「とりあえず貯金しておけば安心」って思っていませんか?
もちろん貯金は大事。でも、最近は物の値段が上がる「インフレ」の時代です。
何もしないとお金の価値が目減りしてしまうこともあります。
そこで、株式投資(かぶしきとうし)という考え方が注目されています。
この記事では、
- 株式投資の基本
- 預金・貯金と株式投資のちがい
- 日本人の平均的な預金・貯金や投資の金額
- 預貯金と投資へのお金の配分
- 投資信託(とうししんたく)とのちがい
をやさしく解説していきます!
株式投資ってなに?お金に働いてもらうしくみ!
株式投資とは、かんたんに言うと「会社の一部を買って、その会社ががんばってもうけた分をもらう」ということです。
たとえば、あなたが「A社」という人気のゲーム会社の株を買ったとします。
その会社がすごく人気になって売り上げが上がると、株の値段も上がって、その分もうけが出るんです。
株でお金がふえる方法は大きく2つあります。
- 値上がりでもうける(キャピタルゲイン)
安く買って、高く売れば、その差が自分のもうけになります。 - 配当金(はいとうきん)をもらう(インカムゲイン)
会社がもうかったとき、持っている人に「ありがとう」の気持ちとしてお金を分けてくれます。
たとえば、日本取引所グループによれば、2023年、2024年3月期の配当総額は16兆円でした。
私も30代のころから株を始めました。はじめは「知ってる会社」「いつも使ってるサービス」の株をちょっとだけ買うところからスタートしました。
関連記事:【初心者向け】株式投資とは?始め方やメリット・デメリットを解説
預金・貯金と株式投資のちがいは?
貯金(ちょきん)は、お金が減る心配が少ない代わりに、なかなかふえません。
今の普通の銀行の金利は0.001%ほど。100万円を1年預けても10円しかふえません。
一方、株式投資はうまくいけばお金がふえるけど、値下がりのリスクもあります。
だから、貯金と投資は役割がちがうんです。
- 貯金は「守るお金」:いつでも使えるようにとっておく
- 投資は「育てるお金」:将来のために少しずつふやす
預金・貯金のメリットとは?
「預金」「貯金」の一番のメリットは、預貯金はリスクがほとんどないという安心感もあります。
株や投資信託のように「値段が下がって損をする」ということがないので、「とりあえず預けておこう」と考える人も多いですね。
ちなみに「預金」と「貯金」は、お金を預ける金融機関によって呼び方が異なりますが、意味は同じです。大まかに、銀行や信用金庫に預けるお金を「預金」、ゆうちょ銀行や農業協同組合に預けるお金を「貯金」といいます。また、預金と貯金をあわせて「預貯金」と呼びます。
銀行にお金を預けておけば、よほどのことがない限り元本(もとのお金)は減りません。
また、万が一金融機関が倒産した場合も、元本1,000万円までと破綻日までの利息等は「預金保険制度」により保護されています。
さらに、預貯金の必要なときにすぐ使えるというのも大きなポイントです。
たとえば、急に病院に行くことになったり、家の修理が必要になったとき、すぐに引き出して使えるのはとても便利です。
預金・貯金のデメリットは?
預貯金の最大のデメリットは、お金がほとんど増えないことです。お金を預けることに安心はあるけれど、大きく増やすことは難しいのが預貯金です。
今の銀行の金利はとても低く、普通預金の金利は、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3メガバンクで0.2%に設定されています。
つまり、100万円を1年間預けても、1年間で2,000円しか増えません。
安全にお金を預けられることにメリットはあるけど、お金を増やすことに向いていないってことだね!
株式投資のメリットとは?
株式投資のいちばんのメリットは、お金をふやすチャンスがあることです。
会社の株を買って、その会社ががんばって大きくなれば、株の値段が上がって利益が出たり、配当金がもらえたりします。
それに、株式投資は時間をかけてコツコツ続けるほど資金が増えやすいという特徴があります。
たとえば10年、20年と長い期間で投資を続けることで、会社の成長といっしょに自分の資産もふえていく、というわけです。
「働かなくてもお金が少しずつふえていくなんて夢みたい!」と感じるかもしれませんが、これは現実に多くの人がやっている資産の育て方なんですよ。
株式投資のデメリットは?
