イオン[8267]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

日々の暮らしに身近な存在である「イオン」。

全国どこにいても見かけるこの大手小売企業は、実は長期投資の視点でも非常に魅力的な銘柄です。

この記事では、イオン株式会社[8267]の株価や企業情報、株主優待の内容をもとに、長期保有を前提とした投資のおすすめ度を詳しく解説します。

普段からイオンで買い物をしている方にとっては、株主になることで“お得”が日常にプラスされるかもしれません。

生活に密着した企業への投資、はじめてみませんか?

目次

株式情報

イオン株式会社[8267]東証P
時価総額
約3兆4,615億円

株価 3,970
※更新:2025年4月16日

イオン株式会社[8267]株価チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
85.4倍3.26倍7.6%2.74%0.07倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
1.01%1.01%2月、8月397,000円
編集部おすすめ度理由
安定した事業基盤を持つ企業に長期投資をしつつ、日常的な優待の恩恵を受けたい」という投資家に最適な銘柄です。配当利回りはそれほど高くはありませんが、優待を活用することで実質的なリターンを大きく高めることができるため、特にイオンの利用頻度が高い人にとっては非常にコストパフォーマンスの良い銘柄です。

会社情報

イオン 本社(引用:イオン株式会社)

イオン株式会社は、日本最大級の総合小売企業として、全国各地に多彩な業態の店舗を展開しています。​

その中核となるのが「イオン」ブランドの総合スーパー(GMS)であり、食料品、衣料品、生活雑貨など、日常生活に必要な商品を幅広く取り揃えています。​

​その規模は非常に大きく、2024年2月末時点でのグループ全体の店舗数は17,887店舗、従業員数は約59.9万人に達しています。 ​

具体的な事業内容としては、総合スーパー(GMS)である「イオン」をはじめ、食品スーパーマーケットの「マックスバリュ」、ディスカウントストアの「ザ・ビッグ」、コンビニエンスストアの「ミニストップ」など、多彩な業態を展開しています。​

これらの店舗は、地域のニーズに合わせて商品やサービスを提供し、日々の生活に密着した存在となっています。

また、ショッピングモールの開発・運営を手掛けるイオンモール株式会社は、2025年3月現在、国内163店舗、海外40店舗の合計203店舗を展開しています。 ​

これらのモールは、地域の商業拠点として、多くの人々に利用されています。​

さらに、イオングループは金融サービスにも力を入れており、イオンフィナンシャルサービス株式会社を中心に、イオン銀行やイオンカードなどを提供しています。​

これらのサービスは、顧客の多様なニーズに応えるとともに、グループ全体の収益基盤を支えています。​

イオンリテール株式会社は、2024年8月末時点で国内に372店舗を展開し、約73,648人の従業員が在籍しています。

​このように、イオングループは多岐にわたる事業を展開し、地域社会に密着したサービスを提供し続けています。

イオンの特徴的な取り組みとして、環境保全や地域社会への貢献があります。​

植樹活動やリサイクル推進など、持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に行っています。​

地域の文化や伝統を尊重し、地元産品の取り扱いを強化するなど、地域密着型の経営を推進しています。​

株主優待情報

イオン株式会社の株主優待は、家計に密接したあらゆる場面で使えるからこそ、恩恵の大きい優待制度といえます。

家計の節約を重視する人や、日用品や食料品の購入をイオンに依存している家庭にとっておすすめできる優待制度です!

オーナーズカード

最も魅力的な特典は、「オーナーズカード」のキャッシュバック制度です。100株以上の株式を保有すると、このカードが発行され、イオン系列の店舗での買い物金額に応じて、3%〜7%のキャッシュバックを受けることができます。具

具体的には、100株保有で3%、500株で4%、1,000株で5%、3,000株以上で7%のキャッシュバック率が適用されます。

イオンのトータルアプリ「iAEON」を利用することで、オーナーズカードの機能をスマートフォン上で使用できます。​アプリにオーナーズカード情報を登録すると、半年に一度の特典還元を共通ポイント「WAON POINT」で受け取ることが可能です。​ただし、アプリでの利用が可能な店舗と、従来のプラスチック製カードでの利用が必要な店舗があるため、引き続きカードを保有することが推奨されています。

