ビズメイツ[9345]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

ビズメイツ[9345]は、ビジネス英会話やグローバル人材の転職支援を行う会社で、株主優待は自社サービスの“1か月分キャッシュバック”というちょっと珍しい内容です。

この記事では、今日の株価データに加えて、優待の使い方や注意点、長期保有で見るポイントを、できるだけやさしく整理します。

「使う人にはかなり得、使わない人には向かない。」そんなクセのある優待株を、いっしょに見ていきましょう。

目次

株式情報

ビズメイツ[9345]東証G
時価総額
約25億円

株価 775
更新:2025年12月19日終値

ビズメイツ[9345]5年株価チャート

5年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
15.20倍1.37倍65.1%14.05%0.00倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
約47.25%1.94%45.31%12月77,500円
編集部おすすめ度理由
「事業の伸びしろ」+「実用型の優待」をセットで楽しめる中長期向け。一方で、優待は“キャッシュバック型”なので、使う人は強烈に得をし、使わない人は価値がほぼゼロになります。自分の生活にハマるかどうかが評価の分かれ目になりやすい銘柄です。

株主優待情報

ビズメイツの株主優待は、自社サービス利用料の「1か月分キャッシュバック」が中心です。

株主優待の内容

対象内容目安金額贈呈時期
100株以上サービス利用料を上限とした1か月分(税込)のキャッシュバック(申込が必要)。
対象例:Bizmates / Bizmates Coaching(※基準日や制度改定により対象が増える場合あり)。
最大34,650円相当3月中旬(予定)

注意点として、キャッシュバックを受けるには事前に対象サービスの有料会員登録が必要です。

有料会員は自動更新なので、休会や退会を自分でしない限り料金が発生します。

割引キャンペーン中に申し込むと、キャッシュバックは割引後の金額になる点も要チェックです。

権利確定日と有効期限

権利確定月は12月で、基準日は12月31日です。

優待の申込期間は、原則として毎年4月1日から翌年2月末日までとされています。

申込期間を過ぎると権利が失効になるため、もらうつもりならカレンダーに入れておくのがおすすめです。

会社情報

引用:ビズメイツ

ビズメイツは、仕事で使う英語をオンラインで学べる「Bizmates(ビズメイツ)」というサービスで知られている会社です。

学校の英語というより、会議やプレゼン、メールなど、ビジネスの場面を強く意識した内容が特徴です。

もう一つの柱が、海外人材やグローバル人材の転職を助けるサービスです。

たとえば、外国人ITエンジニアなどの転職を支える「G Talent」や、グローバル人材と企業をつなぐ「GitTap」といった事業を行っています。

つまりビズメイツは、「英語を学ぶ」と「グローバルに働く」をセットで支える会社だと言えます。

場所については、本社は東京都千代田区にあり、大阪にも営業所があります。

お店をたくさん持つ会社ではなく、インターネット上でサービスを届ける会社なので、「店舗数が増えるほど強い」というタイプではありません。

その代わり、サービスの使いやすさや、先生・コーチの質、学習が続けやすい仕組みが大切になります。

世の中では、海外のお客さんと仕事をしたり、外国人と同じチームで働いたりする機会が少しずつ増えています。

そうした流れの中で、ビズメイツのような「学び」と「仕事」をつなぐサービスは、必要とされる場面が増えやすい分野です。

一方で、オンライン英会話や転職サービスはライバルも多いので、会社としては差別化を続けることが大事になります。

総じて、ビズメイツは“何かを大量に作って売る会社”ではなく、“学びや働き方を助けるサービス”で価値を出す会社です。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報から見る投資おすすめ度と根拠

