山田再生系債権回収総合事務所[4351]は、債権の管理・回収を行うサービサーを中心に、企業再生支援や不動産関連のサービスも手がける会社です。
30年チャートでは、長い停滞を経て、近年は底を固めながら持ち直す流れが見えます。
株主優待は年2回のQUOカードで、使い道に困りにくい実用型です。
派手さよりも、配当と優待を受け取りながら、じっくり長期で構えたい人に向いた銘柄としてまとめます。
株式情報
| 山田再生系債権回収総合事務所[4351] | 東証S |
| 時価総額 35.04億円 |
株価 821 円
更新:2026年3月4日終値

30年チャートを掲載
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 24.46倍 | 1.04倍 | 58.1% | 2.11% | 0.00倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 3.66% | 1.22% | 2.44% | 6月・12月 | 82,100円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 実用型の優待(QUOカード)と、底堅く戻ってきた長期チャートの組み合わせが魅力です。事業は景気の波を受けやすい面もありますが、債権回収に加えて企業再生支援や不動産関連まで一括で対応できる体制を持ち、急に崩れにくい土台があります。配当は高配当ではないものの、優待を合わせると総合利回りはまずまずで、長期で「もらいながら待つ」投資に向いた銘柄です。 |
株主優待情報

山田再生系債権回収総合事務所では、6月末と12月末の株主を対象に、QUOカードがもらえる優待を行っています。
| 必要株数 | 優待内容 |
| 100株以上 | QUOカード 1,000円相当(年2回で年間2,000円相当) |
株主優待の内容
優待はQUOカードなので、コンビニやドラッグストアなどで使いやすく、家計の足しになりやすいのが良いところです。
100株でもらえる金額が明確で、内容が毎年ぶれにくい点も、長期保有の目線では安心材料になります。
また、株探の情報では、基準日6月末分は9月上旬ごろ、基準日12月末分は3月開催の定時株主総会後に送付される案内に同封される形とされています。
権利確定日と有効期限
権利確定月は6月末と12月末です。
株主名簿に載るためには、権利付き最終日までに株を持っている必要があります。
QUOカードは基本的に有効期限がないため、急いで使い切る必要が少なく、ゆっくり使えるのもメリットです。
会社情報