株式投資のデメリットは、お金が減るリスクがあるということ。
会社の業績が悪くなったり、株の値段が下がったりすると、買ったときより安い値段で売ることになってしまうかもしれません。
会社が倒産してしまったら、その会社の株はほとんど価値がなくなります。最悪の場合、その株に出したお金がまったく戻ってこないこともあります。
また、すぐに使いたいときに向かないというデメリットもあります。
「今売ると損になるけど、急にお金が必要!」という場面では、貯金のように自由に引き出せないこともあるんです。
そしてもうひとつ、知識がないと失敗しやすいという点もあります。
なんとなく雰囲気だけで株を買ってしまうと、思わぬ損をしてしまうこともあります。
だからこそ、株ライフで少しずつ学びながら取り組むことが大切です。
投機
投資と似た言葉で、投機(とうき)という言葉もあります。投機は、「短い期間で一気にもうけたい!」という考えでお金を動かす方法です。
値段の上がり下がりが大きいもので、早く売ったり買ったりしてもうけようとします。
うまくいけばすぐにお金がふえますが、逆にすぐに大きく減ることもあります。ギャンブルに近い考え方です。
資産を作っていくことが目的の投資と違い、運要素があまりにも強いので株ライフでは投機を推奨していません。
日本人の平均的な貯金や投資はいくら?
では、みんなは実際にどれくらい貯金や投資をしているのでしょうか?
2023年の総務省のデータによると、2人以上の世帯の平均金融資産は以下のようになっています。
- 貯蓄(預貯金など):約1,030万円
- 投資(株・投資信託など):約300万円
日本では「貯金が多くて投資が少ない」という傾向があります。
これは「投資はこわい」というイメージがまだ強いからかもしれません。
しかしこれからの時代、預貯金だけでは生活が厳しくなる可能性があり、投資をはじめてみようと思う人が増えてきています。
預貯金と投資、どう分けたらいい?
よく聞かれるのが「預貯金と投資、どっちをどれくらいやればいいの?」という質問です。
最初に大事なのは、「生活に必要なお金をきちんと確保すること」です。
たとえば、仕事がなくなったり、病気になったりしたときでも、すぐ困らないようにするためのお金です。
目安としては、毎月の生活費 × 3〜6ヶ月分くらいは、預貯金(いつでも使えるお金)としてキープしておくのが安心です。
たとえば、1ヶ月に20万円くらい使っているなら、60万円〜120万円くらいを預貯金として残しておきましょう。
生活に必要なお金をのぞいた「使う予定のないお金」があれば、そこから少しずつ投資にチャレンジしていくのがおすすめです。
はじめは、投資:貯金=3:7 くらいの配分からスタートして、慣れてきたら徐々に投資の割合を増やしていくと良いでしょう。
もちろんこれは一例です。
「もうちょっとリスクを取ってもいい」という人は、投資を40%にしてもOKですし、「まだ不安…」という人は10%くらいから始めても大丈夫です。
投資信託(とうししんたく)とのちがいもチェック!
もうひとつよく出てくる言葉が「投資信託(とうししんたく)」です。
これは、自分で株を選ぶのではなく「プロの人におまかせする投資」と考えるとわかりやすいです。
比べるポイント | 株式投資 | 投資信託 |
---|---|---|
自分で選ぶ? | はい | いいえ |
いろんな会社に分けて投資できる? | 自分で会社を選べば可能 | 自動でやってくれる |
手数料は? | 取引のときだけ | 毎年かかる(年0.1~1%程度) |
自由度 | 高い | すこし低い(ルールがある) |
「いきなり株を自分で選ぶのはちょっと…」という人は、投資信託から始めるのがおすすめです。
さらに、「つみたてNISA」や「iDeCo」という制度を使えば、税金もおトクになりますよ。
まとめ
貯金と株式投資は、どちらが正しいというものではなく、それぞれに役割があるお金の使い方です。
- 貯金は、いざというときのための「守るお金」
- 株式投資は、将来に向けて育てる「ふやすお金」
大切なのは、目的に合わせて使い分けること。
まずは生活に必要なお金をしっかり貯金で確保し、そのうえで少しずつ投資にチャレンジしていくことで、ムリなく資産を育てることができます。
投資は「お金の勉強」をしながら進めるもの。
このブログ「株ライフ」では、これからも初心者の目線で、わかりやすく投資の知識を発信していきます。
「守る力」と「育てる力」のバランスを大切に、自分らしい資産づくりをはじめていきましょう!