クリエートメディック[5187]は、医療用カテーテルやチューブなどを製造・販売する医療機器メーカーです。
シリコーン製カテーテルを中心に、泌尿器系、消化器系、在宅医療、介護領域などで使われる製品を展開しています。
医療機器は景気に左右されにくい分野で、日用品や外食のように消費マインドで大きく売上が変わる業種ではありません。
そのため、長期投資では守り寄りの銘柄として見やすい一方、株価が大きく伸び続ける成長株というより、配当を受け取りながら安定して持つタイプです。
株主優待は確認できず、還元は配当が中心です。
派手さはありませんが、医療機器という安定性と配当利回りを重視する投資家には検討しやすい銘柄といえるでしょう。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 13.36倍 | 0.61倍 | 72.5% | 4.44% | – |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3.93% | 3.93% | なし | 6月・12月 | なし |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 医療機器という景気に左右されにくい事業と、比較的高い配当利回りが魅力の守り寄り銘柄です。一方で、ROEは高くなく、株価の大きな成長を期待するタイプではありません。優待もないため、長期保有では配当と財務の安定性を重視して見る銘柄です。 |
株主優待情報

クリエートメディックでは、現在、株主優待制度は確認できません。
そのため、優待目的で投資する銘柄ではなく、配当と事業の安定性を中心に評価する銘柄です。
株主優待の内容
| 保有株数 | 優待内容 |
| 100株以上 | 無し |
優待がない点は、優待投資を重視する人にとっては少し物足りない部分です。
ただし、クリエートメディックは配当利回りが比較的高く、還元の中心は現金配当です。
QUOカードや自社商品優待のような楽しみはありませんが、配当を受け取りながら保有する銘柄として考えると、見方は変わります。
医療機器メーカーという安定性を考えると、優待よりも配当で還元する方針は十分に合理的です。
長期投資では、優待の有無だけでなく、配当を継続できる事業基盤があるかどうかを見ることが大切です。
権利確定日と有効期限
株主優待は実施されていないため、優待の権利確定日や有効期限はありません。
一方で、配当の権利確定月は6月と12月です。
配当目的で保有する場合は、優待ではなく配当の権利確定月を意識する必要があります。
会社情報

クリエートメディック株式会社は、1974年8月に設立された医療機器メーカーです。
本社は神奈川県横浜市港北区新横浜にあり、東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。
事業内容は、医療用機器および材料の研究、製造、販売です。
主力は、シリコーン製カテーテルを中心とした医療機器です。
泌尿器系や消化器系の製品を中心に、検査、治療、在宅、介護まで幅広い医療現場で使用されています。
具体的には、留置導尿用製品、自己導尿用製品、胃ろう関連製品、イレウスチューブなどを扱っています。
医療機器の中でも、カテーテルやチューブのような製品は、病院や在宅医療の現場で継続的に使われやすい消耗品に近い性格があります。
この点は、長期投資で見ると大きな安定材料です。
景気が悪くなったからといって、医療現場で必要な製品の需要が急になくなるわけではありません。
そのため、クリエートメディックは景気敏感株というより、ディフェンシブ寄りの医療関連株として見ることができます。
一方で、医療機器メーカーだからといって、必ずしも高成長というわけではありません。
同社の製品は非常に重要ですが、急激に市場が拡大するタイプの事業ではなく、比較的ゆっくりと安定して推移する分野です。
売上高は2025年12月期で136億円規模、従業員数は1,010名とされており、規模としては中堅の医療機器メーカーです。
財務面では自己資本比率が高く、無理な拡大をしている印象はありません。
この点は、長期保有で安心感があります。
ただし、ROEは高くなく、資本効率という面では物足りなさもあります。
つまり、強い成長株というより、安定した医療機器メーカーとして配当を受け取りながら持つ銘柄です。
長期投資では、株価の大きな値上がりよりも、配当継続性と財務の安定性を重視して見るのが自然です。
クリエートメディックは、派手さはありませんが、医療現場を支える地味で堅実な会社だといえます。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報にみる分析
クリエートメディックを株式情報から見ると、安定性は高いものの、成長性は控えめな銘柄です。
まず評価できるのは、医療機器という事業の安定性です。
カテーテルやチューブといった製品は、医療現場で継続的に必要とされるため、景気の変動を受けにくいです。
この点は、外食株や小売株、不動産株などと比べるとかなり安心できます。
また、自己資本比率が高く、財務の安定感もあります。
借入に大きく依存して成長している会社ではないため、金利上昇局面でも比較的安心して見やすいです。
さらに、配当利回りも高めです。
医療機器メーカーでありながら、配当をしっかり出している点は、長期投資家にとって魅力です。
一方で、株価の大きな値上がりを期待する銘柄ではありません。
PERは高すぎませんが、ROEは低めで、資本効率は強いとは言えません。
PBRは1倍を下回っており、割安に見える部分はありますが、これは市場が成長性を高く評価していないとも考えられます。
つまり、割安だからすぐ上がるというより、安定しているけれど評価が大きく変わりにくい銘柄です。
長期チャートでも、急成長株のような強い右肩上がりというより、配当を受け取りながら保有するタイプの動きに近いです。
この銘柄を買うなら、値上がり益を大きく狙うより、医療機器の安定性と配当を重視する考え方が合っています。
クリエートメディックは、攻めの成長株ではなく、守りの配当株として見るべき銘柄です。
安定性は評価できますが、長期で資産を大きく増やす主力銘柄というより、ポートフォリオの守りを固める1社として検討したいです。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
優待情報から見ると、クリエートメディックは評価しにくい銘柄です。
理由は、株主優待がないためです。
優待を楽しみながら長期保有したい人にとっては、ここは物足りないポイントになります。
ただし、優待がないことを必ずしも悪く見る必要はありません。
同社は配当利回りが比較的高く、株主還元は配当を中心に行っています。
医療機器メーカーの場合、自社商品を優待にするのは難しいです。
そのため、無理にQUOカードなどを出すより、配当で還元するほうが自然です。
実際、配当は長期で見ても安定的に維持・増配されてきた印象があります。
配当を重視する投資家にとっては、優待がなくても十分に検討できます。
一方で、優待利回りを含めた総合利回りを重視する人には向きません。
外食券や買い物券のような楽しみがないため、保有中の満足感は配当が中心になります。
そのため、優待投資というより配当投資に近い銘柄です。
優待はありませんが、医療機器の安定性と配当利回りを評価するなら、守りの配当株として検討できる銘柄です。
優待を目的に買う銘柄ではなく、配当と安定性を目的に保有する銘柄だと考えるのが自然です。
総合評価
総合的に見ると、クリエートメディックは、守り寄りの配当株です。
医療用カテーテルを中心とした医療機器メーカーであり、景気に左右されにくい安定した事業基盤を持っています。
財務も健全で、配当利回りも比較的高く、長期で安心して見やすい銘柄です。
一方で、ROEは高くなく、株価の大きな成長を期待するタイプではありません。
株主優待もないため、優待目的の投資家には向きません。
評価は5段階で3とし、資産を大きく増やす主力株というより、配当を受け取りながら守りを固める銘柄として見たい1社です。

