値を届ける」という理念のもと、実店舗とネット通販をうまく組み合わせ、ブランドを育てる戦略を取っています。

まとめると、TSIホールディングスは、日本のアパレルを代表する企業の一つで、いろいろなブランドを育てながら幅広い事業を行っています。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

TSIホールディングスの20年チャートを見ると、2015〜2018年にかけては株価が比較的高値圏で安定的に推移していましたが、その後は下降トレンドに入り、2020年には大きな安値を付けました。

しかしその後の展開は非常に力強く、2021年以降は業績の回復とともに株価も明確な上昇基調に転じています。

特に2023年から2024年にかけては一段高となり、直近では高値圏での調整に移行していますが、依然として上昇トレンドを維持しています。

この上昇の背景には、同社の事業構造改革があります。

アパレル業界は景気や流行の影響を受けやすく、売上が安定しにくい構造ですが、TSIはブランドの多角化とオンライン販売の強化によって、業績の安定性を高めてきました。

特にゴルフやアウトドア分野など、景気変動の影響を受けにくいカテゴリーへの注力が奏功し、収益基盤が改善しました。

財務面でも大きな懸念はなく、自己資本比率は高水準で、借入依存度も低く抑えられています。

このため景気後退や業界の不振期にも耐えられる体力を持っています。

また配当は安定しており、株主優待と合わせると総合利回りが高く、長期保有の魅力を高めています。

注意点としては、直近の株価水準が過去20年でも比較的高い位置にあるため、短期的な値動きはやや不安定になりやすい点です。

しかし長期的に見れば、2020年を底とする上昇トレンドはまだ継続中と判断できます。

押し目を待ちながらの投資や、配当・優待を享受しつつ長期保有を前提とした戦略が有効でしょう。

総合的に見ると、TSIホールディングスは「安定性・成長性・株主還元」のバランスが取れた長期投資向きの銘柄です。

短期的な値幅取りを狙うよりも、下落局面をうまく活用して保有株数を積み増し、配当と優待による総合リターンを享受することが、最も合理的な投資スタイルになるでしょう。

株主優待にみる分析

TSIホールディングスの株主優待は、長期保有を前提にするととても魅力的な制度です。

同社はアパレル事業を中心に、多くのブランドを持っています。

優待では、そのブランドの商品やサービスをお得に利用できる仕組みが用意されています。

特に自社の店舗やオンラインストアで使える優待券は、ファッションに興味がある方にとって実用性が高く、日常的に利用できるのが強みです。

優待の内容は比較的シンプルで、誰にでもわかりやすい構成になっています。

また、使えるブランドや店舗の数が多いため、地域や生活スタイルに合わせて活用できる柔軟性があります。

例えば、都心部に住んでいる方であれば人気ブランドの直営店で利用できますし、近くに店舗がない場合でもオンラインで利用できるため、居住地に左右されにくいのがメリットです。

さらに、優待は年1回確実に届くため、長期的に見れば毎年の生活の中で役立つ「お得な資産」として積み重なっていきます。

これは、株価の値動きによるキャピタルゲイン(売却益)とは別に、安定したリターンを得られる仕組みといえます。

しかも配当金と組み合わせると総合利回りは高水準となり、単なる株価上昇を狙うだけの投資よりもリスクを抑えつつ利益を得られる可能性があります。

アパレル業界の優待は、時期やキャンペーンによって利用価値が高まることがあります。

例えばセールや新作発表の時期に優待券を利用すると、割引率と併せて非常にお得な買い物ができます。

そのため、優待を戦略的に活用することで、生活コストの削減と同時にブランド体験を楽しむことができます。

長期保有を考える投資家にとって、こうした優待の魅力は見逃せません。

TSIホールディングスは全国的にブランドを展開しているため、今後も優待を利用できる環境は維持される可能性が高いです。

もちろん、優待制度は企業の業績や経営方針によって変更・廃止のリスクがありますが、現状の財務健全性やブランド戦略を考えれば、短期間で廃止されるリスクは低いと考えられます。

また、この優待は単なる「金銭的なお得さ」だけでなく、ブランドへの愛着を高める効果もあります。

株主として自社製品やサービスを直接体験することで、企業活動への理解や信頼が深まり、結果的に長期保有のモチベーションにつながります。

こうした「心理的リターン」も含めると、TSIホールディングスの優待は投資価値の一部としてしっかり評価できます。

総合的に見ると、TSIホールディングスの株主優待は、長期的な投資を考える上で非常に有用な要素です。

株価の値動きが落ち着いている時期でも、優待と配当によって安定したリターンが得られるため、長期保有戦略の中核として組み込みやすいといえます。

そのため、同社株を保有する目的が値上がり益だけでなく、生活を豊かにする実益も重視する投資家にとって、優待は非常に魅力的な投資理由となるでしょう。

総合評価

TSIホールディングスは安定性、成長性、そして株主還元のバランスが良く、ポートフォリオに組み込みやすい長期保有向け銘柄です。

優待と配当の魅力を享受しながら、じっくりと時間をかけて資産を育てたい人に向いているといえます。

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