山田再生系債権回収総合事務所は、銀行や投資家などから引き受けた債権を、法律に沿って管理・回収する「サービサー業務」を中心にしている会社です。
ただ回収するだけではなく、債権を買い取る前に内容をよく調べて適正な値付けをする「デューデリジェンス」や、状況に合わせて回収方法を組み立てるような仕事も行います。
回収の場面では、相手と話し合いを重視しながら丁寧に進める姿勢を掲げていて、デリケートな案件にも柔軟に対応できる体制を整えています。
また、会社としてはサービサー以外にも、企業や事業を立て直す支援、不動産の整理や活用の提案、測量など、周辺分野のサービスも広げています。
これは「債権」と「不動産」がセットになりやすい現場で、権利関係の整理や価値の見直しまでまとめて扱えるようにするためです。
グループ内に信託や登記などの専門機能もあり、ワンストップでサービスを出しやすい点が強みになります。
イメージとしては、金融の世界の“後片付け”をする会社というより、難しい案件を整理して社会に戻すための裏方に近い存在です。
景気が良いときは不良債権が減りやすく、逆に景気が悪いと増えやすいので、仕事量は世の中の空気に左右される面があります。
その分、波に備えて仕事の幅を持っていることが、会社の安定につながるポイントになります。
中学生向けに一言でいうと、「お金や不動産のややこしい問題を、法律と専門知識で整理して解決に近づける会社」です。
編集部からのおすすめ情報
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株式情報にみる分析
山田再生系債権回収総合事務所を長期目線で見ると、「急成長でどんどん上がる株」というより、底を固めながらじわじわ戻る可能性を狙う株という位置づけになります。
30年チャートでは、昔の高値から大きく下げたあと、長い期間で低いところを横ばいにしてきました。
そして近年は、急騰ではなく「ゆっくり持ち直す」動きが目立ち、下げても戻ってくるような粘りが出ています。
このタイプの銘柄は、短期の上下を追いかけるより、景気の波をまたぎながら数年単位で持つほうがリズムに合いやすいです。
事業面では、債権の回収や企業再生、不動産の整理といった「問題を整理して解決する」仕事が中心なので、世の中が荒れる局面ではニーズが増えやすい一方、景気が良い時期は伸びがゆるくなることもあります。
つまり、ずっと追い風が吹き続ける業種ではなく、景気の山と谷のどちらでも一定の役割がある業種です。
財務の見え方としては、自己資本比率が高めで、急に資金繰りが苦しくなる雰囲気は出にくいです。
一方で、ROEは高い水準ではないので、「効率よく稼いでガンガン成長する」より、堅実に回して崩れにくくする色が強いと見ます。
株価指標では割高・割安を一つで決め切れませんが、少なくとも“超割安で放置”という雰囲気ではなく、一定の評価を受けている状態です。
そのため、買い方としては「一気に大きく勝つ」より、押したところを拾って、配当と優待を受け取りながら待つほうが成功しやすいと思います。
流動性(出来高の厚み)は大型株ほど強くないので、長期で持つなら「売りたい日に必ず高く売れる」より、「慌てずに構えられる金額で持つ」という距離感が大事です。
まとめると、山田債権は派手さはないけれど、長期チャートが落ち着き、事業の幅もあるタイプです。
短期の値動きよりも、景気循環の中で役割が残りやすい点と、財務の安定感を評価して、長期保有の候補に入れるのが良いと思います。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
優待の視点で見ると、山田債権はかなりわかりやすい部類です。
理由はシンプルで、優待がQUOカードだからです。
食事券や自社商品だと「使える人・使えない人」が分かれますが、QUOカードはコンビニなどで使えるので、生活の中で自然に消化できます。
長期保有で優待を活用する人にとって、ここはかなり大きいポイントです。
さらに年2回(6月と12月)に分かれているので、「もらえる楽しみ」が1年で2回あるのも地味にうれしいところです。
優待は100株で年間2,000円相当と、超高額ではありません。
ただし株価水準が高すぎないため、優待利回りとしては体感でそこそこ効きます。
こういう優待は、毎年きちんと続くことが何より大事で、内容が派手でも改悪されると一気に魅力が落ちます。
その点、QUOカード型は会社側の運用が比較的シンプルで、優待内容のブレが小さくなりやすいです。
長期保有優遇がないのは少し惜しいですが、逆に言えば「保有年数の条件に振り回されない」ので、優待目当てで持つ人にとっては管理が楽です。
また、QUOカードは有効期限が実質ないため、忙しい時期があっても焦らなくていいのが長期向きです。
優待は“おまけ”ではありますが、実用型だと毎年の満足度が高く、結果的にホールドの支えになります。
株価が横ばいでも、「配当+優待で取り返す」という感覚が持てるので、精神的にもブレにくいです。
注意点としては、優待は制度変更がゼロではないことです。
ただ、現状は金額も極端ではなく、会社にとって負担が重すぎる形ではないため、急な廃止リスクは相対的に低めと見ています。
まとめると、山田債権の優待は「高級感」より「実用性」で勝負する優待です。
長期でコツコツ持って、日々の買い物で使いながら投資を続けたい人には、かなり相性が良いと感じます。
総合評価
株式情報の面では、長期チャートが落ち着いてきたことと、財務の安定感が見えやすい点を評価できます。
優待の面では、年2回のQUOカードという実用性が、長期保有を続けるモチベーションになりやすいです。
一方で、急成長株のような派手な上昇を期待する銘柄ではないので、買い方は「焦らず、欲張りすぎず」が合います。
総合すると、山田債権は“もらいながら待てる”タイプの長期保有向け銘柄として、評価はが妥当だと考えます。
ポートフォリオの中で「守り寄りの一枠」として入れると、ちょうど良いバランスになりやすいでしょう。
