セントラルフォレストグループ[7675]は、食品や酒類の卸売を中心に手がける生活インフラ型の企業です。
スーパーやドラッグストア、外食産業などに商品を届ける立場にあるため、景気の波を受けにくく、日々の暮らしを支える事業を行っています。
派手に急成長するタイプではありませんが、売上規模が大きく、着実に利益を積み上げやすいのが特徴です。
株主優待では自社グループ商品がもらえるため、優待の実用性も高く、配当とあわせて長期保有しやすい銘柄として見やすいです。
10年チャートでも、長いもみ合いを経て株価の評価が少しずつ切り上がってきており、安定株の中では見直しが進んでいる銘柄といえるでしょう。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 9.57倍 | 0.65倍 | 52.0% | 7.26% | 0.00倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3.05% | 2.33% | 0.72% | 6月・12月 | 275,000円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 安定した食品卸の事業基盤に加え、長期チャートでも評価の切り上がりが見え始めている長期保有向け銘柄です。高配当株のような派手さはないものの、生活必需分野の安定感、増益基調、優待の実用性がそろっており、じっくり持つほど良さが出やすい銘柄です。 |
株主優待情報

セントラルフォレストグループでは、株主優待制度を実施しています。
制度は2025年12月末分から拡充されており、継続保有の条件が1年以上から半年以上へと緩和され、優待の中身もクオカードから自社グループ商品へと統一されました。
この変更によって、以前よりも優待を受けやすくなり、会社としても株主還元を強める姿勢が見えやすくなっています。
株主優待の内容
| 基準日 | 保有株数 | 優待内容 |
| 6月30日 | 500株以上 | 2,000円相当の当社グループ商品 |
| 6月30日 | 1,000株以上 | 3,000円相当の当社グループ商品 |
| 12月31日 | 100株以上 | 2,000円相当の当社グループ商品 |
| 12月31日 | 500株以上 | 2,000円相当の当社グループ商品 |
| 12月31日 | 1,000株以上 | 3,000円相当の当社グループ商品 |
優待の内容は食品系の自社グループ商品なので、派手さはありませんが、生活の中で使いやすい実用型の優待です。
優待で高級感を楽しむというより、毎日の暮らしに役立つものを受け取りたい人に向いています。
また、食品卸の会社らしく、優待内容と本業がきれいにつながっている点も好印象です。
権利確定日と有効期限
権利確定日は毎年6月末日と12月末日の年2回です。
ただし、6月の優待は500株以上が対象で、100株保有では12月分のみ対象になります。
さらに、優待を受けるには半年以上の継続保有が条件です。
そのため、短期売買で取る優待というより、一定期間しっかり持つ株主向けの制度といえます。
会社情報

セントラルフォレストグループ株式会社は、2019年に設立された持株会社です。
本社は愛知県名古屋市熱田区にあり、食品や酒類の卸売を中心とするグループの経営管理を担っています。
主なグループ会社には、トーカンと国分中部があり、どちらも中部地区の流通を支える存在として知られています。
扱っている商品は、加工食品、酒類、菓子、冷凍食品、日用品など幅広く、スーパー、ドラッグストア、業務用顧客などに供給されています。
この会社の強みは、食品流通という景気に左右されにくい分野にいることです。
人は景気が良くても悪くても食事をしますし、食品の流通は社会にとって欠かせません。
そのため、極端に売上が吹き飛ぶような事業ではなく、安定して大きな売上を作りやすいのが特徴です。
一方で、食品卸は利益率が高い業種ではありません。
どれだけ物流を効率化できるか、仕入れや販売の精度を上げられるかが利益の差につながります。
セントラルフォレストグループは、そうした地味だけれど大切な改善を積み重ねながら、業績を伸ばしてきました。
2025年12月期は売上高3,660億円台、営業利益30億円台、経常利益34億円台、純利益24億円台となり、前年より増収増益で着地しています。
さらに、今期も最高益圏が見込まれており、派手さはなくても中身はしっかりしています。
