雨風太陽[5616]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

雨風太陽[5616]は、地方の生産者と都市の消費者をつなぐ産直EC・地域支援サービスを展開する企業です。

主力サービスの「ポケットマルシェ」は、農家や漁師から直接食材を買えるサービスとして知られており、食の流通を変える存在として注目を集めてきました。

単なる通販会社ではなく、地方の生産者と消費者の関係を深めることに強みがあり、地方創生という大きなテーマにもつながる事業を行っています。

株主優待では、ポケットマルシェで使えるクーポンがもらえるため、事業内容と優待のつながりがわかりやすい点も魅力です。

値動きはやや大きいものの、長期で成長を期待しながら優待も楽しみたい人に向く銘柄といえるでしょう。

目次

株式情報

雨風太陽[5616]東証G
時価総額
18.9億円

株価 781
更新:2026年3月27日終値

5年チャートを掲載

割安度 安全度 値動き傾向
PER PBR 自己資本比率 ROE 信用倍率
63.03倍 5.47倍 34.3% -1.16% 0.00倍
優待&配当
総合利回り 配当利回り 優待利回り 権利確定月 優待最低取得額
2.56% 0.00% 2.56% 12月 78,100円
編集部おすすめ度理由
地方創生という大きなテーマ性があり、主力サービスの知名度も高まっている成長株です。配当はありませんが、事業とつながった優待が用意されており、長期で応援しながら持つ楽しさがあります。小型株らしい値動きの大きさはありますが、将来性を重視する長期投資家には十分検討余地のある銘柄です。

株主優待情報

雨風太陽では、毎年12月末時点で100株以上を保有している株主を対象に、ポケットマルシェで使えるクーポンを贈呈しています。

株主優待の内容

保有株数優待内容
100株以上「ポケットマルシェ」クーポン券2,000円分
200株以上「ポケットマルシェ」クーポン券4,000円分

この優待は、自社サービスで使える内容になっているのが大きな特徴です。

一般的なQUOカード型の優待とは違い、会社の事業そのものを体験できる優待なので、企業のファンになりやすい設計だと感じます。

ポケットマルシェは、全国の農家や漁師から直接食材を購入できるサービスなので、優待を使って旬の野菜や魚介類などを楽しめる点はかなり実用的です。

優待金額そのものは派手ではありませんが、事業との一体感が強く、長期保有との相性が良い優待です。

権利確定日と有効期限

権利確定月は12月です。

毎年12月末時点の株主名簿に記載または記録された100株以上の株主が対象となります。

優待は3月中旬ごろに、株主総会の招集通知とあわせて発送予定とされています。

現時点では長期保有による上乗せ優遇は確認されていませんが、制度自体は中長期保有を促す目的で導入されています。

会社情報

引用:PR TIMES

雨風太陽株式会社は、岩手県花巻市に本店を置く会社で、地方の生産者と都市の消費者をつなぐ事業を中心に展開しています。

設立は2015年で、もともとは「食べる通信」から始まった流れを受けながら、今ではポケットマルシェを中心とした複数の事業へと広がっています。

一番よく知られているのは食品事業で、産直アプリ「ポケットマルシェ」や「ポケマルふるさと納税」などを運営しています。

ポケットマルシェは、全国の農家や漁師と直接やり取りしながら食材を買えるサービスです。

ただ商品を買うだけではなく、生産者の思いや地域の背景まで伝える仕組みを持っているところが、普通の通販サイトとの大きな違いです。

会社の発信によると、2025年9月時点で約8,900名の農家・漁師が登録し、約13,000品の食材が掲載され、約88万人の消費者が利用する規模まで広がっています。

この数字を見ると、まだ上場大企業という規模ではないものの、サービスとしてはかなり存在感を持ち始めていることがわかります。

また、食品事業だけでなく、旅行事業では宿泊予約サイト「STAY JAPAN」や子ども向け企画旅行「ポケマルおやこ地方留学」なども手がけています。

さらに自治体向けには、関係人口の創出や販路拡大を支援するサービスも展開しており、地方創生というテーマをいろいろな形で事業にしています。

この会社には、いわゆる飲食チェーンのような店舗数やブランド一覧という見え方はあまりありません。

その代わりに、ポケットマルシェ、ポケマルふるさと納税、STAY JAPAN、ポケマルおやこ地方留学、ちほ婚!など、地域と人をつなぐ複数のサービスを育てているのが特徴です。

つまり雨風太陽は、モノを大量に売る会社というより、人と地域のつながりをビジネスにしている会社だと考えるとわかりやすいです。

地方の人口減少や一次産業の担い手不足は、これからも日本の大きな課題として続きます。

その中で、同社の事業は時代に合った社会性の高い取り組みであり、今後の伸びしろも十分ある企業だと思います。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

