Sun Asterisk[4053]は、企業の新規事業やDXを「企画から開発・運用まで」まとめて支えるデジタル・クリエイティブ企業です。
ざっくり言うと、企業が作りたいサービスやアプリを、デザイナーとエンジニアのチームで一緒に作っていく会社です。
一方で株価は、10年チャートで見ると高値から下げたあと、戻りが弱く、長い調整が続いている形に見えます。
なので「大きく値上がりしそうだから買う」というより、事業の強みと財務の安定感を見ながら、長期でじっくり付き合う銘柄です。
株主優待はプレミアム優待倶楽部型で、条件はやや大きめですが、使い方次第では満足度が出やすいタイプです。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 19.22倍 | 1.60倍 | 73.7% | 10.34% | 2.98倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 1.93% | 0.00% | 1.93% | 12月 | 258,600円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 財務は強い一方で、株価は長い調整局面が続いており、買い方に工夫がいる銘柄です。自己資本比率が高く倒れにくい雰囲気はあるものの、事業は景気や投資マインドの影響を受けやすく、短期での回復シナリオを決め打ちしにくいのが正直なところです。優待は実用性が高い反面、必要株数が大きめなので「優待目的での入り口」は人を選びます。長期目線で、事業の戻りと優待をセットで評価できる人向けの中立評価といえます。 |
株主優待情報

Sun Asteriskの株主優待は、「Sun Asterisk プレミアム優待倶楽部」で使える優待ポイントがもらえるタイプです。
ポイントは1ポイント≒1円として、サイト内のグルメや家電、体験ギフトなどと交換できます。
さらに他社のプレミアム優待倶楽部のポイントと合算できる「WILLsCoin」に交換できるのも特徴です。
株主優待の内容
| 優待ポイント(1ポイント≒1円) | ||
| 保有株数 | 1年未満 | 1年以上(長期優遇) |
| 600株以上 | 5,000pt | 6,000pt |
| 900株以上 | 10,000pt | 12,000pt |
| 1,000株以上 | 15,000pt | 18,000pt |
| 2,000株以上 | 40,000pt | 45,000pt |
| 3,000株以上 | 80,000pt | 85,000pt |
優待は単元株(100株)ではなく、600株からがスタートなので、最初のハードルは少し高めです。
ただ、ポイント型なので「お米」「肉」「スイーツ」「家電」などに振り分けやすく、家族がいる人ほど使い勝手は良いです。
またポイントは繰り越しでき、最大2年間有効とされています。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月です。
優待を受け取るには、12月の権利付き最終日までに株を買って、権利確定日に株主名簿に載っている必要があります。
優待ポイントは繰り越しでき、最大2年間有効と案内されています。
長期優遇(1年以上)の上乗せ分は、最短で2026年12月権利分から対象になる、という扱いになっています。
会社情報

Sun Asteriskは、企業の新規事業やDXを支える会社です。
わかりやすく言うと、会社が「新しいサービスを作りたい」と思ったときに、企画づくりからデザイン、システム開発、運用までをチームで一緒に進める仕事です。
公式の説明では、テックとデザインとビジネスの専門チームで、価値創造のための最適なチームを作る、という考え方を大事にしています。
2013年に設立され、グループ全体で約2,000人規模とされています。
働く人が多い理由は、開発が人の手で進む仕事だからです。
店舗ビジネスのように「何店舗ある」という会社ではなく、プロジェクト単位で企業の課題を解決していくタイプなので、店舗数という概念は基本的にありません。
サービスの呼び方としては、大きく「クリエイティブ&エンジニアリング」と「タレントプラットフォーム」の2つの考え方が軸にあります。
前者は、企業と一緒に事業やプロダクトを作る支援で、後者は、IT人材の発掘・育成・紹介といった人材面の支援です。
また運用や開発の効率を上げるための支援として、Dev*Opsやクラウド支援、UI/UX診断、セキュリティ系の診断なども掲げています。
つまり「作る」「伸ばす」「回す」「安全にする」まで、企業のデジタル活動をまとめて支えるイメージです。
こういう会社は景気が良いときに仕事が増えやすい反面、企業が投資を控える局面ではブレーキがかかりやすい特徴もあります。
