高島屋[8233]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

高島屋[8233]の株は、買い物やおでかけが好きな人にとって、とても楽しい株です。

お店で使える割引カードがもらえるので、普段のお買い物がちょっとお得になります。

しかも、食品やセール品まで割引対象になるのがうれしいところです。

さらに、配当金も安定して出ているので、長く持っていると毎年ちょっとした収入ももらえます。

会社の経営も安定していて、これからも安心して持っていられる株のひとつです。

高島屋を利用する機会がある方なら、生活に役立つ「優待株」としておすすめできる銘柄です。

目次

株式情報

高島屋[8233]東証P
時価総額
約3,455億円

株価 1,087
※更新:2025年6月13日

高島屋[8233]30年株価チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
8.2倍0.70倍36.5%8.5%4.64倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
2.39%2.39%
優待買物割引カード(10%割引)
2月、8月108,700円
編集部おすすめ度理由
優待と配当のバランスがとても良い長期保有向けの銘柄です。10%割引カードは日常生活にしっかり役立ち、家計の節約効果が高いのが魅力。配当も安定しており、企業としての財務健全性や株主還元姿勢も評価できます。株価は割安感があり、インバウンド需要の回復など将来の成長余地もあります。高島屋をよく利用する方には特におすすめできる、安心して長く持てる株といえるでしょう。

株主優待情報

引用:高島屋

株式会社高島屋の株主優待は、普段の買い物にもイベントの楽しみにも使える便利な内容です。

株主優待の内容

メインとなるのは「株主様ご優待カード」です。

このカードを使うと、高島屋の百貨店や公式オンラインストア(一部除外あり)でのお買い物が10%割引になります。

カードは年に2回発行され、長期保有の株主にとっては日常的に活用しやすい優待内容です。

まずはカードの割引上限額をまとめた表です。

保有株式数年間割引上限額
100株以上15万円
200株以上30万円
1,000株以上上限なし

たとえば100株保有していれば、年間15万円分の買い物まで10%OFFが適用されます。

食料品やセール品も割引対象に含まれる点は他社の優待と比べても大きな魅力です。

高島屋をよく利用する方にとっては、生活費を大きく節約できるチャンスになります。

発行時期と有効期間

権利確定月発送時期有効期間
2月末5月下旬発送月から半年間
8月末11月下旬発送月から半年間

このように半年ごとに発行されるので、年間を通して優待を活用しやすく設計されています。

さらにこの優待カードはお買い物の割引だけではありません。高島屋の文化催しにも無料で参加できます。

有料の展覧会やイベントに、株主本人と同伴者3名まで無料で入場することができます。

家族や友人と一緒に文化的なひとときを楽しめる点も、優待の大きな特徴です。

なお、カードの利用にあたっては一部対象外の商品があります。商品券・たばこ・一部ブランド商品・ゲーム機などは対象外となりますが、それ以外のほとんどの商品で割引が受けられます。

会社情報

引用:Wikipedia

株式会社高島屋は、1829年に京都で創業した歴史ある百貨店チェーンです。現在は国内に13の百貨店、合わせて17の商業施設を展開し、大阪・日本橋・新宿・横浜・京都など主要都市で知られています 。

さらに海外では、シンガポール、上海、ホーチミン、バンコクに4つの百貨店があり、日本の老舗百貨店として国際的にも展開しています。

事業は百貨店が売上の中心ですが、法人向け事業、通信販売、商業施設開発、金融サービス、不動産賃貸、建設・内装事業など、グループ36社を通じて幅広く運営されています。

高島屋は株主還元にも力を入れており、最近では株式分割(1株→2株)を実施し、少額からでも投資しやすくしています。また自社株買いも行い、株主還元を強めている姿勢が見られます 。

店舗では、衣料品や雑貨、食品、文化・美術、時計、化粧品などの編集売場を設け、“見る・買う・体験する”を組み合わせた、地域に根差した商業空間を展開しています 。

さらにEC(オンラインストア)も成長しており、日本橋店や玉川店など一部実店舗の売上は前年比で増加しているなど、顧客接点の強化が進んでいます。

経営体制としても、取締役会に社外取締役を交えた任命・報酬委員会を設置し、ROIC(投下資本利益率)を重視するなどガバナンスを強化。

2024年度はROICがWACC(資本コスト)を上回る水準となるなど、効率経営を意識した取り組みも積極的です 。

まとめると、高島屋は長い歴史を背景に、国内外で実店舗とネットを通じて幅広く展開し、多角的な収益構造と株主還元力を備えた企業です。

地元地域とのつながりを大切にしながらも、資本効率やガバナンスを強めることで、これからの時代にも対応できる基盤を築いています。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

