横河電機[6841]は、工業用の計測器や制御システムで世界トップクラスのシェアを持つ、電機メーカーです。
石油や化学などのプラントを、安全かつ効率的に動かすための「頭脳」となる仕組みを提供しています。
株主優待はありませんが、稼ぐ力(ROE)が高く、業績は増収・増益の基調にある優良企業です。
配当利回りは控えめですが、長期でじっくり成長を取りたい人に向けて、株式情報をまとめます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 約24倍 | 約2.7倍 | 約65% | 約11.8% | - |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約1.6% | 約1.6% | なし | 3月・9月 | なし |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 株主優待はなく配当利回りも約1.6%と控えめですが、稼ぐ力が高く、質の高い優良企業です。プラントの制御・計測で世界トップクラスのシェアを持ち、ROEは約11.8%と高水準。売上は過去最高を更新し、増配も計画しています。一方でPBR約2.7倍・PER約24倍と株価に割安感はなく、配当・優待狙いには物足りない面もあります。割安さより、長期の成長と質を重視する人に向いた銘柄です。 |
株主優待情報
横河電機には、現在のところ株主優待はありません。
そのぶん、配当でしっかり株主に還元する方針です。
株主優待の内容
株主優待の設定はないため、リターンは配当と株価の値上がり益が中心になります。
権利確定日と有効期限
配当の権利が確定するのは、3月・9月が基準です。
配当をねらう場合は、この権利確定日から逆算して準備しておくと安心です。
会社情報

横河電機は、工場やプラントを動かすための計測器・制御システムをつくる、電機メーカーです。1915年の創業から100年以上、この分野をリードしてきました。
特に、石油・化学・天然ガスなどの大規模プラントを制御する「DCS(分散制御システム)」で、世界トップクラスのシェアを誇ります。プラントの「頭脳」ともいえる存在です。
一度プラントに導入されると、装置は何十年も使われ、その後の保守・更新・サービスでも継続的に売上が生まれます。景気に左右されにくい、安定した収益構造が強みです。
自己資本比率は約65%と高く、財務は健全です。稼ぐ力を示すROEも約11.8%と高水準で、効率よく利益を生み出しています。
近年は、水素やアンモニアといった次世代エネルギー、医薬品の製造現場など、新しい分野にも制御・計測の技術を広げています。
東証プライム市場に上場しており、業種は電気機器に分類されます。
編集部からのおすすめ情報
編集部おすすめ度:
横河電機は、割安さや高配当よりも「稼ぐ力と成長性」で選ぶ、質の高い優良企業です。
株式情報にみる分析
横河電機の魅力は、目立たないけれど社会に欠かせない「縁の下の力持ち」であることです。
石油や化学プラントの制御システムで世界トップクラスのシェアを持ち、いったん導入されると長く使われ続けます。そのため、景気の波に左右されにくい安定した収益を生み出します。
業績も好調です。2026年3月期の売上高は6,048億円と過去最高を更新し、純利益も前の年から約11%増えました。
稼ぐ力を示すROEは約11.8%と高く、自己資本比率も約65%と財務は健全です。「効率よく、堅実に稼ぐ」お手本のような会社です。
さらに、水素・アンモニアなどの脱炭素分野や、医薬品の製造現場にも技術を広げており、将来の成長の芽も持っています。
ただし、株価は割安ではありません。PBRは約2.7倍、PERは約24倍と、市場からの評価はすでに高めです。これは「質の高さ」が株価に十分に織り込まれているとも言えます。
まとめると、割安株を安く仕込むタイプではなく、質の高い会社を長く持って、成長とともに育てていくタイプの銘柄です。
配当にみる分析
横河電機に株主優待はなく、配当利回りも約1.6%と、正直に言えば控えめです。
ただし、業績の伸びに合わせて配当を増やす「増配」を計画しており、長く持つほど受け取る配当が育っていく可能性があります。自社株買いにも積極的で、株主還元の姿勢は前向きです。
「いま高い配当がほしい」人には物足りませんが、「これから増えていく配当を、時間をかけて受け取りたい」人には合っています。
総合評価
横河電機は、プラントの制御・計測で世界トップクラスのシェアを持つ、質の高い優良企業です。安定した収益基盤と高いROE、健全な財務がそろっています。
売上は過去最高を更新し、脱炭素や医薬品といった新分野にも成長の芽があります。増配や自社株買いなど、株主還元にも前向きです。
一方で、株価はPBR約2.7倍・PER約24倍と割安感はなく、配当利回りも約1.6%と控えめで、株主優待もありません。「割安・高配当・優待」を狙う人には物足りない点に注意が必要です。
こうした特徴から、横河電機は「安く買う株」ではなく「質の高い会社を長く持つ株」です。目先の利回りより、長期の成長と安定を重視する人に向いています。
これらを踏まえ、編集部としては5段階で3.5/5と評価しました。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧めるものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

