フルテック[6546]は、自動ドアの販売や取り付け、点検や修理までをまとめて行う会社です。
自動ドアは毎日動く設備なので、長く使うほど点検や修理の仕事が増えやすいのが特徴です。
株主優待はQUOカードで、使えるお店が多く、生活の中でムダになりにくいのがうれしいポイントです。
株価の上下を追いかけるより、配当と優待を受け取りながら、落ち着いて長く持ちたい人に向いた銘柄として見ていきましょう。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 13.5倍 | 0.93倍 | 54.66% | 6.98% | 0.86倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約4.4% | 約2.7% | 約1.7% | 12月 | 約118,300円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 「設備の保守が積み上がるビジネス」と「使いやすいQUOカード優待」が噛み合う、堅実な長期保有向け銘柄です。派手に伸びるタイプというより、生活インフラに近い領域で着実に仕事が発生しやすく、優待も現金に近い感覚で使えます。値動きは落ち着きやすい一方で、大きな成長ストーリーを期待しすぎない距離感がちょうど良いです。 |
株主優待情報

フルテックでは、毎年12月末時点で100株以上を保有している株主に対して、QUOカードがもらえる優待を行っています。
株主優待の内容
| 保有株数 | 1年未満 | 1年以上 |
| 100株 | QUOカード 1,000円相当 | QUOカード 2,000円相当 |
| 500株 | QUOカード 2,000円相当 | QUOカード 3,000円相当 |
| 1,000株 | QUOカード 3,000円相当 | QUOカード 4,000円相当 |
長期で持つほど内容が増えるので、短期で出入りするより「じっくり保有」のほうがメリットが出やすい設計です。
QUOカードはコンビニやドラッグストアなどで使えるので、優待の使い道に困りにくいのも強みです。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月です。
基準日(12月末)に株主名簿に載っていることが必要なので、権利付き最終日までに買って保有しておく必要があります。
「1年以上保有」の条件は、基準日(12月末)の名簿に同じ株主番号で2回以上連続して載ることが目安です。
発送は毎年3月の定時株主総会が終わった後を予定しています。
QUOカード自体の有効期限は、カードの券面ルールに従います。
会社情報