オーナーズカード利用方法

オーナーズカードを利用する際は、会計前にレジでカードを提示し、以下のいずれかの方法で支払いを行います:。

  • 現金​
  • 電子マネーWAON​
  • イオンマークのクレジットカード
  • イオン商品券
  • イオンギフトカード

(株)コックス、(株)ジーフット、(株)未来屋書店など一部の店舗では、現金払いのみが特典適用となるので注意です。

対象外商品

以下の商品やサービスは、オーナーズカードの特典対象外となります。

  • タバコ​
  • 切手、印紙、ハガキ​
  • 金・地金​
  • プリペイドカード類​
  • ギフト券やギフトカード類​
  • 配達料、送料​
  • 処方箋により販売する医薬品​
  • 有料レジ袋
  • 家電製品購入時の保険料​

「イオンギフトカード」「WAONカード」「イオン商品券」の購入や、電子マネーWAONへのチャージも特典の対象外です。

利用限度額

オーナーズカードの特典は、半年間で合計100万円(家族カード利用分を含む)までの買い物が還元対象となります。

キャッシュバック方法

特典の還元は、半年ごとに行われます。​3月1日~8月末日の利用分は10月に、9月1日~2月末日の利用分は4月に、「オーナーズカードご利用明細書」と「株主ご優待返金引換証」が送付されます。

​これらを持参し、返金取扱店舗のサービスカウンター(もしくは指定の返金取扱いレジ)で返金を受け取ります。​また、イオンのトータルアプリ「iAEON」をスマートフォンにダウンロードし、会員情報等を登録することで、共通ポイント「WAON POINT」での還元を受け取ることも可能です。​

なお、店舗での返金取扱期間や引換証には有効期限がありますので、注意が必要です。

株式の売却や振替等により、8月末日および2月末日の株主権利確定日に保有株式数が100株未満になった場合や、株主番号が変更になった場合は、9月1日以降または3月1日以降の利用が無効になります。

お客さま感謝デーやイオン系列サービスの割引

さらに、オーナーズカードを持っていると、毎月20日と30日に開催される「お客さま感謝デー」での5%割引特典も受けられます。​イオンやマックスバリュ、イオンスーパーセンターなどの店舗で利用可能であり、日常の買い物をよりお得に楽しむことができます。​

また、オーナーズカードはイオン系列のサービスでも利用でき、イオンシネマでは映画鑑賞料金が割引になるなど、生活のさまざまな場面で役立ちます。

イオンペットなどのペット関連サービスでも特典が適用されるため、ペットを飼っている人にとっても嬉しいポイントです。

2,000円相当のイオンギフトカード贈呈

保有期間が3年以上の場合、1,000株以上の保有で2,000円相当のイオンギフトカードが贈呈されます

​保有株数に応じて、最大で10,000円相当のギフトカードが提供されるため、長期的な投資を検討している方にも魅力的な制度と言えるでしょう。​

これらの優待制度を活用することで、日常の買い物やサービス利用がより充実したものとなります。​イオンの店舗を頻繁に利用する方や、長期的な資産形成を目指す投資家にとって、同社の株式は有力な選択肢となるでしょう。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

イオン株式会社は、長い目で見て安定した成長を続けている企業です。

株価の動きを10年以上さかのぼって見ると、リーマンショックやコロナ禍など大きな出来事の影響を受けながらも、全体的には上昇傾向を維持しています。

日本の小売業の中でも、特に強い存在感を持っています。

イオンの大きな特徴は、いろいろな事業を展開していることと、その規模の大きさです。

全国や海外にショッピングモールやスーパーを展開しているだけでなく、銀行や電子マネーなどの金融サービス、不動産関連の事業も行っており、収益の柱が複数あることで、安定した経営ができています。

