長瀬産業[8012]は、創業180年をこえる、日本を代表する大手の化学品商社です。
塗料や樹脂、半導体の材料など、幅広い化学品を世界中で売買しています。
株主優待(電子マネー)があり、配当とあわせて株主還元にも前向きな会社です。
半導体材料を追い風に成長する、堅実な優良商社として株式情報をまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 約14倍 | 約1.15倍 | 約49% | 約8% | - |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約2.2%〜 | 約2.2% | 長期保有で加算 | 3月・9月 | 約12万円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 半導体材料を追い風に成長する、堅実な大手化学品商社です。株主優待(電子マネー)もあります。創業180年の老舗で、塗料・樹脂から半導体材料まで幅広く扱います。2026年3月期は増収増益で、翌期も過去最高益を見込むなど業績は好調。PBR約1.15倍・PER約14倍と株価は妥当〜やや割安で、配当約2.2%に加え、長期保有で厚くなる優待も魅力です。派手さはありませんが、成長と安定のバランスが取れた銘柄です。 |
株主優待情報
| 保有株数 | 優待内容 |
| 100株以上(半年以上の継続保有) | 電子マネー 1,500円相当〜 |
| 長期(3年以上)・多く保有するほど | 金額アップ(1万円相当〜) |
株主優待の内容
長瀬産業の優待は、保有株数と継続保有年数に応じて、電子マネー(PayPayポイント・au PAY・QUOカードPayなど)がもらえる制度です。2026年からは、以前のカタログギフトに代わって電子マネーに変わりました。半年以上の継続保有が条件で、長く持つほど、また株数が多いほど、もらえる金額が増えていきます。※2026年4月に1株→4株の株式分割を実施し、優待の株数区分も変わっているため、正確な金額は公式サイトでご確認ください。
権利確定日と有効期限
優待の権利が確定するのは毎年3月末で、半年以上の継続保有が条件です。なお配当の権利は、3月末・9月末の年2回が基準です。
会社情報

長瀬産業は、1832年の創業から190年以上の歴史を持つ、日本を代表する化学品の専門商社です。
塗料やインキ、樹脂、染料といった伝統的な化学品に加え、近年は半導体やスマホに使われる電子材料の分野で存在感を高めています。
海外30カ国以上に拠点を持ち、110を超えるグループ会社を通じて、世界中でモノを売買しています。単なる仲介にとどまらず、研究開発や製造・加工まで手がけているのが特徴です。
2026年3月期の売上高は約9,728億円(前の年から約3%増)、営業利益は約447億円(約15%増)と、増収増益を達成しました。半導体材料の伸びが業績をけん引しています。
自己資本比率は約49%で、在庫や売掛金を多く抱える商社としては標準的な水準です。
東証プライム市場に上場しており、業種は卸売業(商社)に分類されます。
編集部からのおすすめ情報
編集部おすすめ度:
長瀬産業は、半導体材料の成長を取り込みつつ、配当と優待でも還元する、バランス型の優良商社です。
株式情報にみる分析
長瀬産業の強みは、地味に見えて、時代の成長分野をしっかり押さえていることです。
伝統的な化学品で安定した収益を稼ぎながら、いまは半導体・電子材料という成長分野が業績を押し上げています。「守り」と「攻め」の両方を持っているのが魅力です。
業績は好調で、2026年3月期は増収増益。会社は翌2027年3月期も過去最高益の更新を見込んでおり、成長が続く見通しです。
稼ぐ力を示すROEも約8%まで改善してきており、商社として着実に収益性を高めています。
株価はPBR約1.15倍、PER約14倍と、市場平均に比べて割安〜妥当な水準です。成長性を考えると、過度に高いとは言えません。
一方で注意点もあります。商社は世界景気や為替の影響を受けやすく、円高や海外経済の減速は逆風になります。自己資本比率も約49%と、突出して高いわけではありません。
まとめると、成長分野(半導体材料)を取り込みながら、割安〜妥当な株価で買える、バランスの良い商社株といえます。
配当・優待にみる分析
長瀬産業は、配当利回りが約2.2%あり、それに加えて株主優待(電子マネー)ももらえます。
優待の特徴は「長期保有でお得になる」こと。半年以上の継続保有が条件で、保有年数が長いほど、また株数が多いほど、もらえる電子マネーが増えていきます。長くコツコツ持つ人に向いた設計です。
2026年に優待がカタログギフトから電子マネーに変わり、同時に1株→4株の株式分割も行われました。優待の株数区分も変わっているため、必要株数や金額は公式サイトで最新の内容を確認しておくと安心です。
配当と優待を合わせた還元を、長期でじっくり受け取りたい人に向いています。
総合評価
長瀬産業は、創業190年をこえる老舗でありながら、半導体材料という成長分野を取り込んで伸びている、バランスの良い大手化学品商社です。
2026年3月期は増収増益で、翌期も過去最高益を見込むなど業績は好調。株価もPBR約1.15倍・PER約14倍と割安〜妥当で、配当約2.2%に加え、長期保有で厚くなる優待も魅力です。
一方で、商社という事業の性質上、世界景気や為替の影響を受けやすい点には注意が必要です。優待は2026年に電子マネーへ変更・株式分割もあったため、最新の条件は確認しておきましょう。
こうした特徴から、長瀬産業は「成長も、配当・優待による還元も、両方ほしい」という長期投資の人に向いた、堅実な優良銘柄といえます。
これらを踏まえ、編集部としては5段階で4/5と評価しました。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧めるものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