フルテックは、自動ドアを中心に「売る」「取り付ける」「直す」「点検する」までをまとめて行う会社です。
自動ドアは、ビルや病院、工場、商業施設など、人が出入りする場所では欠かせない設備です。
そして設備は、付けた後のメンテナンスがとても大事です。
ドアが急に止まったり、センサーが誤作動したりすると、利用者の安全にも関わります。
そのためフルテックは、施工だけでなく保守・点検の体制を厚くして、長く安心して使える状態を支える仕事をしています。
事業の柱は、自動ドア関連に加えて、建物の入口まわりで使われるステンレスサッシ(建具)の分野もあります。
入口は建物の「顔」なので、見た目の美しさと丈夫さの両方が求められます。
こうした建具の領域でも、設計力と製造力を生かして商品を提供しています。
全国に拠点があり、地域でのトラブル対応を早くできるようにしているのも特徴です。
公式情報では、全国で39拠点のネットワークを活かしてサポートするとされています。
この「すぐ駆けつけられる体制」は、保守の仕事が多い会社にとって大きな強みです。
つまりフルテックは、流行の商品を売る会社というより、建物の安全と快適さを支える「縁の下の力持ち」に近い存在です。
生活に近いインフラ寄りの仕事なので、景気が多少ぶれても需要がゼロになりにくい点が、長期投資の視点では安心材料になります。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報にみる分析
フルテックを長期で見るときのポイントは、「一度きりの売上」ではなく「積み上がる仕事」がどれくらいあるかです。
自動ドアは、設置したら終わりではありません。
毎日の開閉で部品が消耗しますし、センサーや制御機器も定期的に調整が必要になります。
この“点検・修理・更新”の需要が続くことで、売上が読みやすくなりやすいのがこの会社の良さです。
チャートを見ても、上場後に大きな山谷はありつつも、直近は大きく上にも下にも飛びにくい、落ち着いたレンジの時間が長い印象です。
こういう銘柄は、短期売買のワクワクより、長期で「配当と優待を受け取りながら待つ」投資と相性が良いです。
指標面では、全体として“過熱している感じ”は強くありません。
会社の規模は大企業ではないので、景気や建設投資の流れで業績が多少ゆれる年はあります。
ただし、自動ドアは病院や施設などにも入っていて、完全に景気次第で消える仕事ではないのがポイントです。
また、自己資本比率が一定水準あり、財務が極端に不安定という印象は薄いです。
「借金で無理に拡大して、失速したら一気に危ない」というタイプより、地に足のついた経営に寄っていると見ています。
一方で、長期投資としての注意点もあります。
まず、事業がインフラ寄りなぶん、急成長で株価が何倍にもなるような夢を描きすぎると期待がズレます。
次に、建物の設備投資が弱い局面では、更新や新設の勢いが鈍り、株価も元気がなくなることがあります。
だからこそ、この銘柄は「成長株を当てにいく」のではなく、「生活インフラの安定感にお金を置く」という持ち方が合います。
総合すると、フルテックは“ど真ん中の主役”ではなく、ポートフォリオの中で守りと実用性を担う役として光る銘柄です。
配当もあり、優待もあり、そして仕事が積み上がりやすいビジネスなので、長期で持って落ち着いて付き合いやすいと考えます。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
フルテックの株主優待は、QUOカードという時点で“強い”です。
なぜなら、使える店が多くて、家族がいても一人暮らしでも、まずムダになりにくいからです。
優待の満足度は、金額の大きさより「使いやすさ」で決まることが多いのですが、QUOカードはその点で優等生です。
さらにフルテックは、1年以上の継続保有で優待が増える仕組みになっています。
これは、会社が「短期で入って出ていく株主」より「長く応援してくれる株主」を大事にしたい、という姿勢の表れです。
長期保有を前提にする人にとっては、この設計だけで相性が良いと言えます。
利回りの見え方もポイントです。
100株の場合、保有が1年未満だと優待は1,000円相当ですが、1年以上だと2,000円相当になります。
つまり、長期で持つだけで“優待利回りがほぼ倍になる”イメージです。
長期投資は、こういう小さな差が効いてきます。
毎年コツコツ積み上がるリターンは、派手ではないけれど精神的に安定します。
優待の改悪リスクについては、どの会社にもゼロとは言えません。
ただ、フルテックの優待は“高額すぎて会社の負担が重い”タイプではなく、現実的な水準に収まっています。
このバランスの良さは、長く続きやすい優待の形です。
また、優待の価値は「換金できるか」ではなく、「生活費が浮くか」で考えると強みがはっきりします。
QUOカードは日用品や軽食などに使えるので、実質的に家計の支出を減らす効果があります。
これが配当と合わさると、株価が大きく動かない時期でも“持っている意味”が生まれます。
総合すると、フルテックの優待は「一撃で得する」ものではありませんが、「長く持つほど気持ちよく効く」タイプです。
長期保有派にとっては、値上がり益だけに頼らず、着実に回収していける設計が魅力になります。
総合評価
フルテックは、株式面では「派手さより堅実さ」を評価したい銘柄です。
設備の保守が積み上がりやすいビジネスで、需要がゼロになりにくい点は長期投資の安心材料になります。
加えて、QUOカード優待は使い道が広く、1年以上保有で増える仕組みも長期保有と相性が良いです。
一方で、急成長株のような爆発力を求めると期待がズレやすいので、「配当+優待+安定感」を取りにいく位置づけがちょうど良いです。
総合的には、長期保有でじわっとリターンを積み上げたい人に向いた、評価3.5の“堅実枠”だと考えます。

![フルテック[6546]20年株価チャート](https://kabulife.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/6546-20260201.png)