特に、イオン銀行や電子マネー「WAON」は多くの人に使われていて、日々の暮らしに溶け込んだサービスとなっています。

また、イオンは食料品や日用品など、生活に欠かせない商品を扱っているため、景気の悪化にも強いという特徴があります。

不景気でもスーパーでの買い物は必要なので、収益が大きく落ち込むリスクが少ないのです。

さらに、イオンモールのような大型施設では、店舗からのテナント収入があるため、家賃収入として定期的に安定したお金が入ってきます。

ただし、注意点もあります。

イオンは新しいお店の出店や施設の整備などに積極的で、大きなお金を使っている分、自己資本比率がやや低めです。

つまり、自分たちの資金だけではなく、借り入れにも頼って事業を進めているということです。

そのため、もし金利が上がった場合には、返済の負担が大きくなる可能性もあります。

ただし、日々の営業で安定したお金を稼げている会社なので、すぐに心配するようなリスクではないと考えられます。

最近では、デジタル化や環境にやさしい取り組みにも力を入れており、時代の変化に合わせて進化し続けている点も見逃せません。

電子決済の導入や、環境に配慮した経営スタイルは、企業としての価値を高めていく要素となっています。

このように、イオンの株は「すぐに値上がりを狙う」よりも、「日々の生活に役立つ優待を受けながら、安心して長く持ち続けたい」という人に向いている銘柄だと言えるでしょう。

安定した会社に長く投資したいと考えている人にとっては、とても魅力的な選択肢です。

株主優待にみる分析

イオンの株主優待制度は、小売業の中でも特に充実しており、日常的にイオン系列の店舗を利用する人にとって非常に魅力的な内容となっています。

オーナーズカードによるキャッシュバック制度や感謝デーの割引、映画館での割引など、日常の生活費を直接的に抑えられる点が最大の強みです。

実質的な家計の節約効果を考えると、優待利回りは非常に高いと判断できます。

長期保有者向けの特典として、3年以上保有することでイオンギフトカードが贈呈される点も魅力的です。

これは、単に株価の変動による利益を狙うのではなく、企業との長期的な関係を築くインセンティブとなります。

さらに、イオンは全国に多数の店舗を持つため、特定の地域に限定されず、幅広い株主が優待の恩恵を受けられる点も評価されるべきポイントです。

一方で、優待を最大限に活用するには、日常的にイオンの店舗を利用することが前提となります。

普段あまりイオン系列の店舗を使わない投資家にとっては、優待のメリットが十分に発揮されない可能性もあります。

しかし、イオンは国内ほぼ全域に店舗を展開しているため、引っ越しなどのライフスタイルの変化にも対応しやすい点は安心材料です。

総合的に見て、イオンの株主優待は、長期保有を前提とした「優待投資」に非常に適しています。

特に、日常的にイオンの店舗を利用する人にとっては、実質的な投資利回りが高く、株価の値動きに左右されにくい安定したメリットを享受できる点が大きな魅力です。

そのため、イオンの株式は、優待を重視する長期投資家にとって、非常におすすめできる銘柄の一つと言えるでしょう。

総合評価

イオンの株式は、「安定した事業基盤を持つ企業に長期投資をしつつ、日常的な優待の恩恵を受けたい」という投資家に最適な銘柄です。

配当利回りはそれほど高くはありませんが、優待を活用することで実質的なリターンを大きく高めることができるため、特にイオンの利用頻度が高い人にとっては非常にコストパフォーマンスの良い投資になります。

一方で、財務体質の面では借入依存度が高いため、急激な金利上昇局面や景気の大幅な後退には注意が必要です。

また、優待の恩恵を最大限に活かせるのは国内でイオンを頻繁に利用する投資家に限られるため、投資目的が「配当収入のみ」の場合は、他の高配当銘柄のほうが適している可能性もあります。

しかし、「生活に直結する優待を受けながら、長期的な資産形成をしたい」という人にとっては、イオン株は非常に魅力的な選択肢です。

株価の短期的な変動を気にせず、10年以上のスパンで持ち続けることで、優待とともに資産価値を増やしていく投資が可能といえるでしょう。

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