ビズメイツを長期目線で見ると、ポイントは「伸びるテーマに乗っているか」と「会社が無理をしていないか」の2つです。

まずテーマとしては、仕事の現場で英語が必要になる流れは、ゆっくりでも続きやすいです。

特に日本は人口が減っていくので、会社としては海外に売ったり、海外の人材を受け入れたりが現実的になっていきます。

そのときに「英語を学ぶ」「海外人材を採用する」「転職で人をつなぐ」という領域は、景気の波はあっても、世の中の方向としては後ろに戻りにくい分野です。

次に会社の体力面ですが、自己資本比率が高めで、数字の見た目としては“ふらつきにくい作り”です。

もちろん、サービス業なので売上が落ちれば利益も落ちますし、競争が激しい世界です。

ただ、借金に頼って無理に大きくするよりも、足場を固めながら伸ばす方が相性が良い業種なので、ここは長期投資家として好感を持ちやすい点です。

一方で、株価の5年チャートを見る限り、上場後の期待が先行して、その後は現実に合わせて評価が落ち着いたように見えます。

こういうタイプは、短期の材料で急に何倍にもなるというより、業績の積み上げで少しずつ評価が戻る形になりやすいです。

つまり、買った瞬間に報われる銘柄というより、「事業が伸びるなら時間が味方になる」銘柄です。

気をつけたいのは、オンライン英会話も人材サービスも、似たサービスが多いことです。

広告費をかけすぎると利益が残りにくくなりますし、サービスの質が下がると継続率が落ちて、長期の成長が鈍ります。

なので長期保有をするなら、「会員数が増えているか」「解約が増えていないか」「利益が置いていかれていないか」を、決算のたびに軽くチェックするのがコツです。

総合すると、ビズメイツは“超安定の大型株”ではありませんが、テーマは悪くなく、事業も分かりやすい部類です。

評価が過熱しにくい局面で、優待も含めてゆっくり育てる感覚で持つなら、5段階で3.5という位置づけはしっくりきます。

優待情報から見る投資おすすめ度と根拠

ビズメイツの優待は、いわゆる食事券やクオカードのような「誰でも嬉しい万能型」ではありません。

代わりに、ビズメイツやコーチングを使う人にとっては、1か月分の利用料が戻ってくるので、体感のメリットがかなり大きい優待です。

優待利回りが高く見えるのは、この“サービスを使った場合の価値”で計算されるからです。

長期保有目線で一番大事なのは、「自分の生活の中で、そのサービスを本当に使うか」です。

たとえば、仕事で英語が必要な人、海外のお客さんが増えている会社の人、転職やスキルアップを考えている人にとっては、優待はかなり相性が良いです。

逆に、英語学習をしない人にとっては、優待は“使い道がない”に近くなりやすいです。

ここが、優待株としての評価が割れやすいポイントです。

また、この優待はキャッシュバック型なので、受け取るには申込が必要で、申込期間を過ぎると失効します。

さらに、有料会員登録が前提で自動更新なので、「優待のために入ったら、いつの間にか継続課金されていた」という事故は避けたいところです。

ただし、仕組みを理解して、必要な月だけ使う、目的が終わったら休会する、という管理ができる人にとっては、かなり合理的です。

長期投資として見るなら、優待の狙いも分かりやすいです。

会社としては、株主にサービスを体験してもらい、ファンになってもらうことで、継続率や口コミにもつなげたいはずです。

つまり優待が“販促”として機能しているので、企業側のメリットもあり、制度が続きやすい構造になっています。

もちろん、環境が悪化すれば優待が変わる可能性はゼロではありません。

それでも、サービス提供型の会社は「現金で配る」より「自社サービスで還元する」方がやりやすいので、優待の設計としては筋が良いです。

結論として、優待目線のおすすめ度は「使う人に限って高い」です。

英語学習を生活に組み込める人なら、長期で持つ理由がしっかり作れる銘柄です。

総括

ビズメイツは、5年チャート的には上場後の調整を経て、いまは“地に足をつける時間”に入っているように見えます。

株式としては、短期の派手さより、事業の積み上げを待つ中長期向きです。

そして優待は、使う人にとって強烈にお得で、使わない人には価値がほぼ出ない、はっきりしたタイプです。

だからこそ「自分の生活にハマるか」を最初に見極めて、ハマるなら長期で付き合うのが一番うまいやり方だと思います。

一方で、英語学習をしない人は、配当中心の別銘柄の方が満足度は高くなりやすいです。

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