会社の印象としては、急成長企業というより、生活インフラを支えながら収益を着実に積み上げる堅実型です。
長期投資では、こうした会社が思った以上に強いことがあります。
なぜなら、景気に左右されにくく、配当や優待を出しながら、株主と長く付き合いやすいからです。
セントラルフォレストグループも、まさにそういうタイプの会社として見やすいです。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報にみる分析
セントラルフォレストグループを株式情報から見ると、かなり安心して長期で見やすい銘柄です。
まず大きいのは、食品卸という事業の安定感です。
景気が悪くなっても、食品流通の需要そのものが大きく消えることは考えにくいです。
そのため、グロース株のように業績が急に崩れる不安は比較的小さく、守りの強い銘柄として見やすいです。
しかも、この会社はただ安定しているだけではありません。
直近では業績がきちんと伸びており、今期も最高益圏が期待されています。
PERやPBRを見ても過熱感は強くなく、割高感が目立つ水準ではありません。
つまり、安定していて、しかも数字も悪くないのに、まだ極端に買われすぎてはいないということです。
長期投資では、このバランスがとても大事です。
また、10年チャートの見え方も良いです。
長いあいだ大きく上にも下にも動かず、地味な印象の株価でしたが、2024年以降は少しずつ評価が切り上がっています。
これは単なる材料株の急騰ではなく、市場が会社の安定性や収益力を見直し始めている形に近いです。
こういうチャートは、長期で持つにはかなり好印象です。
なぜなら、すでに大人気で買われすぎているわけではなく、企業価値がじわじわ評価されている途中に見えるからです。
一方で、弱点もあります。
卸売業なので、利益率はどうしても高くなりにくいです。
売上規模が大きい割に、利益の伸び方は派手ではありません。
そのため、短期間で株価が何倍にもなるような夢を見る銘柄ではないです。
でも、長期で資産を守りながら増やしたい投資家にとっては、こういう銘柄のほうが付き合いやすいことも多いです。
大きな値上がり益を狙う株ではなく、安定感、割安感、長期チャートの改善を合わせてじっくり持つのに向いた銘柄だと思います。
守りの銘柄の中では、かなり評価しやすい部類です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
優待面から見ても、セントラルフォレストグループはかなり好印象です。
まず、食品系の自社グループ商品という内容がわかりやすいです。
食べ物や日常で使いやすい商品は、もらって困りにくく、家計の助けにもなります。
特に派手な優待ではないですが、こういう実用型の優待は長く持つほどありがたさを感じやすいです。
しかも、2025年12月末分から制度が拡充されました。
継続保有の条件が半年に短縮され、以前より優待を受けやすくなっています。
これは、会社が株主還元を少し前向きに考えているサインとして受け止めやすいです。
一方で、注意点もあります。
100株で優待がもらえるのは12月分だけで、6月分は500株以上が必要です。
そのため、年2回しっかり優待を取りたい人は、ある程度まとまった資金が必要になります。
また、優待利回りだけを見ると、すごく高いわけではありません。
優待で爆発的なお得感を狙うというより、配当と合わせてじわっと満足感が出るタイプです。
でも、この会社はそこがむしろ良いところでもあります。
優待に無理をしている感じが少なく、本業と結びついた自然な還元に見えるからです。
長期保有向けの優待としては、こういう地味だけれど続きやすい制度のほうが安心感があります。
配当だけでなく、生活に近い実用優待を受け取りながら長く持ちたい人には、かなり相性の良い制度です。
派手さはなくても、長期投資では十分に魅力があります。
総合評価
総合的に見ると、セントラルフォレストグループは、生活に欠かせない食品流通を支える安定企業です。
業績は着実で、今期も最高益圏が見込まれており、配当と優待のバランスも悪くありません。
10年チャートでも、長い横ばいのあとに株価の評価が少しずつ上向いてきているため、単なる地味株ではなく、見直しが進んでいる銘柄として見られます。
爆発的な成長を狙う銘柄ではありませんが、安定感、実用優待、配当、チャート改善の4つを合わせて考えると、長期保有候補としてかなり優秀です。
大きく儲けるより、安心してじっくり持ちたい人に向いている1社だといえるでしょう。

