魁力屋[5891]は、京都発のラーメンチェーン「京都北白川ラーメン魁力屋」を全国に広げている外食企業です。
株主優待は、ラーメン魁力屋で使える1,000円相当の電子チケットが年2回もらえるので、お店が近い人ほど魅力が大きくなります。
チャートは上場直後の熱が落ち着き、いまは実力で評価が決まりやすいタイミングに見えます。
短期の値動きで振り回されるより、店舗数の伸びや売上の積み上がりを見ながら、優待も楽しんで長く持つのが相性の良い銘柄です。
株式情報
| 魁力屋[5891] | 東証S |
| 時価総額 94.8億円 |
株価 1,678 円
更新:2025年12月26日終値

5年チャートを掲載
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 24.32倍 | 1.86倍 | 61.4% | 11.45% | 0.00倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 2.56% | 1.37% | 1.19% | 6月、12月 | 167,800円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 上場直後の期待が落ち着いた今は、短期の値幅よりも、出店と既存店の売上が積み上がるかが評価の中心になります。優待は年2回の電子チケットで実用性が高く、店が近い人ほど長期保有の満足度を上げてくれます。 |
株主優待情報
魁力屋では、毎年6月末と12月末の時点で100株以上を保有している株主を対象に、優待を実施しています。
株主優待の内容
| 必要株数 | 優待内容 | 年間合計 |
| 100株 | 1,000円相当の優待券(電子チケット) | 年2回(合計2,000円相当) |
使えるお店は「全国のラーメン魁力屋」が基本で、店頭会計やテイクアウトでも使えます。
一方で、「タンメンと餃子KIBARU」「からたま屋」「とりサブロー」では使えないので、ここは先に押さえておくと安心です。
優待は電子チケットなので、スマホでQRを読み込んで使う流れになっていて、紙の食事券よりも紛失しにくいのは地味にうれしいポイントです。
権利確定日と有効期限
権利確定月は6月末と12月末です。
上期(6月末分)は、案内が招集通知に同封されて届き、有効期限は9月末までの約6か月です。
下期(12月末分)は、9月に案内が届き、有効期限は翌年3月末までの約6か月です。
期限がわりと短めなので、「届いたら早めに1回使っておく」くらいの温度感がちょうどいいと思います。
会社情報

株式会社魁力屋は、京都に本社を置く外食の会社で、主な仕事は飲食店の運営です。
2003年に設立され、2005年に「ラーメン魁力屋」の1号店をオープンしてから、少しずつお店を増やしてきました。
今の中心ブランドは「京都北白川ラーメン魁力屋」で、背脂しょうゆラーメンを看板にして、全国のいろいろな地域に出店しています。
店舗は駅前の繁華街だけではなく、車で入りやすい道沿いの店や、大型の商業施設の中など、日常の行動範囲に作ることが多いです。
そのため、「たまたま近くにあって入りやすい」お店になりやすく、ファンが増えやすい形です。
また、ラーメンだけに頼らず、持ち帰りの唐揚げや出汁巻き玉子を売る「からたま屋」や、から揚げ・惣菜系の「とりサブロー」なども展開しています。
外食は景気や天候の影響を受けることがありますが、テイクアウトのように家で食べる需要も取りにいけるのは強みになります。
会社としては直営店の運営だけでなく、フランチャイズの形でもお店を増やしていて、出店のスピードを上げやすい仕組みを持っています。
直近の開示では、国内の出店数が180店舗規模まで伸びていることが示されており、いまも拡大フェーズにある会社だと分かります。
まとめると、魁力屋は「ラーメンを軸にしつつ、持ち帰りも含めた食の選択肢を増やし、全国で店舗網を広げている会社」です。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
魁力屋を長期で見るときに大事なのは、「ラーメン屋さんの株」というより、「店舗網を広げて利益を積み上げる外食チェーンの株」として考えることです。
5年チャートは、途中で大きく上がったあとに落ち着き、いまは上場直後の期待が剥がれて“通常運転の評価”に戻ってきた形に見えます。