雨風太陽の株式を長期投資の目線で見ると、まず大事なのは「安定株」ではなく「成長株」だという点です。

大型の高配当株のように、配当を受け取りながらじっくり持つタイプとは少し違い、この会社は今後の事業拡大をどこまで進められるかが投資判断の中心になります。

添付の5年チャートを見ると、上場後に大きく買われたあと、期待先行の熱が落ち着き、その後はかなり値幅の大きい動きになっています。

これは新興市場の小型株ではよくある流れで、特にテーマ性の強い銘柄では珍しくありません。

短期で見ると上下の振れが大きく、安心して見ていられるタイプではありませんが、長期で見ると過熱感が一巡したあとの位置にあると考えることもできます。

いまの株価水準だけで割安かどうかを単純に決めるのは難しいです。

なぜなら、この会社はすでに大きな利益を安定して稼ぐ成熟企業ではなく、これから利益体質を強めていく途中にあるからです。

実際に指標を見ると、PERやPBRは低くなく、財務面も大型優良株のような強さではありません。

その一方で、赤字続きのままというわけではなく、直近では黒字化が確認され、翌期も増益見通しが示されています。

ここがこの銘柄の面白いところで、まだ完成された企業ではない一方、少しずつ事業の形が整ってきている段階にあります。

主力のポケットマルシェは、社会の流れとも相性が良いサービスです。

食の安全、地産地消、生産者支援、地方創生といったキーワードは、今後も日本社会の中で重要性が薄れにくいテーマです。

つまり、景気の波だけで消えてしまうような一時的テーマではなく、長く続く社会課題の上に事業が乗っている点は大きな強みです。

また、プラットフォーム型の事業は、規模が大きくなるほど効率が上がりやすい特徴があります。

今後、利用者数や出品者数、流通額が積み上がれば、売上だけでなく利益率の改善も期待できます。

もちろん課題もあります。

新興市場の小型株なので流動性は高くなく、信用取引の偏りや地合いの悪さで株価が大きく振れることがあります。

また、財務の余裕が十分とは言い切れないため、今後の成長投資の進め方には注意が必要です。

それでも、長期で見るなら、すでに完成された企業を買うのではなく、これから伸びる企業を早い段階で持つという考え方に合う銘柄です。

派手な安定感はないものの、事業テーマの強さとサービスの独自性を考えると、長期で育つ可能性を持った小型成長株として十分に魅力があります。

値動きの大きさを受け入れられる人なら、ポートフォリオの一部に組み入れて中長期で見守る価値はある銘柄だと考えます。

優待情報から見る投資おすすめ度と根拠

雨風太陽の株主優待は、金額だけを見るととても豪華というわけではありません。

100株保有でポケットマルシェのクーポン2,000円分なので、利回りだけを追いかける投資家から見ると、爆発的な魅力があるタイプではないです。

ただ、この優待の本当の良さは、数字の大きさよりも「会社の事業と優待がしっかりつながっていること」にあります。

自社サービスを実際に使ってもらい、その中で会社の価値を体験してもらう仕組みになっているので、非常に筋の良い優待だと思います。

優待で使えるポケットマルシェは、全国の農家や漁師と直接つながって食材を買えるサービスです。

ふだんの買い物では出会いにくい生産者や商品に触れられるので、単なる割引クーポン以上の楽しさがあります。

しかも、会社にとっては優待がそのままサービス利用のきっかけになるため、株主還元とマーケティングがきれいに両立しています。

これは長期保有銘柄としてかなり大切なポイントです。

優待が事業とまったく関係ない会社だと、業績が悪化したときに削られやすいことがあります。

一方で雨風太陽の優待は、株主に自社サービスを使ってもらい、会社のファンになってもらう流れを作れるため、優待制度の意味がはっきりしています。

この点は、長く続きやすい優待かどうかを考えるうえでプラス材料です。

また、最低取得額が10万円を大きく超えない水準なので、新興株の中では個人投資家が入りやすい金額帯です。

高額な優待株だと、優待を楽しみたいと思っても初回のハードルが高くなりますが、この銘柄は比較的手を出しやすいのも良いところです。

もちろん注意点もあります。

ポケットマルシェをまったく使わない人や、普段からネットで食材を買う習慣がない人にとっては、優待の魅力はやや落ちます。

QUOカードのように誰でも使いやすい万能型ではなく、会社のサービスを楽しめるかどうかで満足度が変わる優待だからです。

逆に言えば、地方の食や生産者支援に興味がある人にはかなり相性が良い優待です。

優待を使うことで会社への理解が深まり、そのまま長期保有の納得感にもつながります。

高利回りを狙うための優待ではなく、会社の世界観を楽しみながら長く持つための優待として見ると、この制度はとてもよくできています。

優待投資の中でも、金額の大きさより「応援したくなるかどうか」を大事にする人には、かなり魅力のある銘柄だと思います。

総合評価

総合的に見ると、雨風太陽は安定配当株ではなく、将来性を買うタイプの優待付き成長株です。

財務や指標にまだ強さがあるとは言い切れませんが、地方創生という大きなテーマと、ポケットマルシェというわかりやすい主力サービスを持っている点は魅力です。

優待も事業内容としっかり結びついており、長期保有するほど会社への理解が深まりやすい仕組みになっています。

値動きの大きさを許容できるなら、成長株枠として持つ価値は十分にあります。

派手な安心感はありませんが、テーマ性、独自性、優待との相性を考えると、長期目線でじっくり追いたい銘柄です。

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