高島屋の株式は、長期的に見てなかなか魅力的な選択肢のひとつだと考えられます。

30年チャートを見てもわかるように、バブル崩壊後の長い低迷期を経て、ここ10年ほどはじわじわと力強い回復基調が続いています。

リーマンショックやコロナ禍など外部環境の大きな影響を受ける場面もありましたが、そこからの戻りは早く、会社としての底力があると感じられます。

指標面から見ると、現在のPERはかなり低めの水準です。

つまり利益に対して株価は割安に放置されている印象があります。もちろん小売業は景気の影響を受けやすい業種ではありますが、それでも安定した利益を出し続けている点は評価に値します。

PBRも低めで、会社が持つ資産価値に対して株価はまだ割安と考えられます。

財務体質も安心感があります。自己資本比率はそこそこ高い水準にあり、借金に頼りすぎない健全な経営をしていることがわかります。

ROEもほどよい水準にあり、資本を効率よく使い利益を生み出す力がしっかりあります。

こうした数字を見る限り、急成長こそ狙えませんが、堅実に利益を積み上げていけるタイプの企業といえるでしょう。

配当利回りも平均以上の水準です。

これは長期保有に向いている株の大きな魅力のひとつです。

しかも過去数年を振り返ると減配することなく、むしろ安定的に配当を出し続けている姿勢が見て取れます。

さらに、株主還元の姿勢は強まっており、株式分割や自社株買いなどを行っていることも好印象です。

株価水準そのものも、まだバブル期の高値には程遠く、長期的に見れば割安感が残っています。

景気の影響は避けられないものの、日本の消費市場が緩やかに回復している現在、高島屋のような「中高級層向け+幅広い顧客層」をターゲットにしている企業は比較的強みがあります。

特にインバウンド需要(訪日外国人客)も再び拡大しており、これが今後の業績を後押しする材料にもなりそうです。

もちろん小売業という性格上、短期的な株価の上げ下げは避けられませんが、10年・20年単位でじっくり保有するなら、いまの株価は比較的買いやすいタイミングにあるといえます。

さらに、優待や配当を受け取りながら「お得に高島屋を楽しめる株主」になれるという付加価値も考慮すれば、長期保有向けの優良銘柄と位置づけてよいでしょう。

株主優待にみる分析

高島屋の株主優待は、長期的に株を保有するインセンティブをしっかり与えてくれる内容になっています。

百貨店銘柄の中でも「優待が日常生活に直接役立つ」という点が大きな特徴であり、長く株を持つほどその価値を実感しやすいのが魅力です。

特におすすめなのは「高島屋を普段から利用している方」や「ギフトや特別な買い物をする機会が多い方」にとって、家計の節約効果が継続的に得られる点です。

さらに、この優待制度は長期的に安定して提供されている実績があり、改悪や廃止のリスクが比較的低いことも、長期投資の安心材料となります。

企業文化として株主との関係性を大切にしている姿勢がはっきり見えるため、この点は他の優待銘柄と比べても信頼感があります。

また、優待自体が「自社サービスの利用促進」にもなっているため、会社としても続ける意義が大きく、業績と株主との間に良い循環が生まれています。

これは優待の「質の高さ」だけでなく、「企業と株主の長期的な関係性」を重視する投資家にとっても重要なポイントです。

さらに、優待を通じて株主自身が高島屋の顧客になり、ブランドへの愛着やロイヤルティが育まれる効果も見逃せません。

こうした株主との関係構築は企業の持続的な成長にとってもプラスに働き、結果として株主全体にメリットが返ってくる形になります。

総合的に見ると、優待そのものの金銭的価値だけでなく、制度の継続性・安心感・生活へのなじみやすさ・企業との関係性という観点からも、長期で持つ価値のある優待銘柄といえるでしょう。

特に配当とあわせて保有した場合の総合利回りは非常に魅力的で、株主の満足度は高くなりやすいです。

こうした観点から、優待を重視する長期投資家には十分おすすめできる銘柄です。

総合評価

高島屋の株は、長期的にじっくり持つのにとても向いている株です。

まず、会社としては歴史が長く、全国と海外に百貨店を展開していて、財務の状態も安定しています。利益をきちんと出しながら借金に頼りすぎない健全な経営をしているので、株主としては安心して持ち続けることができます。

もちろん小売業なので景気の影響は受けやすいですが、今の高島屋は国内外でしっかりとお客さんを集める力があり、インバウンド需要の追い風もあります。

長い目で見れば、安定して楽しみながら保有できる、生活に寄り添うタイプの優良株だといえるでしょう。

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