ピーエイ[4766]は、仕事探しのサービスだけでなく、保育や地域づくりにも取り組む会社です。
派手に急成長するタイプというより、地域に必要なサービスを少しずつ増やしていくイメージです。
株主優待は1,000株以上を1年以上持つ人が対象で、Amazonギフト券などがもらえます。
長く持つ前提の人にとっては、優待が「持ち続ける理由」になりやすい設計です。
この記事では、株式情報と優待情報の両方から、長期保有目線でピーエイを見ていきます。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 27.0倍 | 5.91倍 | 34.8% | 16.98% | 0.00倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 約7.32% | 2.97% | 約4.35% | 12月 | |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 長期目線で「配当+優待(条件あり)」を取りにいける設計で、事業も複数に分散しているため、コツコツ型の保有と相性が良い銘柄です。優待は1,000株以上かつ1年以上の継続が必要ですが、条件を満たせる人にとっては総合利回りが見えやすく、長期保有の動機づけになります。 |
株主優待情報
株主優待の内容
ピーエイの株主優待は、1,000株以上を1年以上継続保有した株主が対象です。
内容は「Amazonギフト券」と、東京・西小山の施設「Craft Village NISHIKOYAMA」内で使えるドリンク券の組み合わせです。
| 必要株数 | 優待内容 |
| 1,000株以上 (1年以上継続) | ①「Craft Village NISHIKOYAMA」内ドリンク券 2,000円分 ②Amazonギフト券 10,000円分 |
「継続保有1年以上」は、12月末の株主名簿に同じ株主番号で2回以上連続して載っていることが条件です。
権利確定日と有効期限
権利確定日は12月末です。
12月末の時点で株主名簿に載っていることが必要なので、権利付き最終日までに株を持っているかがポイントになります。
優待の有効期限は、ドリンク券など優待物に記載されている期限に従って使う形になります。
「毎年必ず使い切れるか」は人によって差が出るので、生活圏や使い方をイメージしてから狙うのが安心です。
会社情報

株式会社ピーエイは、もともとは求人情報の分野で成長してきた会社で、今は「人の働く」と「子育て」と「地域づくり」をまとめて支えるような事業に広げています。
本店は福島県の楢葉町にあり、東京にも本社機能を置いています。
仕事探しの分野では、Web求人メディアの運営や求人広告の取り扱いを行っています。
名前としては「ジョブポストWEB」のような求人サービスが中心で、地域の企業と働きたい人をつなぐ役割をしています。
また、グループ会社を通じて人材派遣や人材紹介も手がけています。
これは「人が足りない会社」と「仕事を探す人」を結びつける仕事で、景気の波はあっても社会の必要性が消えにくい分野です。
もう一つの柱が、こどもケアサポート事業です。
保育園や放課後等デイサービスなど、子どもを預かったり支援したりする施設の運営をしています。
子育て支援は、地域にとって「なくなると困る」サービスなので、長い目で見ると需要が続きやすい特徴があります。
さらに地域力創造事業として、自治体と連携しながら地域のにぎわいを作る取り組みも行っています。
空いている土地や施設を活かしたり、地域の課題を解決するプロジェクトを進めたりと、いわゆる「地域おこし」に近い仕事です。
このようにピーエイは、求人だけの会社ではなく、地域で暮らす人の生活に近いところにサービスを増やしている会社だと言えます。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
ピーエイを長期保有目線で見ると、いちばんのポイントは「事業が分散していて、急に一本足になりにくい」ところです。
求人や人材サービスは景気の影響を受けやすい面がありますが、子ども関連の事業は生活に近く、比較的ブレが小さくなりやすい傾向があります。
この組み合わせは、会社全体として見ると「良いときは伸びて、悪いときは支える」という形になりやすく、長期では安心材料になります。
次に、30年チャートの見え方です。
過去には大きな山があり、その後は長い調整を経て、足元は極端な過熱というより落ち着いたレンジで積み上げている形に見えます。
長期投資で大切なのは、短期の上下よりも「会社が続くこと」と「利益が出る形が保てること」なので、派手さよりも地力を評価したい場面です。
指標面は、株価に対して評価が高く見えやすい一方で、会社の規模が小さめなので、市場の雰囲気次第で評価が上下しやすい点には注意が必要です。
ただし、自己資本比率は「無理をしている危うさ」というより、サービス企業としては標準的な範囲で、極端に借金頼みの印象ではありません。
収益性(ROEなど)も一定の水準が見えており、「利益が出れば会社の体力に戻りやすい」タイプに見えます。
一方で、時価総額が小さい会社は、材料ひとつで株価が動きやすく、良いニュースでも悪いニュースでも振れが大きくなりがちです。
なので、長期保有なら「一度に大きく買う」より、決算や事業の進み方を見ながら分けて持つほうが相性は良いと思います。
総合するとピーエイは、超安定の大型株というより、地域・生活に近い事業を育てながら積み上げる中小型株です。
長期で狙うなら「売上や利益が積み上がる年が続くか」を確認しつつ、優待条件を満たせる人は還元もセットで取りにいく、という戦い方が現実的です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
ピーエイの優待は、結論から言うと「刺さる人にはかなり良いが、全員向けではない」タイプです。
理由はシンプルで、優待をもらうには1,000株以上が必要で、さらに1年以上の継続保有が条件になっているからです。
この条件があることで、短期の優待取りが入りにくくなり、会社としては「長く応援してくれる株主」を増やしたい意図がはっきりしています。
長期保有をする側からすると、これはメリットにもなります。
優待はAmazonギフト券が中心で、使い道に困りにくいのが強みです。
加えてドリンク券がつくので、会社が運営に関わる施設を体験してもらう「ファンづくり」の意味合いもあります。
そして重要なのが、優待の価値を株価に対して見たときの見え方です。
1,000株を前提にすると、優待の金額は合計でまとまった額になり、配当と合わせた総合利回りも形になりやすい設計です。
つまり「100株でもらえるおまけ」ではなく、ある程度しっかり株主になった人向けの還元だと言えます。
この手の優待は、長く続くかどうかが大事ですが、制度として継続保有を求めている以上、会社側も簡単にやめにくい面があります。
もちろん、業績や方針で変更の可能性はゼロではありませんが、「長期株主を増やしたい」という設計思想がある優待は、比較的継続の期待が持ちやすいです。
ただし注意点もあります。
ドリンク券は使える場所が限られるので、生活圏が遠い人は「実質Amazonギフト中心」と割り切ったほうが良いです。
また、1,000株は投資額としてはそれなりになるので、優待だけを理由に無理をするのはおすすめしません。
理想は「事業内容も理解した上で、優待が背中を押してくれる」状態です。
総合すると、ピーエイの優待は、長期で持つ前提の人にとってブレにくい保有理由を作ってくれる優待です。
条件を満たせるなら、配当と合わせてリターンの見通しを立てやすく、長期保有のモチベーションとしてはかなり優秀です。
総合評価
ピーエイ[4766]は、事業の分散と長期株主を意識した優待設計が噛み合っている銘柄です。
30年チャートで見ると、過去の山を経た後は落ち着いた値動きで、長期で「積み上げ」を狙う見方が合いやすい印象です。
特に、1,000株を1年以上保有できる人にとっては、優待が「持ち続ける理由」になりやすく、配当と合わせた総合リターンも組み立てやすいです。
一方で小型株なので、ニュースや業績のブレで株価が動きやすい点は前提として受け止め、買い方は分散するのが無難です。
条件が合うなら、長期保有の候補として前向きに検討できる、総合評価の銘柄です。