それでも、自己資本比率が高いなど財務は比較的しっかりしていて、無理な借金で拡大するタイプではない点は、長期で見ると安心材料になりやすいです。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
この銘柄を長期目線で見ると、いちばんのポイントは「会社は倒れにくい形をしているけど、株価が上がる道筋は簡単ではない」というところです。
まず良い面から言うと、自己資本比率が高く、会社の体力は強めです。
借金だらけでギリギリ回している会社より、こういうタイプは不景気の波を受けても生き残りやすいです。
長期保有では「途中で失速しても会社が残るか」がとても大事なので、この点は素直に評価できます。
一方で、事業の性質としては、顧客企業の投資意欲に左右されやすいです。
企業が攻めに出る局面では、DXや新規事業の相談が増えやすいのですが、景気が悪いと「まずはコストを抑えよう」となりやすい分野でもあります。
この「景気の波」を受けることが、株価が安定しにくい理由になりやすいです。
添付の10年チャートを見ると、上場後の高値を付けたあとに大きく下げて、戻りが弱い状態が長く続いています。
この形は、市場が「成長ストーリー」に強くお金を入れていた時期から、現実的な利益や継続性を重視する時期に変わった影響を受けた可能性があります。
つまり、会社がすぐ悪いというより、株を取り巻く空気が変わったときに評価が落ちやすいタイプです。
さらに、信用倍率は極端に高いわけではないものの、株価が弱い局面では「戻り売り」が出やすく、上に重くなりやすいことがあります。
長期投資家としての現実的な作戦は、「割安だから全力で買う」ではなく、時間を分けて少しずつ集めることです。
会社の体力はあるので、焦って一括で勝負するより、業績の底打ちや受注の回復など、会社の雰囲気が良くなるのを確認しながら買うほうが相性が良いです。
また、今の株価水準だと時価総額はそれほど大きくなく、良い材料が出たときは見直し買いが入りやすい面もあります。
ただし「材料が出れば上がる」を前提にすると短期投資になってしまうので、長期では“会社が積み上げる実力”を見ていくのが基本です。
総合すると、長期保有のおすすめ度は中立寄りです。
財務の安心感はあるものの、株価が右肩上がりになりやすい形ではないので、買うなら“自分の中のルール”を決めて、無理のない範囲で持つのが向いています。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
優待面から見ると、Sun Asteriskは「刺さる人には強い」タイプです。
プレミアム優待倶楽部型なので、食品や日用品、家電、体験ギフトなど、選べる幅がとても広いです。
現金みたいに使えるわけではありませんが、家計の置き換えに使いやすく、毎年の楽しみにもしやすいのが良いところです。
さらにWILLsCoinに交換すれば、同じ仕組みの他社とポイントを合算できるので、ポイントをまとめて大きな商品に寄せることもできます。
この「合算できる」は、優待を続ける人ほど地味に効いてきます。
一方で注意点もはっきりしていて、優待がもらえるのは600株からです。
株価水準が低めでも、必要株数が大きいぶん、まとまった投資額になります。
つまり「とりあえず100株で優待を楽しむ」という入り方はできません。
この時点で、優待目的の初心者には少しハードルが高いです。
ただ、利回りだけで見ると、配当がほぼ無い年でも優待利回りが組める点は魅力です。
優待がポイント型なので、受け取った側が「本当に欲しいもの」に寄せられて、満足度が落ちにくいのも長所です。
それに、長期保有の上乗せ(1年以上)がある設計なので、会社としても「長く持ってね」というメッセージがわかりやすいです。
長期投資の考え方と、優待の設計が噛み合っているのは評価できます。
そしてポイントは最大2年有効とされているので、急いで交換しなくても、少し貯めてから狙った商品にする作戦も取りやすいです。
総合すると、優待だけで見る投資おすすめ度は「中の上」です。
ただし前提として、600株を無理なく持てる資金計画がある人に限ります。
無理して買うと、株価が弱い局面で気持ちが折れやすいので、余裕資金で“優待を楽しみながら待てる人”が向いています。
総括
Sun Asteriskは、会社の体力は強めなのに、株価は長い調整が続いている、ちょっと難しいタイプの銘柄です。
だからこそ、短期の上げ下げで勝負するより、長期目線で「事業が戻るまで待てるか」が重要になります。
優待はプレミアム優待倶楽部型で、交換先が幅広く、使い方次第で満足度が高いのは魅力です。
一方で600株からという条件があるので、誰にでもおすすめ、とは言いにくいです。
総合評価2.5は「ダメではないが、買い方と目的がはっきりしていないと続かない」というニュアンスです。
優待を楽しみつつ、事業の回復を長期で待つ、というスタイルがハマる人なら、面白い保有銘柄になりえます。