こういう局面は、短期の上げ下げよりも、出店ペースと既存店の売上がどう積み上がるかで、じわっと評価が決まっていきます。
外食は競争が激しい一方で、ブランドが定着すると「日常的に食べる店」として固定客がつきやすいのが強みです。
魁力屋は出店エリアを広げながらも、看板メニューの分かりやすさがあり、初めての人でも入りやすい作りなので、チェーンとして伸びる素地があります。
財務面は自己資本比率が高めで、極端に無理をしている感じは出にくい一方、出店を進めるほど投資も増えるので、今後は“拡大のスピードと資金の使い方”が見どころになります。
利益率は外食なので天候・原材料・人件費の影響を受けやすく、強烈に安定する業種ではありません。
ただ、店舗数が増えるほど、仕入れや物流の効率が上がりやすく、スケールの効果が出てくるのも外食チェーンの面白さです。
株価の面では、いまの水準は「急成長の夢を買う」より、「現実の実力を見て買う」雰囲気が強く、長期投資家にはむしろ入りやすいところです。
逆に言うと、ここから大きく評価が上がるには、出店だけでなく、既存店の売上が安定して伸びていくことが必要になります。
また、外食は不祥事や事故があると一気にブランドが傷つくので、衛生・品質・採用の運営力も重要です。
長期保有の視点では、こうした“目に見えにくい運営力”を地道に積み上げられる会社かどうかが、最終的な株主価値につながります。
総合的に見ると、魁力屋は「成長もあるが、外食らしい波もある」タイプで、ディフェンシブ株のように安心一択ではありません。
その分、店舗拡大とブランドの定着がうまく進むと、評価が戻っていく余地も残っています。
評価は5段階で3という前提なら、私の感覚でも「優待も含めて持っていて悪くないが、主力に据えるなら成長の中身を確認しながら」という位置づけがしっくりきます。
買い方としては、一気に勝負というより、決算や月次の動きを見ながら、長期でゆっくり育てるイメージが合います。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
魁力屋の優待は、派手な利回りで釣るタイプではなく、「実際にお店で使って満足しやすい」実用型です。
年2回で合計2,000円相当なので、金額だけを見ると大きいとは言えません。
ただ、ラーメンは家族や友人とも行きやすく、優待があると“行く理由”が自然に作れるので、体験価値としては思ったより効いてきます。
特に長期保有では、優待は「もらって終わり」ではなく、「その会社のサービスを定期的に体験する仕組み」になります。
外食の場合、優待で来店が増えると、追加注文が起きやすく、会社側にとっても宣伝になりやすいです。
つまり、優待が会社の売上と相性が良い形になっているので、急にやめにくいメリットがあります。
一方で注意点として、使えるのは「ラーメン魁力屋」が中心で、からたま屋やとりサブローでは使えません。
自宅の近くに魁力屋がない人だと、優待の価値は一気に下がります。
この銘柄は、優待を最大化するなら「生活圏に店があるか」がほぼすべてと言ってもいいです。
有効期限が約6か月と短めなのも、長期で続けるなら意外と大事なポイントです。
ただ、年2回もらえるので、行ける人にとっては“使いどきを逃しにくい”設計になっています。
そして、優待が電子チケットなのは、紙より管理しやすく、使う側のストレスが少ないのが良いところです。
長期投資の視点では、優待は「価格が上がるまで待つ間の楽しみ」になってくれるかが大事です。
魁力屋はその点で、食事という分かりやすいご褒美が定期的に入り、気持ちが続きやすい優待です。
まとめると、優待目線のおすすめ度は“人を選ぶけど、ハマる人には強い”です。
店が近くにあって、年に数回ラーメンを食べに行く人なら、長期保有の満足度をしっかり底上げしてくれます。
総合評価
総合的に見ると、魁力屋は「外食の成長株らしさ」と「優待で楽しめる実用性」が両方ある、バランス型の銘柄です。
チャートの熱が冷めた今は、期待先行よりも実力勝負になりやすく、長期でじっくり持つ人にとっては見やすいタイミングでもあります。
ただし外食なので、原材料や人件費の波は避けられず、安心一択の銘柄ではありません。
だからこそ、優待が生活の中でちゃんと使える人が、“楽しみながら待てる”のがこの株の良さだと思います。
評価は5段階で3のまま、コアに据えるより「優待も活かしつつ、成長を見守るポジション」で持つのがちょうどいいです。
